2017年6月4日

頭痛とパニック発作

実は昨日は大変でした。

私は、前日から続く頭痛のため、鎮痛薬パナドールを服用し続けて何とか動いていたわけですが、外出などはしたくなかったのです。

ところが、うちの娘が駅まで送ってくれと...。

パニック障害を克服し、大学にも一人で通学できるようになった娘ですが、来週月曜日から始まる第1セメスターの試験が、メルボルン大学ではなくメルボルン大学から歩いて10分ほどのところにあるロイヤル・エクシビション・ビルディング(Royal Exhibition Building)で行われるのだそうです。

一人で行ったことのない場所に、初めて、しかも試験第1日目に行かなくてはならないということが、非常に強い不安を引き起こしている様子で、ロイヤル・エクシビション・ビルディングまで行く練習をしたいから駅まで送ってくれというのでした。

ロイヤル・エクシビション・ビルディングは、メルボルンのパーラメント駅で降りれば、そこから歩いてすぐです。200メートルも歩けば見えてきますから、迷うこともありません。

しかし、これが娘には出来ないのですよ。

パーラメント駅は、使ったことがない駅ですからね。知らない場所に行くことは、不安が強くて無理なんだそうです。ですから、毎日使っているメルボルン・セントラル駅まで行って、そこから歩いて行くと言うのです。

「アンタねえ、駅には慣れていても、そこから知らない道を歩かなくちゃあいけないのよ」
「しかも、メルボルン・セントラル駅からだと結構な距離があるのよ」

お母さんは、グーグル地図を駆使して、メルボルン・セントラル駅からメルボルン大学へ行くトラムで、できるだけ近くまで行ってから、そこから歩くという方法を教えました。それなら何とかやれるというのだけど、最も簡単で早く行けるパーラメント駅を利用する方法は、どうしても出来ないというのでした。

一緒に行ってやればよかったけど、お母さんは頭痛がひどくて。

娘を駅に連れて行き、家に帰る途中、頭痛にハアハア喘ぎながらスーパーでミルクを買っていたら、電話にメッセージが届きました。

「とても出来ません、家に帰りたい」
「お母さ〜ん」
「迎えに来てくれる?」

パニック障害再発か!

と愕然としたんですが、電話をしてよくよく話を聞いてみると、この週末は工事のためにボックスヒル駅とメルボルンの間で電車が運行されておらず、代わりのバスが運行されていたのです。

ボックスヒル駅でバスに乗り換えるって一体どこでどうやって乗り換えるの、バスは知らない場所や知らない道を通るし、しかも乗ったことのないバスに長時間閉じ込められる...

これは、難しいでしょうね。

結局、頭痛に喘ぎながら再び駅に戻りまして、娘を家に連れて帰ったのです。

工事は週末と夜間だけで、月曜日からの試験には影響がないようですが、試験会場のロイヤル・エクシビション・ビルディングへ行く練習ができなかったために、非常に緊張している娘です。

お母さんが一緒について行ってあげると言っているのですが、一人で行くと言い張っています。しかも、朝6時に家を出ると言っています。6時に家を出たら、試験会場のロイヤル・エクシビション・ビルディングには、7時前には着いてしまいますよ。それで精神的に落ち着けるのならいいですけど。

いろいろ大変です。

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