2012年12月12日

親バカの自慢話です

今晩は、子供達が通うハイスクールの「プレゼンテーション・ナイト」というイベントがあった。今帰ってきたところなのだが、家の中が暑いのでエアコンで涼みながらこれを書いている。

プレゼンテーション・ナイトについては、昨年も記事を書いたのでそれをお読みいただきたい。

年度末に学業で優秀な成績をおさめたとか、学校の活動において顕著な活躍をしたとかいう生徒を表彰したり、奨学金の受賞者などを発表したりするイベントなのだが、プレゼンテーションの合間にブラスバントや合唱グループおよび個人の生徒達による演奏や歌唱があり、もちろんたくさんのスピーチもあって、昨年も今年も2時間半の長丁場であった。

昨年は、息子のカイと娘のサチの両方にイベントへの招待状が来たのだが、サチは行きたくないと言うのでカイだけが出席した。ところが、ステージ上で賞状をもらうカイの表情がヘンテコだと思ったら、ナント賞状には、「あなたの賞状がなくなってしまったんです。できるだけ早く見つけて渡しますから許してね!」と書かれていたのだった、という話は昨年書いた。

学年が上がるにつれて成績優秀で表彰される生徒の数は減少する。今年10年生となったカイは、残念ながら受賞を逃したので、今年は娘のサチにだけ招待状が来た。

サチが今年は出席するというので、夫と二人で今年も行ってきたのだ。チケット代一人5ドルを払ってね。

7年生たちの表彰が終わり、いよいよサチたち8年生の番が来た。

学業で成績優秀というカテゴリーの「アカデミック・エクセレンス賞」の表彰が始まり、まず受賞する賞の数が6つの生徒達から名前を呼ばれた。サチは、3科目で受賞だと言っていたのだが、前期後期でそれぞれ独立したユニットとみなされるらしい。じゃあ、3科目かける2で6だろうと思ったら、サチの名前は呼ばれなかった。

次は7つ、8つ、9つ...。

サチの名前は呼ばれない。

「次は、10個の賞を受賞する生徒です」
先生が名前を呼ぶのだが、サチの名前が呼ばれない。

(おかしいなあ。「アカデミック・エクセレンス賞」の受賞ということだったのに、違うの?)
どうしてサチの名前が呼ばれないのかしらと少し心配しながら、もしかしたら...と期待が高まる。

「さて、次は11個の賞を受賞する生徒で、3人います」

一人名前が呼ばれた。そして、二人目、それがうちのサチだった。夫が隣で「オイッ」と小さくうなり私の腕をつかんだ!びっくりするやら、誇らしいやら...。

サチが受賞したのは、英語2つ、フランス語2つ、科学2つ、数学、演劇、美術、保健衛生、家庭科の11個。

家では勉強をしている姿を見ることはめったにないし、夫も私も「勉強しろ」とか「宿題をしろ」とか言うこともない「ほったらかし主義」の両親だけど、ちゃんと頑張っていたんだなあ。

ステージでは、むっつりとまるで怒っているような顔のサチだったが、家に戻ると兄であるカイの部屋まで走って行き、バーン!とドアを開けるなり「11個よ!」とうれしそうに自慢していた!

小学校では繰り下がりのある引き算でつまづき、九九がなかなか覚えられず、割り算で苦労しまくった。英語のスペリングも読解もスピーチも、本当に苦労した。(ああ、この子はお勉強の方はあれだな...)と思っていたあの頃とは、まるで別人です!

というわけで、今日は親バカの自慢話となりました。


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