2026年3月4日

ADHDという発達障害

ADHD(注意欠如・多動症)とか自閉スペクトラム症などの発達障害は、今でこそ知られるようになりましたが、私が小学校の先生をしていた頃には、ほとんど知られていませんでした。

今思うと、あの生徒はADHDだったなとか自閉スペクトラム症のアスペルガー症候群だったのだろうと気づかされます。経験の浅い若い教師でしたが、もっと違ったやり方で指導できたのにと思うことがあります。

ADHD(注意欠如・多動症)という障害の特徴は、その名前の通り「注意欠如」(忘れ物をする、物をよく失くす、不注意ミス、気が散りやすい、集中力が長続きしないなど)と、「多動性」(落ち着きがない、じっとしているのが苦手、思いつきてすぐ行動したり発言したりする、待つことが苦手など)ですが、「整理整頓が苦手、片付けられない」という特徴もあるんですよ。

「物」を整理整頓するのが苦手なだけではなくて、仕事や勉強などの「すること」を整理整頓して、期限までに終わらせるために順序立てて取り組むというのも苦手なのです。

程度の差もあるでしょうが、こういう特徴を持っている人は多いと思います。しかし、ADHDと診断される人は、大人になって仕事や人間関係などが複雑になってから適応が困難になります。日常生活に支障をきたすようになれば、治療が必要なわけです。

仕事での失敗が続いたり人間関係でトラブルが生じたりすると気持ちが落ち込み、自信や意欲を失いますから、ADHDの傾向がある人は不安障害やうつ病などの精神的な病気を抱えていることも多いそうですよ。


私はね、前々からうちの夫はADHDの傾向があると思っていたんです。特徴を読んでいくと「当たってる!当たってる!当たってる!」の連続なんですもの。

よく物を失くす子供とかよく忘れ物をする子供というのはいますけどね、もういい歳のおじさんになっているのに、しょっちゅう物を失くして探し物をしていますし、よく忘れ物をします。携帯電話や弁当を忘れて仕事に行きますから、仕事に出かける時には「財布・携帯・鍵・眼鏡・弁当」の決まり文句を言うようにしているわけです。

片付けや整理整頓は、苦手というレベルではありません。出来ないわけじゃあないんですけど、面倒なことを後回しにする傾向が非常に強いですから、本当に最後の最後まで先延ばしにするので、その間にどんどん散らかって自分の力ではどうにもならない状態にまで悪化するのです。

以前住んでいた家の広いガレージは完全なごみ屋敷状態になってしまったんですが、片付けようという意欲も出て来ないらしくて、集中力も忍耐力も足りませんから、結局は他人の助けが必要でした。

怠けているというよりも何か別の問題だと私は思っていたんですが、ADHDのことを知って「これだな」と思ったわけですよ。夫が片付けをしないことに腹を立てるのではなく、障害なんだと考えることで、これまで耐えることが出来たと思います。

腹を立てないためには、散らかっていても気にしないようにしています。散らかっているのが当たり前くらいに考えています。他人に見られたら、うちの夫はこういう人だと言えばいいんです。

でもね、こういう夫もさすがに最後の最後には何とかするのですよ。昨日の定期インスペクションも、朝の出勤直前に片付けてくれたので、不動産屋からは家がきれいだとお褒めの言葉をもらったのでした。

間に合って良かったですけど、間に合わなかったとしても、それは仕方がないと思っていましたよ。

いろいろありますが、何とかなるもんです。何とかならなくても、結局は何とかなりますから、気にし過ぎないことです。


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