2012年8月2日

ウチムラ・ザ・レジェンド!

国民の批判が届いたのか、チャンネル9が競泳以外の競技や他国選手の活躍ぶりも報道し始めた。

今朝、いつものようにキッチンのテレビでチャンネル9のオリンピック放送を見ながら、夫と子ども達のランチを作っていると、ずっと見たかった体操の映像が映った。

レポーターがカメラに向かって言う。

「体操男子の個人総合が行われていますが、今日ここで誰もが話題にする選手の名前は「ウチムラ」。日本の選手です。ごらんのように日本から大応援団がやってきています。」

おおっ!

思わずテレビの前に駆け寄る。

内村選手は、世界選手権の個人総合チャンピオン。体操界において、誰も疑うことのない世界のトップ選手であり、「ザ・レジェンド」であると紹介するレポーター。

ザ・レジェンド、すなわち伝説的選手!

いいぞ!チャンネル9!

個人戦にただ一人出場しているオーストラリア選手と、メダル争いをしているドイツ選手の床演技および日本の田中選手の失敗演技(床とあん馬)を含め、内村選手の全種目の演技を放送した。コマーシャルをはさみ結構な時間をかけて体操の映像(というかほとんど内村選手の演技)を映すチャンネル9!なかなかよろしい!

見ることができないだろうとあきらめていたので、興奮する私!

スポーツに興味の無い息子のカイや娘のサチもやってきて、内村選手の演技を見る。

つり輪の演技では、「ひええっ、人間があんなことできるのか!」と、びっくり仰天する子ども達。十字懸垂や水平支持を見て驚いているのだ。

そして、最後に、レポーターはオーストラリア選手にインタビューしたのだが、その質問というのが、「ザ・レジェンド(内村選手のこと)と同じ舞台で競技している気持ちはどうですか?」というものであった。

「彼(内村選手のこと)は、素晴らしい能力を持った特別な選手です。僕は本当に尊敬していますし、オーストラリアとオーストラリア男子チームを代表して、彼のような選手と同じ場所でこうして演技できることに感激しています。」と、応えるオーストラリア選手。

体操に関する放送は、そのインタビューで終わった。「レジェンド・ウチムラ」が見事金メダルを取ったとは言わなかった(と思った)ので、インターネットでニュースをチェックすると、ああ...金メダルを手に微笑む内村選手の写真が!

やった!よかったぁ!

金メダルの内村選手
団体戦でミスを連発したのは、やっぱり相当なプレッシャーがあったのだろうなと思う。オーストラリア競泳界のホープ、マグヌスン選手のようにね。

マグヌスン選手は、今朝早朝(メルボルン時間)に行われた100M自由形決勝で、彼本来の見事な泳ぎを見せたのだけれど、0.01秒の差でアメリカ選手に破れ銀メダルに終わった。映像ではマグヌソン選手の方が早く手をついたようにも見えたのですが。0.01秒なんて、どれだけの差なんだか...。

「マグヌスン、金メダルの夢終わる!」なんて、新聞にまたまたセンセーショナルに書かれていたけど、注目選手はいろいろ大変です。

しかしまあ、チャンネル9は、この調子でどんどんマイナーな競技も他国選手の活躍ぶりも取り上げて、オリンピック放送を充実させていってもらいたいものです。


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