2015年10月21日

日本人やめました

私、日本人をやめました。

今や、オーストラリア人なんです。ていうか、まあオーストラリアの市民権を取ったということなんですがね。


大きなきっかけとなったのは、日本のパスポートの期限が切れてしまっていることに気づかず、簡単に更新できなくなり、再び戸籍謄本を取り寄せて申請し直すはめになったこと。(永住ビザの更新だって面倒くさいですしね。)

また、オーストラリアに20年も住んでいるのに、オーストラリアという国に参加できない不満もあっったのです。選挙権のことですけど…。私の1票で何かが変わるとも思えませんが、あの間抜けのトニー・アボットがこれ以上馬鹿な真似をしないように、私だって何かしたかったんです!

オーストラリアに永住するなら、どう考えてもオーストラリアの市民になるべきだし、その方が便利です。「日本の国籍を失ってもいいのか」とのお言葉には、「いいんです!」とお答えします。

そもそも、このグローバルな時代において、国籍って何なんでしょう?

私は、どこかの国に所属していたいという希望はないんです。日本という国には所属していたくないという希望はありました。あの国は、基本的に出る釘を打つ国であって、息苦しい社会の構造や自由や個性を尊重しない仕組みや人々を縛る慣習の数々。もともと、日本人をやめたいという気持ちがあったから脱出して来たんですからね。

私はオーストラリアに住んでいるわけだし、夫も子供たちもオーストラリア市民ですので、とりあえず私もオーストラリア市民となって社会活動に参加し、貢献できることはしていこうかと。また、国境をまたいでの移動にはオーストラリアのパスポートを使うのが便利であろうと。

そんな理由でですね、市民権を申請しまして、市民権テストも受けまして、呆気無く市民権をいただきましたので、早速パスポートも作っていただきまして、それ以来、何事も便利この上ないんですよ!

日本のお役所には、私忙しすぎてまだ足を運ぶ暇がなく、オーストラリア人になった旨の報告をいたしておりませんので、お役所のデータ上は何も変わっておりません。しかし、気持ち的には、日本という国に所属するという意味での「日本人」は、やめたんです。

将来、どの国のパスポートを持とうが、私は死ぬまで「日本という文化を背景に持つ人」ではあるでしょうが。

杉本良夫さんの「日本人をやめる方法」を読んだことがありますか?おすすめしますよ。



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