2016年5月3日

強風予報の朝

素晴らしい秋晴れの朝です。秋の朝だというのに暖かくて、ワトルの花もボケて咲いていますし、周囲の木はユーカリばかりで紅葉しないので、まるで春のようです。風がありますけど気持ちが良いです。


しかし、今日はですね「非常に強い風が吹くから裏庭にトランポリンやアウトドアテーブルなどを出したままの人は片付けないさい」というほどの強風注意報が出ています。

これから昼頃にかけて寒冷前線の通過に伴い暴風雨となるんだそうで、特に強い風と海沿いでは高波に注意しろとニュースが繰り返していますけど、ちょっと信じがたいような良い天気です。

イースター休みに野菜の種を蒔いた箱型野菜畑では、ほうれん草やロケットが収穫できそうなほど育っておりました。ここ数日でぐんと大きくなったようです。ほうれん草もロケットも、サラダにするならもう食べられますよね。今年の秋は、再び記録更新の温かい秋でして、冬が来るかどうかわからないくらいなんです。



強風の日にはユーカリの大枝が必ず1本や2本は折れますけど、これまで木が丸ごと折れたり倒れたことはないんです。しかし、そうした事故はいたるところで発生しておりますので、我が家の周りのユーカリ木が倒れないという確証はありません。倒れたら家が壊れそうなのがたくさんあります。どうぞ倒れませんように。

ところでうちの夫ですけど、最近すっかり元気一杯で、全く病気には見えません。コミュニティー奉仕活動に熱心に取り組んでいて、なぜ就労活動はできないのか本当に疑問に思わざるを得ないくらいです元気です。元気に見えるだけでなく、本人も元気一杯だと言うんですから。

それなら、そろそろ仕事をしたら?

という一言を言わないように努力しています。それどころか、もう夫のコンディションについては、何も言わないようにしています。些細な一言を否定的にとらえて突然怒られると、そういうのに元々弱い私は具合が悪くなってしまいますので。

夫の長いは夏休みは、まもなく冬休みに突入するかもしれません。

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2016年5月2日

シルバーアッシュとアミダばばあ

銀ギツネ(シルバーフォックス)の毛並みのような美しい銀髪に、私は憧れております。人は誰でも歳を重ねれば白髪が増え、本来の黒髪と白髪が交じり合って銀色(灰色という場合もありますけど)になっていくでしょ?

私は、50歳を超えた頃にはそうして銀髪化した髪の毛を格好良くショートカット&スタイリングして、SBSテレビのニュースリーダーかつファッションアイコンとしても有名なリー・リン・チンさんのような頭にするつもりでした。

リー・リン・チンさんのファッショにも毎回注目!

「つもりでした」と過去形であるのは、50歳を超えても一向に白髪が増えてくれないからがっかりしちゃってるってことなんです。

定期的に白髪染めをおこなっているというまだ30歳代の義妹が、「その髪の毛どうこと?染めてるの?」と指差した私の髪の毛は、見た目は真っ黒です。生え際に少しは白髪もあるんですけど、黒い髪の毛が上から覆いかぶさって隠してしまうために全く見えない。

この調子で行くと、60歳を過ぎたって憧れのシルバーフォックスヘアにはなれそうにない!ぜんぜん増えない白髪にため息を漏らす日々でございましたけど、良い物を発見しました!

商品名「シルバーアッシュ」という白い整髪料・毛髪着色料です。


アマゾンで購入したのがやっと届きましたので、早速使ってみました。

見た目は銀色がかった白い絵の具という感じです。これでスタイリングは難しいです。スタイリングが終わった髪の毛に色を付けるという感じで使う必要があるようです。

まず普通のワックスのように付けてみると、何となく煙で霞んだような調子になりました。結構な量を使う必要があるようです。2回め、3回目と付けていきますと、煙で霞んだようだったのが灰を被ったように変わってまいりました。

「シルバーアッシュ」を付けている手の方は、そりゃあもう真っ白けです。「大丈夫なんだろうか、私の手」と心配になる白さです。銀色が入っているのでピカピカした白さね。

すっかり灰を被ったおばあさん頭になってしまい、「こんなはずじゃあないのよ!目指しているのはシルバーフォックス!」「そうか、黒い毛を残しつつ一部を白くしないとダメなんだわ」「ハイライト的に付けてみるか」と試行錯誤の結果、私の頭はリー・リン・チンさんの様なシルバーフォックスには程遠いアミダばばあの灰色頭!

えっ? 貴方、アミダばばあをご存じないの?かつて人気だった「オレたちひょうきん族」というTV番組で明石家さんまが演じた悪いキャラクターです。ビートたけし演じるタケちゃんマンに史上唯一勝利した怪人なんですよ。

まあ、若い方はご存じないでしょうね。

とにかく、お出かけの時やパーティーなどで、ちょっとおしゃれにシルバーフォックスヘアにしてみたいと思っていた私のささやかな夢は、1回めの挑戦ではあえなく失望で終わりました。

真っ白けだった手は、水で洗うとすぐに綺麗になりました。つまり、この「シルバーアッシュ」水分に弱いということのようです。雨に濡れたり頭に汗をかいたりすると、大変なことになる可能性があります。

せっかく買ったんですから、また今度再挑戦してみます。

あーあ、それにしてもさあ、まさかアミダばばあ化するとは!

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2016年5月1日

寝不足で気分最悪の朝

昨晩は、長年の友人であるHさん宅に夕食にお呼ばれして、楽しい夕べを過ごすことができました。Hさんご夫婦の優秀な一人息子のN君も一緒で、これまで大人の会話に参加することなど皆無だったうちの息子や娘も会話に参加し、非常に和やかで楽しい夜でした。

N君は、メルボルン大学でエンジニアリングを勉強すること6年目。もうすぐ修士課程を終えます。長い学生生活でした。小学校の準備学年 Prep から数えると19年間の学校生活ですよ。長いよねえ19年も。N君は来年は日本で就職したいそうです。

Hさんご夫婦は、昨年1ヶ月かけてギリシャ国内をバックパック旅行しておられます。公共の交通機関を使って、多くの場合は歩いて、例年になく残暑の厳しい9月のギリシャをバックパック旅行とはすごい。私にはそんな体力はないわ...。道に迷い、目的地とは反対側に着いてしまったりしても、ギリシャ人の親切に助けられ、何もかも手配済みの旅行では得られない経験をしたそうです。

まあ、昨夜はとにかく楽しかった。お酒も入って、美味しいものを食べて、おしゃべりして、沢山笑って。Hさんご夫婦は、うちの夫の病気のことや我が家の現状をご存知なんですが、そういうことは話題にしなかったし。

さて、お酒を飲んだ夜は、私は普段以上になかなか寝付けません。また普段以上に目が覚めます。夫は居間で「ゲーム・オブ・スローン」の続きのエピソードを見ているようでしたから、私は一人でさっさと寝るつもりでしたが、実際に眠りにつくまでには結構な時間がかかりました。それでもちゃんと眠れたんですよ、轟音が響き始めるまでは。

目が覚めたのは12時頃でした。何事かと思ってちょっとあわてました。とにかくその騒音が高架橋下レベルで、ゴォウーガガガガグワァーと凄まじかったんです。「なんだなんだ?」と目が覚めて「ここはどこ?」状態の私です。ここは自分のベッドの中、真っ暗、この轟音は何?

ゴォウーガガガガグワァーッガガガガッグアグアグアグアー

夫のイビキは、お酒を飲んだ夜は特にすごいんですけど、昨夜の超爆轟音は隣で寝るどころか同じ部屋にいることも耐えられない音響レベル。日頃翻訳をしている電動工具の取扱説明書によく騒音に関する注意事項が出てきますけど、「音響レベルが85デシベルを超える場合は、常に防音保護具を着用し、必要な場合は騒音ばく露時間を制限してください!」の一文を思い出しましたよ。

このような非常事態に備えて避難場所が作ってあります。私達夫婦の寝室からは最も遠い、我が家の向こう側の端っこの使っていない一室に緊急用ベッドを準備してあるんです。

真夜中に寝室から下りてゆき、キッチンを通ってさらに階段を下り、おトイレに寄ってから、息子の仕事部屋になっている部屋を通って緊急避難ベッドにたどり着いた頃には、すっかり目が覚めちゃっていまして、さあ再び眠ろうと思ってもなかなか眠れるもんじゃあないんです。

それでも夜中の3時が近づく頃にはウトウトし始めたんですけど、突然ゴゴゴゴーザザザービュワンビュワンと大嵐がやって来まして、家が大きな木に囲まれておりますのでその音たるや今にも家が吹き飛ぶのではなかろうかという凄まじさ。

結局それでまた眠れなくなり4時が来て、「どうしよう、このままでは朝が来る!」と焦っているうちになんだか夢を見たような気がするけど、5時半頃には起きちゃったという日曜日の朝です。

昨夜は楽しかったけど、今朝の気分は最悪です。

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2016年4月30日

「仕事がデキる男」

先日のことですが、精神科医の内海健さん著「双極II型障害という病 - 改訂版うつ病新時代」という本を読みまして、うちの夫にいくつかのアドバイスを致しました。

病気から回復したかったら、患者の義務として絶対にしなければならないことが二つあると。

一つ目は、医者の指示通りに薬を服用し、症状の変化や体調の変化などを報告することです。そして、自分に最も適した治療薬を見つけるために医者と協力していくこと。

二つ目は、正常な生活の基本となる睡眠覚醒のリズムを整えるために、昼間に寝ないようにすることです。眠気にどうしても耐えられない場合は、睡眠の時間を15分程度に、それが無理なら1セット(約90分)にすること。それも無理なら、覚醒を促す薬を飲んででも睡眠覚醒のリズムを正常に戻していくことが重要であるということ。

夫はこれらの二つのことを忠実に守り始め、最近は昼間に寝ることは全く無くなりました。寝る代わりにTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のシリーズを再び見ております。(以前に、全エピソードを見ているのですけど。)

しかし、「ゲーム・オブ・スローンズ」はコミュニティー奉仕活動も友人の老夫婦のお手伝いもない場合に限ってのことでして、大抵の時間は例のコミュニティーマーケット運営活動を非常に精力的におこなっております。すっかり元気になって、まさに「仕事がデキる男」のように見えるんです。

今朝は、グーグルマップを駆使してチラシ広告の配布システムを作っておりましたし、とにかくいろいろな人にガンガン電話をかけ(見ず知らずの人達がほとんど)援助や協力を求め、より多くの人やビジネスが参加してより充実したマーケットにすることで、より多くの人が足を運びたくなる利益の上がるマーケットにしたいと。それがコミュニティーのためにもなるということでですね、働きまくりの夫です。まさに「軽躁状態」のように見えます。

こうなると、なぜ就労活動ができないのかが私には分からないのですよ。一体いつになったら(というかどの程度元気になったら)収入を得るための仕事を始めるのか、妻としては疑問に思うわけです。就労活動については、まだ「うつ状態」なんでしょうか? いやあ、よく分かりません。

本人は、これまで20年間飲み続けている抗うつ薬を変更することを考えているようで、先日再び医者(GP)に会って精神科の医者を紹介してもらいました。予約は取れたんですがその精神科の医者に会うのは6月中旬だそうです。

なんだよそれ!

少なくとも6月中旬までは今の生活が続くわけ?

本人は、そんなことは分からないと言うのです。そのうち気分がすごく良くなって、フルタイムの仕事を始めるかもしれないとか言うんですけど、目が見えなくなった時に備えた仕事を探すとかも言ったりしているし。しかし、探しているフシはありませんし、求人サイトを見ている様子もありませんし、どうやらハンディマンの仕事を本気でやるつもりもないようですし、まだまだ仕事に関しては混沌としているのかもしれないです。そのうち目が見えなくなるというのは、大問題だよねえ。

妻としては不安ですけどね、今私にできることは、生活費を稼いで家族を食べさせていくこと。一家の大黒柱なのよ。細いけどなかなか折れません。

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2016年4月29日

高額過ぎる歯科医療

日本では歯科医療も当然健康保険でカバーされていますから、日本に住んでいた頃には虫歯など特に治療が必要でなくても、定期検診や歯石クリーニングなどに行っておりましたが、オーストラリアではそういうわけにはいきません。

メディケア(公費で医療費の一部を負担する制度)でカバーされていないからです。経済的にゆとりがあり、民間の医療保険に加入していらっしゃる皆さんはそちらの保険でカバーされますけど、「保険料が高額な民間医療保険への加入などとても無理!」という家庭がほとんどですから(我が家もそうですけど)、メディケアでカバーされない歯医者さんに行くと、ちょっと診てもらうだけで200ドル近くかかかってしまいます。

必然的に、よほどの必要がなければ歯医者さんには行けないということになるわけです。私はオーストラリア生活20年以上になるわけですが、これまで歯医者に行ったのは3回だけです。

公共の歯科医療がないわけではありません。経済的に恵まれない家庭や高齢者、アボリジニや移民の皆さんなど、公共の歯科医療機関で治療が受けられる方々も大勢います。

何を隠そう、うちの夫が前回「うつ」でダウンした時は、何度も書いてきましたけど本当に食べていくのに困窮しておりましたので、Centrelink で生活保護のような給付金を頂いていた時期がありました。そうした給付金をいただくような困窮した家庭には、「ヘルスケアカード Health Care Card」というものが発行されます。私達家族は、このカードを持っていたので、様々な公共サービスが割引価格あるいは無料で利用できたのですが、公共の歯科医療機関も利用できたんです。

ある時、歯茎が膨れ上がりまして、歯が疼き始めたのですよ。数年ぶりの歯痛で、のたうちまわる私。しかし「歯医者に行くお金なんてない!どうしたらいいのっ!」

インターネットで調べると、ヘルスケアカード保持者は公共の歯科医療機関が利用できると書いてあり、我が家のすぐ近くに EACH の歯科医院があったのです。電話をしますと、緊急ということでその日のうちに診ていただくことができ、支払ったのは確か25ドルほどでした。ほんとうに助かりました。

しかし、ある程度の収入があると ヘルスケアカードはすぐに無効にされてしまいます。

要するに、オーストラリアでは「経済的に困窮している」と「経済的にゆとりがある」の間にいる者にとっては、基本的に歯科医療は高額すぎて治療が受けづらいものだということです。

うちの息子のカイは、昨年末以来ずっと歯の問題に悩まされておりまして、親知らずがにょきにょきと生えてきた上、虫歯のような穴が開いている奥歯があり、また基本的に歯質が悪いので見た目も悪く、歯医者に診てもらいたいと幾度となく訴えておりましたのに、ご存知のように夫が再び「うつ」でダウンしておりますので(現在5ヶ月目)経済的に難しかったわけです。

しかしですね、このままにしておくことはできないと、やっとのことで本日歯医者に連れて行って診てもらいました。検診料は165ドルでした。只今、奥歯のX線検査に行っております。なんで歯科医院にそういう設備がないんだろうといつも思います。X線検査にしろCTスキャンにしろMRIにしろ血液検査にしろ、いちいち専門の機関に行かなくちゃあなりませんので面倒です。もちろん総合病院だったら全てそこにそろっていますけど、民間の総合病院には行けませんので、公共の総合病院に行くしかありませんが、待ち時間がすさまじいです。緊急でなければ行ってその日に診てもらうこともできない場合があります。歯科の場合はそもそも診てもらえません。

X線検査がいくらかかるのか、さらにその後の治療にいくらかかるのか。まあ1000ドルは覚悟しておりますけど。

オーストラリアでは、歯を大事にしないといけません。

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