「プロモーション」(Promotion)という言葉はもう日本語化していると思いますが、商品の販売促進活動を意味することが多いようですけど、「昇進する」という意味もあるんです。
「デモーション」はその逆で、「降格する」という意味です。今日の話題は、うちの夫がツールショップの店長職から降格したというニュースです。
昨日、夫が勤める店舗に地域マネージャーがやって来て、店長職を若いスタッフのC君に譲り、夫はただの営業スタッフになることについてどう思うかと聞かれたそうなんですよ。
何の落ち度もない店長をいきなり降格するわけには行きませんから、「どう思うか?」と聞いたんでしょうけど。
C君はまだ若いけど、夫が仕事が休みの日にはお店の運営を任せている最も信頼するスタッフなんだそうです。ツールショップ業界で成功したいという意欲があり、頭も良くて理解が速く、向上心があって新しい知識を学んでいるそうです。性格も良く、スポーツマンなので身体も丈夫で健康で、チームワークというものを尊重し、本人が店長になりたいのなら適任だと夫は言ったそうです。
それを聞いた地域マネージャーは、ホッとした様子だったそうですよ。うちの夫との話し合いがどういう方向に進むか、とても心配していたのだそうです。
店長から営業スタッフに降格しても、給料はそのままで減給は無いということだったので夫はその場で降格を受け入れ、地域マネージャーが持参していた書類にサインをして、ただの営業スタッフになったそうです。
これで仕事の量が大幅に減りますよ!
責任も減り、夜中に警備会社から電話がかかって来ることもなくなり、泥棒被害の報告書を作って警察に持って行くこともなくなり、スタッフが足りなくなって休日に出勤するとか、商品搬入のトラックが来るからと朝の4時に出勤したりすることも無くなるでしょう。
勤務シフトのやりくりに苦労することも無くなります。これからはもう、夫が最も好きな仕事である「お客さんと話をしてツールを売る」というセールスの仕事に集中出来るわけです。
うちの夫は視力が悪化していますからね、いつかは店長職からの降格を会社に願い出る必要があったと思うんですけど、会社の方から減給無しでの降格をお願いされたわけですから、むしろ良かったんじゃあないでしょうか。
夫の方から会社にお願いして降格してもらうと、減給になる可能性が大きいですからね。
新店長になったC君は非常に向上心があるのに、夫が店長職に居続ける限り店長になるチャンスが無かったわけです。うちの夫はC君の昇進と自分の降格を喜んでいましたけど、あれは本心からだと思いました。
そりゃあまあ、キャリアの終りが近づいて来ているということで、寂しい気持ちはあるかもしれません。リーダーとしての役割にやりがいを感じる人ですからね。でも、降格して良かったと私は思っています。
それにしても、どういう理由で会社から降格の話が来たんでしょうかね。
まあとにかく、今日はうちの夫が店長ではなくなったというニュースでございました。
この記事を書いてから2日後にこの追記を書いています。どうして降格したのかが分かったんです。C君が店長になりたいと言っていたわけではないんですって。
かつて、人権とか社員の権利ということに関する大きなミスをして辞職に追い込まれた人が、再び会社に雇用されて地域マネージャーの上に立つ管理職になったんだそうですよ。
辞職せざるを得なくなったそのトラブルにうちの夫が関わっていて、夫はこの人に恨まれていたんだそうです。つまり、今回の降格はこの人からの仕返しだったのですよ。
どこかの国の大統領がかつての敵に仕返しをしまくっていますけど、同じことだったんです。こんな個人的な仕返しが可能になるとは驚きです。

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