それでは、昨日の約束どおり、ラーメンスープと煮豚の作り方をお教えいたします。
日本にお住まいの皆さんは、こんな苦労をすることもないでしょうが、海外に住んでいて、手に入りにくいものを食べたいとなると、このくらいの努力は必要です。
努力...といっても、時間がかかるだけで全く簡単ですから、ご心配なく。
1.ラーメンスープ
私が、チキンスープストックを手作りするようになったのは、以前お隣に住んでいたマケドニア人のジョイスに勧められたから。彼女が作るチキンヌードルスープがあまりにおいしくて、作り方をたずねた時のことだ。
「私はねえ、鶏の骨なんか使わないのよ。骨だけではおいしいスープが作れないわよ!」
「じゃあ、このおいしいスープは、どうやって作るの?」
「これよ、ほら、スープに入っているでしょう」
と、ジョイスが見せてくれたのは、ドラムスティックでした。骨付きもも肉といえばよいのか、下の写真がドラムスティックです。
ジョイスが言うには、これを5~6本、ただ水から1時間ほど煮ればよいとのこと。私は、ドラムスティックだけではなくて、用途に合わせて野菜の切れ端やハーブなども一緒に煮ています。
ラーメン用には、次のような材料を鍋に入れて1時間半ほど煮ます。つまり、材料をなべに入れて火にかけて終わりなのです。
<材料>
ドラムスティック 1パック(6本入っていた)
水 たっぷり
ショウガ 大きめ1かけをざくざくとスライスして
にんにく 2かけを皮をむいてそのまま
ネギ(Spring OnionというネギでOK) 太めのを2本、緑の部分も、10センチ程度に切って
*酒を入れたかったけど、無かったので我慢。
スープストックができたら、ドラムスチックは取り出します。塩、しょうゆ、こしょうで好みの味付けをしたら終わり!味付けは、ラーメンを入れるのだから、やや濃い目にしたほうが良ろしい。
ドラムスティックの肉は、味が抜けていて美味しくなくなっていますけど、何かに利用します。今回は、翌日の子供達のサンドイッチに使いました。
さあ、次は煮豚です。
2.煮豚
<材料>
豚バラのかたまり(Pork Belly Roastとして真空パックで売っているのを使いました。)
*大きすぎて圧力鍋に入りにくかったので、二つに切りました。
ひたひたの水
ショウガ 1かけをスライスして
しょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ2
*酒を入れたかったけど、無かったので我慢。
材料を圧力鍋に入れ、15分加熱する。圧力鍋がない場合は、時間をかけて軟らかくなるまで煮る。それだけです.。
圧力鍋利用の場合、加熱する時間が長すぎると柔らかくなりすぎるので注意が必要です。
3.ラーメンの登場
いよいよ、ラーメンを茹でます。使ったのは、Hakubaku のラーメンです。Colesで買ってきました。結構太い麺です。絶対に硬めに!アルデンテに茹でること!
煮豚は、スライスしておく。ネギもたっぷりスライス。息子のカイが焼き海苔をのせるというので、海苔も用意しました。野菜は、娘のサチが好きなチンゲンサイをサッと茹でておきました。
ラーメンはタイミングが勝負です。
「さあ、茹で上がったよ!どんぶり持っておいで!」と、叫ぶ私。
ざるを片手に、大鍋の前に立ち、各自の希望にあわせた量のラーメンを取り上げ、湯を切って、どんぶりに入れるのは私の仕事。
後はセルフサービス。
全員がテーブルに来るのを待つ必要なし!
「さあ、お食べ!美味しいうちに!」
誰も、何もしゃべらない。
ズズーッ、ズズーッという音と、「ハアハア」と「フウフウ」だけ。
写真はないんですよ。写真を撮る余裕がなかったのでね。だから、お見せできないのでが残念です。トロトロのチャーシュー(というか煮豚ね...)がたっぷりのった、あっさりしょうゆ味スープのラーメン。作ってみたくなったでしょう?
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