2012年7月13日

iPhoneアプリ 「Find My iPhone」

先日、夫が外出先から夜遅く帰ってきたとき、大変あわてた様子で私に尋ねた。

「僕のiPhone、どこかで見なかった?」
「見てないよ」
「おかしいなあ、見つからないんだよ」
「置き忘れて帰って来たんじゃないの?」
「違う!それはない!帰ってくるときに、車の中で手に持ったのは確かなんだから」

夫のiPhoneは、まるで接着剤で手にくっついていると思えるほど常に夫の手の中にあるし、ほとんど中毒といってよいほどiPhoneなしで生活できない様子であるから、「さっき手に持っていたはずなのに見つからない」というのは、パニックになるには十分な理由であろう。

夫は、あるiPhone用のアプリをPCで起動した。そのアプリは、「Find My iPhone」という名前のとおり、なくしたiPhoneを探すためのものだ。

「iPhoneに電話してみたら?家の中にあるなら、音がするから直ぐ見つかるでしょう?」
「だめ!サイレント(消音)モードにしたままだから」

夫がその「Find My iPhone」アプリで、 iPhoneの現在位置を探すと、GPSによって地図上に正確な位置が表示された。それは、我が家の外の道路上である。

「道路に落としたんだわ!」

懐中電灯を手に二人で探したが、見つからなかった。

夫は、iPhoneに音を鳴らさせるから、自分が外に出たらこのボタンを押してくれと、PCに表示されたアプリを見せながら私に頼んだ。

「でも、サイレントモードにしているんでしょう?」
「大丈夫、サイレントモードにしていても音が鳴らせるんだ!」
「へえ、すごいアプリだ!」

そして、夫は外に出た。私が指示されたとおりにボタンを押して、しばらくすると夫は無事に自分のiPhoneを見つけて戻ってきた。

真っ暗な道路に出てゆくと、「ポン!ポン!」というような音が路上駐車している我が家の車から聞こえてきたそうだ。車のドアを開けると、その音はドアの内側についているポケットの中から聞こえる。そう、自分では気がつかないうちに、偶然そのポケットの中に落っことしたのだった。


「Find My iPhone」アプリに関するこんなニュースも新聞で読んだ。

メルボルンのある男性が、車を盗まれた。車の中には、持ち物が置いたままにしてあった。彼の iPhoneも車の中に置いたままだった。

そこで、彼は「Find My iPhone」アプリで現在位置を調べると、ある場所が地図上に表示された。彼は警察に電話をし、事情を説明しその住所をおしえた。

警察が、その住所に行ってみると、盗まれた車がそこにあり、犯人はその場で逮捕された。


こんなニュースもあった。

ある男性がレストランでトイレに行った際、iPhoneをトイレに置き忘れたことに気づいた。直ぐにトイレに戻ったがiPhoneは見つからなかった。レストランの従業員に、誰か落し物を届けていないかと尋ねると、そのような届けはないとのこと。

そこで、テーブルに戻り、連れの友人が彼のiPhoneに入れてあったそのアプリで男性のiPhoneの現在位置を探すと、そのiPhoneは、まだレストラン内にあることが分かった。

そこで、このiPhoneに電話をかけてみた。するとテーブル二つ向こうに座っていたカップルの男のポケットから盛大な呼び出し音が鳴り響いた。この男、最初はシラを切っていたらしいが、再び呼び出し音を盛大に鳴らされて観念したらしく、
「ああ、このiPhoneのことかい?さっき落ちていたのを拾ったんだよ」と、言ったそうだ。

世の中、いろいろ便利になりますね。


夫に強く勧められて、私もこのアプリを入れました。

「これで、ヒロコがどこにいるか、いつでも分かるな!」と、夫。
「...... 」


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