2018年5月12日

お客も文句を言う寒い店舗

最近のメルボルンは寒いです。

昨日なんて、我が家では朝の気温が4度近くまで下り、お昼は15度くらい。冷たい雨が一日中降りまして、冷たい南風も吹き荒れて木が倒れたりしました。

暖房がある家の中にいる私は良いのですがね、暖房のないツールショップに勤める夫は寒いんだそうです。

しかも、ほとんど入口近くのレジの辺りにいる夫は、ドアが開くたびに寒風を浴びているので、寒てたまらないのだそうです。

ところが、会社のユニフォーム(半袖ポロとフリースのパーカ)はニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州仕様でヴィクトリア州の寒さに対応していない上に、会社の方針でニット帽を被ったりネックウォーマーなんかつけたりしてはダメなんですって。

一番つらいのは、

店内に暖房がないこと!

ニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州なら暖房は必要ないのかもしれませんが、ヴィクトリア州では暖房は必要ですよ。

昨日は天気が悪かったから建築労働者達は仕事にならず、大勢買い物にやって来たそうです。この秋最高の冷え込みでしたから、皆さん分厚いジャケットを着込んだりニット帽を被ったりして震えながら店に入ってくるんだけど、店内が温かいことを期待して入ってきた人々は、

何だよこの店は!店の中も寒いのか!

ガタガタ震えながらでは、ゆっくり買い物をする気にもならないですから、どうしても必要なものだけを買ってさっさと帰っていくお客達。

ヴィクトリア州では暖房の欠如が売上にも影響するということを、会社の上層部は理解するべきでしょうね。

寒い寒いと毎日グチる夫。

「ユニフォームの半袖ポロの下に下着のシャツを着てるの?」
「それはいい考えだ!」

何も着ていないのか…。

「使い捨てカイロをポケットに入れておくと温まるわよ」
「それもいい考えだ!」

使っていないのか…。

「せめてレジの所にヒーターを置けば?お客さんも助かるわよ」
「うん…」


「(ヴィクトリア州マネージャーの)ウィル君に暖房のことを相談するべきよ、売上に影響しますよって」
「うん…」

私なら必ず取るであろう問題解決に向けた対策は何もしないで、毎日皆んなでひたすら寒さを我慢しているらしいんですがね、なんでなんでしょうかね。

冬はこれからなんですけど。


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