Lさんはベテランの臨床心理士です。娘にとっては「メンター」(Mentor)とも呼べる人で、仕事の面でも相談に乗ってもらったり助言を受けたりしているそうです。私が何年も苦労させられた夫のトラックを買ってくれたのが、このLさんなんです。
Lさんが来るのは5時頃とのことでしたが、なんとうちの娘は4時頃に手ぶらでやって来て、それから「すき焼き」の材料を買いに行くので私に一緒に行ってくれと言いました。
行ったのは韓国食品店で、すき焼き用の牛肉など売っていませんから、プルコギ用の薄切り肉を買いました。牛肉以外の材料もそこで手に入りました。この時、娘は「ちりめんじゃこ」を見つけたので買いました。
家に帰ったらLさんがもう来ていたのであわてました。おしゃべりをしながら慌ただしく準備をして、私達は久しぶりのちゃんとした「すき焼き」を楽しみました。
日曜日は、娘の予定が変更になり、することがなくて退屈だと言うので、車で15分くらいのところにある日本食品店に買い物に行きました。ここで、娘は「冷凍のごぼう」や「冷凍のアジのフライ」、岡山の実家でうちの母が使っていたような「出汁パック」や美味しそうな「豆腐」を見つけて買って帰りました。
そして、家に帰るやいなや、娘はお料理を始めたんです。
岡山の実家でおばあさんと一緒に作った「ごぼうのきんぴら」を作り、おばあさんが揚げてくれた「アジのフライ」や出汁パックで取った出汁で作る「豆腐と卵のお汁」を作り、「白菜の浅漬け」と「ちりめんじゃこの佃煮」をものすごいスピードで作り、見事な和食のお昼ご飯が出来上がったのでございますよ。
そして、それをどうしてもおばあさんに見せたかったらしくて、娘はLINEでおばあさんにビデオ電話をしたのです。
その時、私は別の部屋にいたんですけど、娘が誰かと日本語でしゃべっている声が聞こえて、行ってみるとうちの母としゃべっていました。作った料理を見せながら母と話しているのを見て、私はとても嬉しかったです。
こういう事ができるようになって欲しかったから、何とかラインでつながってくれと頼んでいたんです。先週やっとLINEがつながったので、気軽にビデオ電話が出来るようになったわけですよ。良かった良かった。
ちなみに、娘が電話をした時、母は数独パズルをしていました。毎週日曜日の新聞に掲載されるのです。
写真に撮って送ってもらって、私もその数独を楽しみました。また来週も送ってくれるそうです。
顔を見たり作った料理を見せたりしながら話が出来て、撮った写真や動画を瞬時に送って共有したり、テクノロジーの進歩のお陰で便利になりましたね。
90歳の母が、こういうことを苦手だからと言って敬遠したりせず、自ら学習して利用しているのが素晴らしいと思います。何か分からないことや知りたいことがある時には、携帯に向かってしゃべって音声検索をしていますから、私は負けそうですよ。
身体が元気なだけではなくて、頭が冴えていて、知識も豊富で、記憶力も凄いんです。私達姉妹の自慢の母です。寒くなって来たようなので、無理をしないで楽しく過ごしてもらいたいです。

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