2012年11月6日

競馬のおかげで4連休

毎年11月の第一火曜日には、「メルボルンカップ」競馬がメルボルンのフレミントン競馬場で開催される。

この日は、通常「カップ・デー」と呼ばれ、メルボルンにおいては祝日であり、学校も会社もお役所も休みとなるということは昨年も書いたので、「メルボルンカップ」競馬についての詳しいことは昨年の記事をお読みください。

さて、第一火曜日の前日の月曜日だが、当然お休みではない。しかし、この日を休んで土日月火と4連休にしたいと思うのは皆同じ。というわけで、カップ・デー前日の月曜日に学校や会社を休む人が大変多い。

我が家の子供達が通うハイスクールでは、毎年前日の月曜日に生徒が来なくて授業にならないということで、今年は「カリキュラム・デー」となった。「カリキュラム・デー」は、生徒達はお休みである。教職員にとってはもちろん勤務日であって、この日は研修を行ったり、授業の準備をしたり、スクールレポート(成績表)の準備をするなどの仕事をするわけだ。

おかげで、子供達は堂々の4連休となった。

夫は仕事に出かけたが、行く先々で担当者が休んでいたり、会社自体が休んでいたりして、昼頃には家に帰って来た。
「誰も働いていないよ...」とのことであった。

夫も子供達も、競馬には全く興味がないので、うちの家族にとってメルボルンカップ・デーはただの祝日。でも、私はレースそのものは毎年テレビで見ている。

今年の「メルボルン・カップ」は、英国のチャールズ皇太子と奥さんのカミラさんがいらっしゃるということでも話題になっていた。

この日は、朝からお祭りムード。大勢の人が、競馬そのものよりも、着飾ったり仮装して集まり酒を飲んで大騒ぎするのが目的で競馬場にやってくる。テレビ各局の朝の番組もメルボルン・カップが一番の話題であり、チャンネル7などは、番組のキャスター&プレゼンター達がドレスアップしてフレミントン競馬場からシャンペンを片手に生中継という力の入れようであった。

肝心の馬の方だが、レース前は、昨年写真判定で鼻毛の差勝利を勝ち取ったDunadenとAmericainという馬に人気ジョッキーのCraig WilliamsとDamien Oliverがそれぞれ乗るということで、この2頭が断トツ人気だったようだ。(...というか、この2頭の名前ばかり聞いていた。)

DunadenとAmericain以外には、有名トレーナーのBart CummingsとかGai Waterhouseとかいった人達が話題となっていたのだが、勝ったのはGreen Moonという馬だった。

人気馬を引き離して余裕のレースで勝った Green Moon

Green Moonという馬のオーナーは、メルボルンでは有名なLloyd Williams ロイド・ウイリアムズという大金持ちのビジネスマンで、この人所有の馬がメルボルン・カップを勝ったのは4回目なのだそうである。

まあ、DunadenとAmericainなどの海外から参加の馬達を抑え、地元の馬が勝ったというので喜んでいる人も多いらしいが、オッズが相当高かったそうであるからそれだけ人気も無かったということで、この馬に賭けた人も少なかったのに違いない。

レース後の、なんだか白けた雰囲気は、そのせいだったのか...。


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