2015年10月26日

同性婚を支持します

私のブログの記事が、毎日冗長ぎみであることを少し反省して、今日は短く。

同性婚についてです。

私は宗教的な教えや慣習に全く縛られない無宗教者ですし、物事を論理的に捉えたい人間です。人の性指向には様々なタイプが有り、これはヒトが誕生して以来存在し続けている事実だと思います。私の友人の一人は同性愛者です。

同性愛は、特別なことでも異常なことでもないのです。私は、かねがね同性婚は認められるべきだと考えております。

しかし、オーストラリアでは、まだ認められておりません。

世界的な同性婚を認めようという動きに反して、あの大馬鹿たれのトニー・アボット率いる政権政党である自由党が、同性婚反対というよりも「なんとしても阻止!」的態度を露わにしておりましてですね、2013年にオーストラリア首都特別地域(ACT)で成立した同性婚法の無効を求めて連邦最高裁判所に提訴するなどという呆れた行動に出まして。結果、同性婚法は無効となったんですよ、皆さん!

そもそも、前労働党政権のその前の自由党政権時に首相であったジョン・ハワードが、同性婚を不可能にするための下地を作っておりましてね。ご存知でした?婚姻法を改正して、婚姻は異性間に限られるという法律を作っていたんです!(同性婚絶対阻止にかける意地を感じるでしょ?)

国を率いるリーダーたちがこんな具合じゃあ…。

ところがご存知のように、国民の嫌われ者であった失言放言の「マッド・モンク」トニー・アボットは、あっけなくクビになり、自由党の党首がマルコム・ターンブルという人気者に変わりました。政権党首は自動的に首相となりますので、現在のオーストラリアの首相はターンブルです。そして、ターブルは同性婚を支持しております。

遅かれ早かれ、オーストラリアにおいても同性婚は認められるでしょう。

先日、ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」のことをインターネットで読んでおりました時に、偶然発見した動画があります。ニュージーランドでは2013年に同性婚が認められましたが、法案審議中の議会で、モーリス・ウイリアムソン議員がおこなったスピーチの動画です。論理的に組み立てた非常にわかりやすいスピーチはユーモアにあふれており、法案に反対する方が間違っていると思わせる説得力があります。


スピーチの日本語訳はこちらのサイト「日刊ニュージーライフ」でお読みいただけます。

そして法案は可決し同性婚が認められたわけですが、可決が発表された時、大きな拍手に包まれた議場の傍聴席にいただれかが歌を歌い始めます。それは、ポカレカレ・アナ Pokarekare Ana(ニュージーランドに伝わる民謡を元に作曲されたラブソング)だそうです。一人の歌声は、やがて大合唱となって議場に響き渡ります。

感動的です!



オーストラリア議会でも、このような光景を見てみたいです。

(しかし、オーストラリアには伝統的なラブソングなどないのよね。国民的な歌「ワルツィング・マチルダ」は、羊泥棒が追いつめられて沼に飛び込んで死ぬというストーリーだから、同性婚成立の喜びの歌にはならないし…。)

おっと、結局、今日の記事も長くなっちゃった。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿