2020年11月8日

カイが24歳になりました 

今朝、目が覚めたら良いニュースが飛び込んできました。

アメリカという国を分断し、世界から孤立させ、国民の多くを傷つけ続けていたトランプが、大統領選挙で負けたというニュースです。

やれやれこれで悪夢が終わると安堵したその後、

メルボルンにも嬉しいニュースがありました。

メルボルンでは、新型コロナの新規感染者数が9日連続でゼロを記録しまして、州知事は私達が期待していた通り「25キロ圏内ルール」を終わらせました。月曜日からは、自宅から25キロ圏外に出られるんです。というかもう自由なんです。

許可なしではメルボルン都市圏から外に出られないというルールも終わりなんです。明日の月曜日から、ヴィクトリア州は一つになるのです。

まだ規制はいろいろありますが、明日からかなり緩和されます。

  • 複数の世帯から一日2人までが一つの世帯を訪問可能
  • 飲食店は、屋内なら最高40人まで、屋外なら70人までが着座しての飲食が可能
  • ジムが営業再開
  • お葬式は屋内20人まで屋外50人まで参加可能
  • 病院や高齢者施設は1世帯から一人(一日2時間まで)の訪問が可能
  • 屋内プールは20人まで一般使用可能
  • 図書館は20人まで使用可能
  • 映画館ミュージックホールなどの屋内娯楽施設は20人まで使用可能
  • などなど

いずれも細かい条件付きですけど、こうした規制の緩和は嬉しいです。詳しいことは州保健省のウェブサイトでご覧ください。

そして、今日はうちの息子の24歳の誕生日でした。

いまだに家にいて、フリーランスのアーティストを目指して絵を描いています。「目指して」というのは、独立できるほどの収入がまだないから「目指している」と書いているのですけど、今後はどれだけ絵で収入を得られるかにかかっています。

先日はカナダから仕事のオファーがあったそうです。時々カナダやアメリカから仕事のオファーがあるそうですが、新型コロナのせいもあって仕事のために移り住むというのが困難です。

それに例の手術が終わらないことには、どこにも行けないわけでして。

来年は娘が家を出ると宣言していますから、妹がいなくなったら息子も仕事探しにもっと真剣になるでしょう。ゲームアートにこだわらず、イラストの仕事でもなんでもやってもらいたいです。

息子のバースデーケーキは、毎年決まったようにブラックフォレストケーキを作ってきましたが、今年は息子のリクエストでいちごのロールケーキを作りました。

晩ご飯は焼き肉にしたら、うちの夫が大喜びでした。


いつまで家族4人で誕生日の食卓を囲むことができるのか分かりません。

息子のバースデーケーキを作るのも、今日が最後だったかもしれません。巣立ってくれる日が来るのを楽しみにしています。

しかしまあ、まずは痔の手術が終わらないことには、何も始まらないというのが現実ですが。


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負けを認める法的義務はない

やっとアメリカ大統領選挙の勝敗が決まったようです。メディアがトランプの負けを報道した後、安堵の涙を流している人々の姿にもらい泣きしました。

その安堵というのが、これでもう大統領が自分達を傷つける(Hurting)のを心配をしなくてすむというんですから、もうなんと言ったらいいのか。

メディアが負けを報道した時、トランプはゴルフをしていたそうですが、絶対に諦めないと言っています。

私は、アメリカ大統領選挙の仕組みについては、理解しているつもりだったのですけど、知らなかったことがありました。

アメリカ大統領選挙というのは、大統領を選ぶ「選挙人」というのを各州が州民の直接選挙によって選出する選挙であることは周知のことです。

「選挙人」がどの大統領候補に投票するかが分かっているので、この選出のための直接選挙が事実上のアメリカ大統領選挙ということになるわけですね。

「選挙人」の人数は各州の人口に応じて決められています。「選挙人」を選ぶ選挙のやり方や開票手順などは、各州が独自のやり方を決めています。

勝者総取り方式がほとんどですが、異なるやり方の州もあるそうです。比例割当式に変更しようという動きもあるそうですが、その方がもっと民主的だと私は思います。

とまあ、

ここまでは誰でも知っていることだと思うんですけど、

私が知らなかったのは、

この事実上の大統領選挙である「各州の選挙人選挙」で負けた候補者が、負けを認める法的義務はないということなんですよ。

そんな法律はないんですって!

選挙で負けたら負けを認めるというのは慣例でしかないということ。

負けた候補者が負けを認めずに法廷闘争に持ち込んで、「選挙人」による大統領選挙の日までに「選挙人」が決まらないということも考えられるのです。その場合は、

連邦議会が大統領を決めるんですって!

そういう前代未聞のことになる前に、州議会が「選挙人」を決定することもあり得るそうですが、候補者がその決定を受け入れずに法廷闘争に持ち込めば、州の最高裁判所が判断を下すはずです。ところが、州の最高裁判所の判断も受け入れないとごねることも考えられるんですって。

その場合は、連邦最高裁に最終判断が委ねられるわけです。

「絶対に諦めない」と宣言しているトランプは、連邦最高裁が自分に好都合な判断をしてくれると期待しているのでしょうが、イヤハヤ…

泥仕合が続いて連邦議会でも次の大統領が決まらないと、決まるまでは下院議長が大統領職を代行するんだとか。さすがにペロシ議長の大統領代行というのはありえないと思いますけどね。

なんと言いますか、

常軌を逸していますよ。でも、クレイジーなトランプなら、本当にそういうことが起こりそうな気もするわけです。そこまでやる資金がないようですけど。


ところで、大統領選挙のニュースに隠れていますけど、米国の新型コロナ感染者数は昨日1000万人を超えました。

先月末、トランプ政権は新型コロナウイルス感染拡大防止には取り組まないと発表しましたが、それを発表したマーク・メドウズ首席補佐官が、新型コロナに感染していたそうですね。

大統領選挙翌日にトランプが記者会見した時にもマスク無しで登場していました。濃厚接触者は多いはずですけど、接触者の隔離なんてしないんでしょう。

バイデン次期大統領は、新型コロナ対策チームを明日発表するそうです。


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2020年11月7日

悲劇に見舞われたクロカンブッシュ

シュークリームをキャラメルや飴などでくっつけながら円錐型に積み上げたお菓子、クロカンブッシュ。

うちの娘は、私の60歳の誕生日のお祝いに、このクロカンブッシュを作ることにしたのでございました。

「中に詰めるのはフルーツ系のクリームでお願い!」というお母さんのリクエストに応え、ラズベリークリームを詰めることにしました。

人生初のクロカンブッシュ作りに張り切る娘ですが、前回作ったシュークリームが高さ1センチ以下という大失敗に終わったこともあり、「生地に入れる卵の量に注意しないとダメよ。レシピに書いてある量をそのまま入れると失敗するからね。生地の硬さを見ながら入れなくちゃ」というお母さんのアドバイスに従いました。

固さはこれでいいかと私に見せに来たんですけど、パーフェクトな固さのシュー生地でした。

あれをしてくれ、これを頼むと、アシスタントの兄を犬のように働かせながら(手伝ってもらいながら)生地を2枚のトレーに絞り出し、無事オーブンに入れ終わったようでした。

次に中に詰めるラズベリークリームの準備に取りかかった様子のキッチンから、

パシッ!

という異音が響きました。

「今のは何?何か破裂したような音がしたけど?」

と、娘がアシスタントの兄に尋ねているのが聞こえました。別の部屋でアメリカ大統領選挙のニュースを読んでいた私にも「パシッ」という音は聞こえたんですけど、あの時すぐに様子を見に行っていれば…

その10分後くらいです。

オーノー!

縮んじゃってる!ちゃんと膨らんでいたのに!

ディザスターだ!どうしちゃったんだ!

Shit! Shit! Shit! 

と、娘が大騒ぎしているものですから、キッチンに行ってみますと、オーブンの下段に入れた方のシューが縮んでいました。

「これは温度が低すぎるのよ」
「温度は大丈夫なはず!ちゃんと膨らんでいたの!」
「ドアを開けたんじゃあないの?」
「開けてない!」

その時、私はオーブン内が真っ暗なことに気づきました。電源が落ちていました。

「オーブンが消えてるじゃないの」
「ホントだ!このオンボロオーブンめ!」
「さっきパシッて音がしたでしょ?庫内灯の電球が切れたのよ。それで安全ブレーカーが落ちたのよ。ブレーカーを上げたらオーブンはまた付くわよ」

でくのぼうのように突っ立っていた息子が、それを聞いてすぐに走って行きまして、安全ブレーカーを上げましたらオーブンは付きました。

しかし、

すでに手遅れ…(泣)

下段のシューは高さ1センチ以下に縮んでおり、上段のシューも縮みかけておりました。縮んじゃったシューは、温度を上げたってもう膨らみません。

張り切っていた娘は、焼き上がったぺちゃんこのシューをオーブンから取り出した後、しばらく部屋にこもってしまいました。

気持ちは分かる。

よりによってあのタイミングで電球が切れるとは…

気づくのがもっと早かったら…

せっかく作った美味しいラズベリークリームはぺちゃんこのシューにほとんど詰められず、クロカンブッシュは予定していた形にはなりませんでしたけど、味は大変美味しかったです。


ぺちゃんこになったシューをキャラメルでくっつけて円錐形の土台を作り、少しは膨らんだシューにラズベリークリームを詰めたのをそれに貼り付けてから、余ったキャラメルでフロスを作って飾ったそうです。

よく頑張ってくれました。


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還暦ですけど嬉しくないです

ついに還暦を迎えました。今日で60歳です。

いやあ、「還暦」なんて言葉も「60歳」もあまり書きたくはないね。だって正直なところ、自分としては、

信じがたいんですよ!

干支が一周りして最初に戻るっていうことで還暦と言うそうですけど、干支って十二支じゃあなかったんですね。私は知りませんでしたよ。

60年もの長い年月を生きた人には、赤いちゃんちゃんこを着せてお祝いしていたのは昔のことなんでしょうかね。今でもやってるの?

私はそんな年寄りじみたことはしたくないですけど。

以前は、「60歳」には「おじいさん・おばあさん」というイメージを持っていましたが、実際に自分がその歳になってみると、そのイメージと自分自身がそぐわないんです。

中身は40代の頃の自分と変わらないんですから。

ですからね、「60歳」というのがもうなんというか、理解しがたいと言うか、何か間違っているような気がするのですよ。

60歳で現役引退、定年退職っていうのもね、自分がこの歳になってみて分かったことですけど、問題ありですね。まだまだ現役で大活躍できる人は大勢いるでしょう。

ああ…

とにかく、今日から私は世間的には「Old Woman」なのでございます。

そんなの嬉しいわけがないし、お祝いなんかする気にもなりません。新型コロナの規制のせいで夫の家族達も集まれませんから、特別なことはしたくない私には好都合ですけど、一応お祝いということで娘がご馳走を作ってくれるそうです。


60歳になってポジティブな影響を感じることが一つあります。親との関係について開き直る気分になれることです。子供の頃に受けた「心の傷」はいまだに後を引いていて、この歳になっても親に何を言われるだろうかと理由もなくビクビクしている自分に対して、

「60歳にもなるおばちゃんのアンタが、90歳近くになる親から何を言われるかとビクついてどうする!」と、活を入れられるんです。

そうすると、ビクビクしていることがアホらしく感じられます。すると心臓のバクバクもすみやかに落ち着いて元気も出るのですよ。


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2020年11月6日

チャールズ・マンソンは誰も殺していない

犯罪者チャールズ・マンソン、皆さんご存知ですよね。

1960年代末から1970年代の初めにかけて「マンソン・ファミリー」と呼ばれるヒッピーのカルト集団を率いていたリーダーです。

女優のシャロン・テートと(お腹にいた赤ちゃんも)その時家にいた友人達を含む5人を殺害した事件で有名です。死刑判決が出ましたが、その後カリフォルニア州で死刑制度が一時的に廃止されたことで、マンソンは終身刑に減刑されました。2017年に心筋梗塞で亡くなっています。

死刑判決を受けたわけですけど、チャールズ・マンソンは誰も殺してはいないのですよ。

有名なシャロン・テート殺人事件は、「マンソン・ファミリー」の信者の女性3人(見張り役の一人は別)をそそのかして殺させたのです。マンソンの罪は、殺人の教唆なんです。

影響力を持つ立場にある者が、信者や部下など他の人を利用して犯罪を、あるいは犯罪まがいのことを行なうとことは、珍しいことではありません。

最近、米国でそういう話がよく聞かれますね。

あの人が「開票をやめさせなくちゃあいけない」と言いましたら、開票をやめさせるために彼の支持者達が各地の開票所に大挙して押し寄せてトラブルを起こしているそうじゃあありませんか?

「ミシガンを開放せよ!」「あの女を何とかしろ」とツイートしたら、「あの女」であるミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事を拉致して殺してミシガン州を開放させるための内戦を引き起こすことを企てていたグループがいました。事前に逮捕されましたけど。

暴力行為や人命に危険を及ぼす行為の「恐怖」によって政治的な目的を達成しようとすることをテロリズムと呼ぶんですよねえ。そのテロリズムの実施者をテロリストと呼ぶわけでしょ?

あの人の支持者にはテロリストがいっぱいいるようです。

そして、なんだかもう何をやっても許されるみたいな風潮になってきて、自分達の信条のためにはテロ行為もオッケーみたいな感じじゃないですか、最近の米国って。

あの人はプラウドボーイズのような極右グループにもお墨付きを与えちゃったし、白人至上主義の過激グループも今や水を得た魚のようです。陰でコソコソ活動するしかなかった時代はもう終わり。今や堂々と銃器を手にして集まって、差別発言もやりたい放題。人々を怖がらせるのを楽しんでいるようでもあります。

そうした奴らが、あの人の発言やツイートにそそのかされて犯罪を起こした場合、あの人は罪に問われるんでしょうか。

問われるわけないですよ。

直接命令したわけじゃあないんですから共謀罪はありえません。影響を与えたことを批判はされても、責任はないんです。それを分かっていて、そして自分の発言やツイートの影響力を知っていてやっているのです。自分の利益とエゴのために。

国のトップに立つような影響力の大きい人には、「煽動罪」という罪があってもいいと思いますね。


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