2012年7月25日

ワトル...、新たな敵

ロンドンオリンピックが近づいてきた。今年の日本代表チームのユニフォームは何色なのだろうかと思いネットで調べると、やはり赤は使われているけれども、競技によってデザインがずいぶん違う。

日本のナショナルカラーは白と赤だけれども、ナショナルチームのユニフォームカラーは、白と赤とは限らないようだ。黒、グレー、青、紺などがしばしば使用されている。

ところが、オーストラリアの代表チームのユニフォームは、もう必ず緑と黄色である。緑と黄色(オーストラリアでは黄金色という)がオーストラリアのナショナルカラーであり、「国を代表する」ということが「緑と黄金色のウェアを着る」と言い換えることができるほどなのだ。

私も、不思議だった。なぜオーストラリアのナショナルカラーが緑と黄金色なのか。

オーストラリアの国旗は、英連邦の一部であることを示すために英国の象徴ユニオンフラッグを左上に配置し、南十字星と6州1準州を象徴する七稜星をデザインしたもので、色は濃い青と赤と白である。つまり、オーストラリアのナショナルカラーは、国旗をもとにしていないのだ。

では、何の色なのかとお思いでしょう?

これです。


オーストラリアの国花「ゴールデン・ワトル」であります。春を告げる花とも呼ばれたりするけれども、実際には春先に咲き始めるというよりも、結構気温が低くなるヴィクトリア州においても、真冬であるはずの7月にはもう咲き始める。

上の写真は、今朝Colesに買い物に出かけた時に、ショッピングセンターの横を運転中に見たものだ。

「うっへぇ!もうこんなに咲いてきたぁ!」と、動揺しながら信号待ちのときにiPhoneで写した。

ワトルの花をアップで見ると、ちょっと怖いですよ。見てみます?


何が怖いのかって?

花粉ですよ、花粉!

もうすぐ、そこらじゅうでワトルの木が満開になる頃には、路上駐車している私のカローラが、この花粉でまっ黄色になる。そのくらい、この花粉が降り注ぐ。

私、これまでは、この黄色い花粉は平気だった。

ところが、今年はまだヘイフィーバーの季節じゃないというのに、鼻はムズムズ目はチクチク!なぜなの?おかしい!と、よくよく考えてみると、ワトルの花粉症を発症したとしか思えないのであります!

そんなっ...、ひどすぎる。

私にとって、メルボルンの春がどれほどの苦労と災いと不都合と余分な出費とをもたらす厄介な季節であることか。普通、それは、草や芝が花をつける9月から始まるんだが、ワトルのせいで7月からも...ってことは、7月から12月まで半年間もくしゃみと鼻水と目の痒みに耐えなければならないのか。


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