引きこもる暮らしは、ある意味ラクではあるけれども、大きな危険を含んでいるというのは、心理学を学ぶ大学生のうちの娘は重々承知しておりまして。
家の中で本を読んでいる分には、パニック発作の心配がないので、第2セメスターが始まるまでは家に引きこもって気楽に過ごしていたいという誘惑はあるのでしょう。
しかし、その場合、家を出なければならない時が近づくと不安が上昇するのは当たり前。そして、いよいよ外出しなくてはならなくなった時の、つまり大学に行かなくちゃあいけない日が来た時の、不安発作が起きる確率は高くなるというのは、経験からも学習からも十分に理解しているわけでして。
そこで先日、私が食品の買い物に行くのについて来ました。
娘がスーパーへの買い物について来たのは何ヶ月ぶりでした。
前日から心の準備をし、家を出る前にも準備をし、何度も何度もおトイレに行き、スーパーに着いてすぐにおトイレに行き、途中様子がおかしくなったりもしましたけど、無事に買い物を一緒にすることができました。
おトイレというのはですね、娘の不安というのが「おトイレに行きたくなった時に行くことができない状況になる不安」というのと強く結びついているのです。
一時はすっかり良くなっていたんですけど、一人でクイーンズランドに住む友人を訪ねる旅行を決行した際のトラブル連発でストレスがマックスになってしまい、その後は症状が悪化し続けました。
本人によると、ずっと家に引きこもるという習慣は危険なので、自ら認知行動療法を心がける予定だそうです。
うちの息子は、ほぼ引きこもり暮らしなんですけど、いつか自立する時が来るんだろうかと、こちらはお母さんのほうが不安マックスになっています。
そう言う私も、引きこもりに近い暮らしなんだし、うちの息子や娘が今のようになった元々の原因は私や夫にあるのだろうとも思います。娘が言うように、悪い影響を及ぼす習慣というのはいけません。
毎日寒くて雨ばかり降る、こういう天気もメンタルに影響します。かつては、こういう陰鬱な天気の日には寝込んだりしていましたけど、現在は寝込んだりもしないし、ちゃんと家事もできるし、仕事もできるし、必要なら家から出られるし、電話にも出られるんですから、随分マシではあるんですよ。
夫の躁うつも最近は安定しているし。
家族全員、メンタルの不具合はあっても身体そのものは健康で、食欲旺盛なのを通り越しているくらいですからね、大丈夫大丈夫!
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