不動産屋が家の状態をチェックしに来る(写真も撮る)定期インスペクションを前にした我が家に、大量の持ち物を持って来て、片付けもせずにぐちゃぐちゃのままにしているうちの娘に、私は非常にイライラしていました。
でも、片付けをしろと強く言えずにいたのは、娘がどれだけ忙しいかを見ていたからです。
臨床心理士の娘は、週3日は司法心理事務所で働き、2〜3日は心理クリニックで働いています。週2日はパートタイムでクラヴ・マガのインストラクターもしています。これに加えて、この土日はアルバイトです。毎年やっているんですけど、旧正月を祝うイベントでお料理デモンストレーションのアシスタントをしているのです。
さらに、週1日はスーパーから廃棄する予定の食品をもらって来てチャリティー団体に届けるボランティアもしていますから、超過密スケジュールなのですよ。おまけに、先週は風邪を引いて具合が悪かったですし、片付けをする時間が無いのも分かるんです。
それでも昨日は、仕事が午後からだと言うので衣類の分類を頼みました。着ることがない古い服がたくさんあるので、廃棄するものとチャリティーショップに寄付するものを分類してもらって荷物を減らしたかったんです。
ところが、昨日はあまりに蒸し暑くて、うちの娘はそういう天気だとすぐに汗疹のような痒い赤い湿疹が出るので、長続きしませんでした。結局、片付けは私がしましたよ。まだ終わっていませんけど、インスペクションまでには片付くでしょう。
常にバタバタと忙しそうな娘ですけど、臨床心理士としての仕事は頑張っていますし、誰かの助けになっているんだなと分かることもあります。
仕事の性質上、守秘義務というのがありますから、詳しいことは教えてくれませんが、先日ある若い女性のクライアントからもらった手紙を見せてくれたんです。まだ10代の女性だそうです。いかにも10代の女の子が使いそうな便箋に書かれていました。
うちの娘のおかげで自分の人生に希望が持てるようになったという感謝が綴られていました。
この女性は、まだ中学生だった頃に、親が決めた結婚を強制されて、親の出身国にいる男のもとに行かされることが決まったそうなんです。中学生ですよ。外国にいる見ず知らずの男に嫁がされるなんて、恐怖でしか無いでしょう。
希望を失い、うつ状態になり、自殺しようとしたそうです。どういう経緯で助けられ、心理カウンセリングを受けることになったのかは知りませんけど、その子にカウンセリングをすることになったのがうちの娘だったのです。
この女性は、自立して自分が望む人生を生きて行くんだと前向きに頑張っています。その手紙は、娘が臨床心理士になってクライアントからもらった最初の手紙なので、一生の宝物になると言っていました。
トラウマになるような出来事、家庭環境や暴力、事故や犯罪被害など、様々な問題により心の病気になってしまった人々を助ける仕事をしているわけですが、そういう仕事をしている娘もまたカウンセリングを受けているんです。
ちょっと頑張り過ぎじゃあないかと、時々心配になります。
片付けくらい私がしてやるべきかなとも思いました。ハウスシッターや間借り暮らしを早く止めてもらいたいです。自分のアパートを借りて、安定した暮らしをして欲しいと願っています。
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