2012年12月10日

危険!iPhone「マップ」

アップルはiOS6から地図アプリを変更した。Googleとのライセンス契約を打ち切り、大幅に退化した自前の「マップ」を導入したのだが、このアップル自前「マップ」のすっきりしていること!スカスカである!

情報量が少なく、地図データは貧弱で不正確、誤りが多くて使いにくいときて、世界中のユーザーから非難の嵐となったのは皆さんご存知のとおり。

アップルのCEOは、不出来な「マップ」を謝罪して、ユーザーに他社製品の使用をすすめるという笑い話になった。

iPhoneの「マップ」をカーナビ代わりに使用する人は多い。今時、紙製の地図を見ながら目的地を目指すという人は少数派であろう。私も、自分の車にカーナビを持っていないので、よく知らない道を運転する時にはiPhoneの「マップ」を頼りにしていた。「頼りにしていた」と過去形なのは、アップル自前「マップ」になってからは、ほとんど使っていないからだ。

ああ、iOSをアップグレードするんじゃなかった...。

ところで、オーストラリアにお住まいの皆様、そして旅行をご計画の皆様。ヴィクトリア州警察から警告が出ています!

南オーストラリアのアデレード方面からミルデューラへ車で旅行する方は、iPhoneのアップル製「マップ」を使用しないでください!大変危険です。

ヴィクトリア州警察は、過去2ヶ月間で6人の旅行者を、ミルデューラの南西に位置するマレー・サンセット国立公園内で道に迷っているところを救助している。

彼らは、いずれもアデレード方面からiPhoneの「マップ」を頼りにミルデューラを目指していた旅行者だった。iPhoneの「マップ」通りに進むと、とんでもない荒野に迷い込んでしまい、命が危険なのである。




国立公園内で道に迷うといっても、日本の国立公園で道に迷うのとはわけが違う。このマレー・サンセット国立公園は、私の故郷岡山県の広さにも匹敵する広大さであって、人家から遠く離れ、荒地が広がるこの地域は、夏には気温が軽く50度を超えることも度々なのである。

つい先日、ミルデューラは最高気温が45度を越えた。百葉箱の中の気温が45度を超えれば、日なたの気温はどうなる?車の中は?

こんな所で道に迷ったら、そう簡単には出てこれませんよ。

救助された人の中には、車のタイヤがこの赤い土(乾くとサラサラ、ぬれるとドロドロ)にはまって動けなくなり、灼熱の太陽の下、エアコンも切って5時間も車を動かそうと格闘したという人もいました。

怖いー!皆さん、気をつけてね!


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1 件のコメント:

  1. ウォンバット2012年12月12日 10:51

    私は電話の電池の消耗を防ぐのと地図はカーナビがいいという勝手な思いからカーナビTOMTOM君を使ってます。
    なんとチャドストーンのJBHIFIで99ドルでセールしてましたー

    カーナビいいですよ。
    日本語で案内してくれるからナビの画面見ることも少ないし。

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