2012年7月29日

落胆のオリンピック

オーストラリアに移住したのが1994年なので、こっちでオリンピックを見るのは今回のロンドンが5回目だ。

気持ち的にはすっかりオーストラリア人になったつもりの私だが、やっぱり自分は日本人だと実感するのが、オリンピックやワールドカップなどスポーツイベントの時である。

例えば、サッカーなどで日本とオーストラリアが対戦したりすると、「いやあ、どっちを応援したらいいか困るなあ!」などと口では言いながら、実際にゲームが始まると私の脳みそは悩むことなく日本を応援してしまう。と、いうか本能的に日本を応援せずにいられないという感じか...。

オリンピックでは、やっぱり気になるのは日本選手の活躍だ。

ところが、オーストラリア選手しか映さないチャンネル9(チャンネル7だった時も同じこと)が放送するのだから、日本選手を見ることができる唯一のチャンスは、オーストラリア選手と日本選手の両方が出ている人気競技に限られる。両方が出ていてもマイナーな競技では、放送される可能性は低くなる。

例えば、私の好きな体操と柔道。これはかなり可能性が低い。

毎回、次のオリンピックでは、全競技が全て放送されるペイTVのFoxtelに加入しようと思うのだが、様々な事情でこのささやかな夢がかなわない。

私達は、電話にファックス、携帯電話2つにインターネットと、たくさんTelstraという通信会社のサービスを利用しているのだが、なんとTelstraがよりお得なパッケージの1つとしてFoxtelを無料にしてくれた。最初の1ヶ月というのではない、Foxtelの利用料ゼロでパッケージに入れてくれたのだ。

オーストラリアのフリーTVは面白くない。だから、Foxtelで面白い番組が見られるぞと家族は大喜びだった。一番喜んだのは私!早速工事の予約も入れた。

ところが、現在住んでいるこの借家のイタリア在住の小難しい家主は、私達にFoxtelのケーブルを引く工事を許可してくれなかった。

早く別の家に引っ越したかったが、何しろ生活に苦労してきた私達には、経済的にそれができなかった。そして、今回もフラストレーションの募るオリンピックとなっている。

「あーあ!」

また、誰かがYouTubeに動画をアップしてくれるのを待つしかないのか...。


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