被害者は高齢者ばかりです。手口は常に同じとは限りませんが、多いのは税務局からの警告という筋書きで、不支払い分の税金を至急に支払わなければ、訴追される、あるいは警察官が家に来て逮捕される、あるいは住宅を没収されるなどと脅し、送金を要求したりクレジットカードの番号を聞き出そうとします。
電話で他人にクレジットカードの番号を教えるのは危険だと分かっていても、税務局から訴えられるとか逮捕されるとか脅されると、パニックになる人がいるんですよね。
クレジットカードの番号は教えられないと拒否すると、iTuneギフトカードでの支払いを勧められるのだそうです。
あのねえ、皆さん、
どこの国の税務局も税金を iTuneギフトカードで支払わせたりしません!
それでも、こんな詐欺に引っかかり、ウン千ドル分のも iTuneギフトカードを購入して電話でギフトカードの番号を教えさせられたという被害者が何人もいらっしゃるそうな。信じられないけど本当です。
時には、あまりに大量の iTuneギフトカード購入しようとするお客の話を聞いて店員が警察を呼び、詐欺に引っかからずにすんだというケースもあるんですって。
消費者をだます詐欺商法の悪意のレベルもいろいろです。
例えば、AAMI という保険会社が請求書そっくりの広告を郵便で送りつける手口で、顧客獲得を企んでいるというニュースがありました。請求書ですからね、内容をよく確認せずに支払ったりすると、その保険に入ったことになっちゃうわけです。
AAMIという保険会社には要注意!
また、これはオーストラリアでは有名な話ですが、鎮痛薬「ニューロフェン(Nurofen)」というのを販売していた会社が、4種類の痛みに特化した鎮痛薬「ニューロフェン」を販売していたんですが、実は全く同じ薬だったということが分かり、6ミリオンドルもの罰金を食らったうえ、消費者から集団訴訟を起こされて3.5ミリオンドルの支払いに合意したというニュースもありましたね。
こっちの方は、ちゃんと罰を受けて良かったわ。
4種類の鎮痛薬、中身は全部同じ薬 |
詐欺商法なんかに引っかからないように注意しましょうね。
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