2016年2月23日

非定型うつ病

年末に仕事を辞めてしまって以来、意欲的な社会奉仕活動とビデオ視聴と昼寝の日々が2ヶ月続いている我が夫ですが、就職活動は一切行わず、そのことを話題にすると怒ってますますビデオ視聴三昧のカウチポテトと化すので、毎日それを見ている私は呆れるやら腹が立つやら。

先日、やっとこれは双極性障害の症状なのだと、夫は病気なのだと理解した後も、

「うつ期なのになんでこんなに元気よく森林火災啓発活動や家庭内暴力に関する活動に取り組めるわけ?」

と、納得いかなかった私でした。

そこで、またいろいろ調べてみたら、双極性障害の患者の「うつ」は、「非定型うつ病」である場合が多いということを知りました。これ、最近日本では「新型うつ病(正式名称ではない)」として知られているものらしいです。

「非定型うつ病」の特徴に、うれしいことがあると気分が改善するという点があります。「通常のうつ病」ではありえないことです。

さらに、次のような特長が多く見られるそうです。
  • 自分の好きなことはほぼ支障なくできる
  • 過眠
  • 過食傾向とそれによる著しい体重増加
  • 手足の鈍重感
  • 拒絶に対する過敏性
どれも夫に当てはまっています。

また、「新型うつ病」関係のサイトを読むと、自己愛が強く自分に自信がある、自分の不調は他人や環境に原因があると思う、他人を非難したり相手に対して攻撃的になる時があるなどとも書かれています。

さまざまなものに対する依存度が増す点も注目すべき特徴で、ストレスから逃避する手段として睡眠に逃げ込んだりするのと同様に、飲酒、喫煙、薬物、ギャンブルなどに依存して現実逃避してしまうケースも少なくないのだそうです。2ヶ月もビデオを見続けているのも現実逃避か。

そして、怖いのは「非定型うつ病」は慢性化することで、好きなことをしていれば気分も落ち着き、病気は治ったかに見えても、仕事復帰で一瞬にして以前と同じ状態になることもあるんですって。

夫は双極性障害ですから「うつ期」の後には「躁期」がやって来るのですが(これが心配)、かつて20代の若い頃にパニック障害の治療で飲み始めた薬を今も飲み続けていますけど、やはりここで再度しっかりと医者と治療のあり方を相談し直し、カウンセリングを受けてトラウマに対する治療もしなくてはならないだろうと思います。

問題はね、医者はともかくカウンセリングというのは費用がかかるんですよ。収入が途絶えている我が家の経済状態では、どこまでやれるかわかりません。

でも、このままでは将来が見えないからな。

義両親の援助を頼むしか無いかもしれません。


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