前半のショーは、素晴らしかった。映画監督ダニー・ボイルは、映像も駆使して英国の歴史や文化を見事に演出。のどかな田園風景が産業革命後の英国に変貌してゆくシーンには息を呑んだ。
パフォーマー達も素晴らしかったけれども、巨大なセットから大小道具に至るまで、あれらを作った人達、デザイナー、エンジニア、動かしているメカニック、照明係から火薬係、出演者を誘導する係の人から救護係まで、もう気が遠くなるほどの人々が舞台裏で働いていたことだろう。
いいなあ、うらやましい、こういうのに参加できて。
ミスタービーンや007からヴォルドモートまで登場し、とにかく英国の豊かな文化と底力を見せ切ったショーのディテールについてここには書かない。皆さんご覧になってそれぞれ感想をお持ちだと思うので。
私がここに書きたいのは、
予想的中のチャンネル9への不満である!
ロンドンオリンピックの放映権を持つのはチャンネル9だ。北京オリンピックはチャンネル7だった。チャンネル9でも7でも、いつも同じことが言える。
オーストラリアの放送局は、オーストラリア選手ばっかり映すのだ。オーストラリア選手が出場する人気競技しか放送しないから、マイナーな競技はほとんど見ることができない。日本のNHKのように他国の選手の活躍などまず取り上げない。
開会式の各国選手の入場など退屈で見る気がしないという人もいるが、私はこれを見るのが大好きだ。
まず、世界の様々な国や地域の名前を知ることが楽しい。毎回新しい国や地域が加わっていて、こういうことには結構詳しいつもりの私が「聞いたことがない名前」の国があったりすると、地図を開いて調べたりする。そういうのが楽しいのだ。
また、世界中の様々なや地域から集まった人々の顔や姿を見たり、彼らが着ているユニフォームや民族衣装を見ることも大変興味深い。今年は、参加した全ての国と地域が女性選手を派遣したということで話題でもある。私は、そうした、異なる文化を持つ人々の生活にとても興味があるのだ。
というわけで、いよいよ各国選手の入場が始まって、私はわくわくしながら見入っていた。
オーストラリアは「Australia」と綴るのはご存知のとおりで、国名が「A」で始まるので登場が早い。チャンネル9は、当然複数のカメラの映像を駆使してオーストラリア選手を映す。
背景の音声では、直ぐにオーストリア、アゼルバイジャンとオーストラリアに続く各国選手が入場しているというのに、チャンネル9は延々とオーストラリア選手ばっかり映す。
競技場をぐるりと回って行進を終え、携帯電話で話したりテキストメッセージを送ったりしている選手、ふざけあう選手、望遠カメラでとらえたオーストラリア選手の様子だけを映す。
「おい!他の国も見せろぉ!」
ロンドンオリンピックの放映権を持つのはチャンネル9だ。北京オリンピックはチャンネル7だった。チャンネル9でも7でも、いつも同じことが言える。
オーストラリアの放送局は、オーストラリア選手ばっかり映すのだ。オーストラリア選手が出場する人気競技しか放送しないから、マイナーな競技はほとんど見ることができない。日本のNHKのように他国の選手の活躍などまず取り上げない。
開会式の各国選手の入場など退屈で見る気がしないという人もいるが、私はこれを見るのが大好きだ。
まず、世界の様々な国や地域の名前を知ることが楽しい。毎回新しい国や地域が加わっていて、こういうことには結構詳しいつもりの私が「聞いたことがない名前」の国があったりすると、地図を開いて調べたりする。そういうのが楽しいのだ。
また、世界中の様々なや地域から集まった人々の顔や姿を見たり、彼らが着ているユニフォームや民族衣装を見ることも大変興味深い。今年は、参加した全ての国と地域が女性選手を派遣したということで話題でもある。私は、そうした、異なる文化を持つ人々の生活にとても興味があるのだ。
というわけで、いよいよ各国選手の入場が始まって、私はわくわくしながら見入っていた。
オーストラリアは「Australia」と綴るのはご存知のとおりで、国名が「A」で始まるので登場が早い。チャンネル9は、当然複数のカメラの映像を駆使してオーストラリア選手を映す。
背景の音声では、直ぐにオーストリア、アゼルバイジャンとオーストラリアに続く各国選手が入場しているというのに、チャンネル9は延々とオーストラリア選手ばっかり映す。
競技場をぐるりと回って行進を終え、携帯電話で話したりテキストメッセージを送ったりしている選手、ふざけあう選手、望遠カメラでとらえたオーストラリア選手の様子だけを映す。
「おい!他の国も見せろぉ!」
と叫んでみても、オーストラリア選手がただ延々と映し出されるだけ。
そのうち、時々チラッと新たに入場してくる国の選手を映したりもしたが、すぐにまたオーストラリア選手の映像に戻る。
そうこうしているうちに、ジャマイカの登場となった。旗手はウサイン・ボルトである。
そのうち、時々チラッと新たに入場してくる国の選手を映したりもしたが、すぐにまたオーストラリア選手の映像に戻る。
そうこうしているうちに、ジャマイカの登場となった。旗手はウサイン・ボルトである。
「さあ、世界で最も速い男の登場です!」と、チャンネル9のエディー・マグワイアが興奮しながらボルトを紹介。今度は、延々とウサイン・ボルトを映す。
そして、またオーストラリア選手。長い待ち時間にふざけ合っているオーストラリア選手を延々と映す。
「もうヤメロ!」
やっと映像が変わった!
やっと映像が変わった!
映ったのは北朝鮮!
北朝鮮は英語で「North Korea」ですよ。ジャマイカの「J」から一気に「N」ですよ。
「ええっ! Japan はどうしたの!」
Japan はね、とっくに入場していました。日本チームは、今年も映らなかったのです。ジャマイカチームの後ろに続く赤いジャケットの一団が、あれがきっと日本チームだったのでしょう。
「くそっ...」
日本期待の体操とか、ディーン選手が話題の槍投げとか、シンクロナイズド・スイミングや柔道も、レスリングも卓球も、私が見たいと思う競技が放送される可能性は、今年も低い。
お帰りの前に1クリックを!
北朝鮮は英語で「North Korea」ですよ。ジャマイカの「J」から一気に「N」ですよ。
「ええっ! Japan はどうしたの!」
Japan はね、とっくに入場していました。日本チームは、今年も映らなかったのです。ジャマイカチームの後ろに続く赤いジャケットの一団が、あれがきっと日本チームだったのでしょう。
「くそっ...」
日本期待の体操とか、ディーン選手が話題の槍投げとか、シンクロナイズド・スイミングや柔道も、レスリングも卓球も、私が見たいと思う競技が放送される可能性は、今年も低い。
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初めまして、パースで生活しております。
返信削除怒りが治まらず、チャンネル9に文句を書き込もうかと思っていたところ、Hirokoさんのブログにたどり着きました。
私も開会式を楽しみに、そして日本の入場を楽しみにテレビにかじりついて見ておりました。
「ええっ!Japan はどうしたの!」そして「くそっ...」という同じ感想です。(怒!!!!!!)
どうぞ良い週末をお過ごし下さい。
コメントありがとうございます。
返信削除ロンドンオリンピックは、時差の関係から、競技が行われる主な時間帯が深夜から真夜中。それでも昨夜は柔道を見たくて、少しくらいなら映すかもと期待してみていたけど、やはりオーストラリア選手が出ていないとチャンネル9では、やっぱり無理だと実感しました。ペイTVのFoxtelとかでないと...。
オーストラリアで見るオリンピックは5回目だから、十分覚悟はしていたけど、つい期待してしまうのですよね。
日本選手の活躍ぶりを見るのは、やはり無理なようです。