2018年7月21日

ブログを書けずにいた間に

抜け殻のような気分で毎日ダラダラと暮らしていた間は、ブログも書けずレシピも書けず、家事も手を抜き掃除もろくにせず、時には晩ご飯も作れず、することと言えばテレビと編み物だけ。

テレビは、サッカーのワールドカップ、ウィンブルドン・テニス、ツール・ド・フランスと見るべきスポーツがいろいろあって(全部結果が分かった後での再放送ですけど)、さらにタイ北部の洞窟に閉じ込められたサッカー少年たちの救出というニュースを連日視聴しておりました。

家族のニュースでは、娘の「運転免許試験」というビッグイベントもありました。

娘の運転はもう十分上手で、駐車は弱点だけど運転技術的には大丈夫だと思っていました。絶対に合格するだろうと思っていたのですけど、結果は不合格だったんです。

最近メルボルンではそこら中で道路工事をしているのですが、運転免許試験のコースでも数カ所で道路工事をしていたらしいです。工事をしている場所は速度制限「時速40キロ」の標識が出ていますが、「時速40キロ」から通常の「時速60キロ」に戻る境目で、「時速60キロ」の標識の手前で速度を上げてしまったのが悪かったんですって。

それと、復数車線の交差点での右折の手順が間違っていたんですって。

そんな…

娘の「がっかり」は「怒り」に変わり、その「怒り」はお母さんに向けられました。

「は〜い不合格でしたよ!もう次からは試験料はお母さんが払ってよね!運転なんてやりたくもないのに、お母さんが免許を取れって言うからやっているんだから!合格するまで後5回は必要よ!毎回試験料60ドルなくすのは嫌だからね!お母さんが免許を取って欲しいんだからお母さんが試験料を払って!」



娘の「怒り」は私の胸に突き刺さり、泣きそうな気持ちになりましたが、抗うつ薬を服用しておりますので、泣きそうな悲しい気持ちにはガシッとブレーキが掛かり、涙が出たりはしないのです。

「くしゃみが出そうなんだけど出ない時」の中途半端な感じと同じで、もどかしい悲しみでした。ああいう時は涙が出て欲しいものです。

娘には、運転免許試験に再挑戦する気はないようです。

しかし、いつまでもお母さんをタクシー扱いすることはできないことも知ってもらわないと。娘のパニック障害はほぼ完治し、今はもうバスも電車もトラムも問題なく乗れるようになっているのですからね。

再び運転する意欲が出てくるのを待つしかないでしょう。

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