2019年7月6日

歯が痛いだって?

本ブログ上で度々話題にしておりますのが、オーストラリアの歯科医療。メディケアと呼ばれる公費で医療費の一部を負担する制度では、歯科医療費はカバーされないのです。

公共の歯科医療制度がないわけではありません。経済的に恵まれない家庭や高齢者、アボリジニや移民の皆さんなど、公共の歯科医療機関で治療が受けられる方々もいます。

うちの家族も、食べていけないほど経済的に困窮していた頃、Centrelink で生活保護のような給付金を頂いていたのですが、同時にヘルスケアカード(Health Care Card)というものももらいました。

このヘルスケアカードを持っていると、公共の歯科医療機関で治療を受けられます。負担額もわずかです。

しかし、ある程度の収入があるとヘルスケアカードはすぐに無効にされてしまいます。

つまるところ、

オーストラリアでは、経済的にものすごく困窮している人と高齢者とアボリジニと移民と、経済的にゆとりがあって民間の医療保険に加入している人、それら以外の大多数の人々にとって、歯科医療は高額すぎて歯の治療は受けづらいものだということです。

実際には、受けづらいと言うよりも受けられないに近いです。

先日は、虫歯ができて痛くてたまらず、しかし歯医者へ行くお金がなく、ある日あまりの激痛に耐えられなくなり、自分でその歯をペンチで抜いた男性が、救急で運ばれたというニュースを聞きました。

歯医者さんに行くと、ちょっと診てもらうだけで200ドルくらいかかります。200ドルって、2万円という感覚ですよ。治療が必要になると治療には最低ウン万円はかかります。

うちの息子が親知らずを四本抜いた時には、合計5000ドル位かかりましたし、私の上前歯2本の歯根治療と新しい歯冠には、合計7000ドル以上かかりました。

ということで、

歯医者にはよほどの理由がなければ行かないわけですが、

うちの娘が歯が痛いと言うんです。昨晩は、痛みが酷くて夜中に目が覚めたと言うんですよ。

親知らずが出てきているんですって!

親知らずか、息子の時は5000ドルだったな。

お母さん、

海外旅行を夢見ている場合じゃありません!


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