ボクシング・デーは、おそらく映画館が込んでいるだろうと思い、その翌日である今日27日の朝1番の9時45分の上映へ家族4人で出かけたのだが、映画館はガラガラだった。
ちょっと拍子抜けだった。そして、もしかしたら映画「ホビット」は、うわさ通り出来がいま一つなのだろうかと、悪い予感も頭をよぎる。
Rotten Tomatoesのサイトでも評価が良くないし、しょせんは子供向けの大して長くもない物語を3部作にしているんだから、どんな映画になっているのやら...。
まあ、私の一番の楽しみはリチャード・アーミティッジのトーリンなんだし、お子様向けのお話と割り切っていこう!
さて、映画は、この話の背景となるドワーフ一族の悲運についての説明から始まったのだが、この説明部分がかなり長い。
しかし、この説明がないと、なぜトーリンが仲間のドワーフ12人を引き連れて故郷と財宝を奪還するための命がけの旅に出るのか分からないし、彼のスマウグに対する憎しみの理由も分からない。だから、この説明部分はOK。バトルシーンも「ロード・オブ・ザ・リング」的で期待通り。
ところが、ドワーフたちがビルボ・バギンズの家に集まって大騒ぎが始まると、「ああ...、やっぱりお子様向け映画...」と悪い予感が強くなってきた。
ビルボの家の中でのシーンが続く。なかなか冒険の旅は始まらない。
が、しかし!
安全で平凡な暮らしを愛するホビットのビルボが、帰ってこれるかどうかも分からない冒険の旅に出ようと決心するまでに結構時間をかけたので、ビルボの気持ちが変化していく過程がよく分かり、説得力があった。
まあ、ストーリーを追って感想を述べるのは差し控えることにするけど、皆さん!Rotten Tomatoesをはじめとする多くの映画評価サイトでの批評に惑わされてはいけませんよ!私は、見終わって大変満足でした。★評価で行くと★★★★☆であります!
厳格で自尊心が強く、スマウグへの復讐心に燃える勇ましい(ハンサムな)トーリンは、そりゃあもちろんかっこよかったですよ。
でも、ゴラムやオークたちをはじめとするCGが、ちょっとやり過ぎ!きれい過ぎ!
不必要なほどの暴力的アクションシーンのローラーコースターには、ちょっと閉口!
おなじみのキャラクターたちが前作の「ロード・オブ・ザ・リング」の頃に比べて歳とったなあ...と分かる。
まあとにかく、最初から最後までCGだらけだ...。
それに、「ビルボ・バギンズは、やっぱりイアン・ホルムでなくちゃあ...」と、思っていたのです、最初は。
だけど、マーティン・フリーマンはうまかったですよ。そして、この映画はやっぱりホビットの話なのだと納得しました!そうです、映画「ホビット」は、マーティン・フリーマン扮するビルボの冒険のお話なのです。
安全安心平凡平穏生活にどっぷり浸かっていた生きていたホビットのビルボが、変身していくのです。刀など持ったこともなかったビルボが、戦うんです。
映画が終わって思ったのは、「早く続きを見せて!」でした。でも、1年も待たなければならないとは...。
そうそう、ちなみに、原作を読んでいる夫や息子に言わせると、映画はかなり原作とは違っているそうです。原作にはないシーンや原作には登場しないキャラクターも少なからずあったらしい。それはそれで、彼らも映画を楽しんだようですけどね。
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はじめまして。
返信削除「ディブリーの牧師」の検索からたどり着きました。
私はLOTRの、というよりは「指輪物語」のファンで、
今回「ホビット」の映画化を楽しみ半分不安半分で待っていた一人です。
結果として、・・・映画は大成功だと思います。
他の何よりも、リチャード・アーミティッジをトーリン役にキャスティングしたことにおいて。
彼を、原作よりもずっと若い、葛藤する流離のドワーフ王としたことで、この映画は原作を超えようとしていると思います。
それまでRAを知りませんでしたが、
袋小路屋敷の丸いドアが開いて彼が振り向いたときから
私はすっかりやられてしまいました。
他の出演作は最近になるほどハードなアクションものが多く
それはそれでかっこいいですが、
いつも過酷な立場を演じる彼がかわいそうで、
その矢先「ディブリー」を教えてもらい、
youtubeでハイライトシーンを観ては、心休まるこの頃です。
「ホビット」第2部公開が待ち遠しいですが、
日本では3か月遅れの公開が決まってしまいました。
ハリーの妹を彼の恋人と思い込んで落ち込むジェラルディンのように、ため息をついては「しかたない」と思うけど諦めきれない、という感じです。
しかたないついでに、このごろはマーティン・フリーマンとカンバーバッチ(スマウグを演じます)の「シャーロック」をDVDで観たりしています。
ああ、長々とお邪魔してしまいすみません。
では、12月ぜひ第二部を楽しまれますよう・・・