夫が転職して勤め始めたツールショップは、明日の火曜日が開店日です。今日はその前日。最後の準備に追われる従業員の姿を想像するところですが、本日、店内に従業員の姿はありませんでした。
今日は「女王誕生日」という祝日だったのです。
「オーストラリアに女王がいるの?」とお思いでしょうが、いるんですよ。英国のエリザベス女王です。オーストラリアは独立国ですがイギリス連邦に属し、イギリス連邦の元首であるエリザベス女王を国家元首として戴く立憲君主国という変な事になっているのです。
ちなみに、エリザベス女王の誕生日は今日ではありません。本当の誕生日は4月21日なのに、オーストラリアでは6月の第2月曜日が「女王誕生日」で、この連休が毎年スキーシーズンの幕開けという事になっています。
それはともかく...
祝日である日に従業員を働かせることはオーストラリアでは非常に困難で、従業員には休む権利があるので、やむ終えない理由で祝日に働いていただくには、従業員の同意があったにしても通常の3倍の賃金を払わなければいけないんですって。
ですから、夫の勤めるツールショップでは、まだまだ全然準備が終わっていないというのに、従業員の姿はなかったのです。
若いマネージャーのウィル君と開店準備工事の責任者である親方のピーターさん、この二人だけが早朝からもうそりゃあ必死になって働いていたのです。
しかし、準備がとてもじゃないけど間に合わない!
特に、棚に並べられた商品の価格ラベルがまだ取り付けられていない所がたくさんあり過ぎる、しかし手が回らない!
助けて〜!
ということでですね、土曜日に価格ラベルの取り付けを手伝って仕事が分かっている私が呼ばれたわけです。
昼前に私の様子を見に来たうちの夫は、結局そのまま手伝う羽目になり、私たち夫婦は夜まで出来るだけのことはしたのですけど、ウィル君と親方のピーターさんもヘトヘトになるまで頑張りましたけど、準備はまだできていません。(汗)
私は、商品の準備が出来ていないことはもちろんのこと、汚い床やゴミの溜まったゴミ箱や入るのに勇気の必要なおトイレなどが非常に気になるのだけど、もう遅い!
任された価格ラベルの取り付けだって、まだまだいっぱい残っているのに、それを止めてお掃除をしましょうかと言うわけにもいかず、無念です!
ウィル君と親方は、明日の朝5時から来て片付けや掃除をするとか言っていましたが、こういうのを見て見ぬふりが出来ない私は、明日も価格ラベル取り付けのお手伝いに行くことにしました。
もちろん、マネージャーのウィル君が「来てくれると助かります」と言うから行くんですけどね、賃金欲しさというよりも使命感みたいなものですよ。それに、やりかけた仕事は最後までやり遂げたいし。
それにしもて、ウィル君と親方の身体が心配になる私です。ウィル君はシドニーからの引っ越しというのもあったらしいし、親方はここ4週間モーテル住まいで休み無しで働いているんですって。しかも毎日早朝から晩まで。
そして、店のオーナーはシドニーから店内のセキュリティーカメラを通してずっと監視していると言うんだから...。
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