2012年9月11日

引越しと春菊

先日、賃貸の申し込みをした家賃の安い家に引っ越すことが決まった。

引越し続きの私達家族にとって11回目の引越しであるから、荷造りや手続きいろいろには慣れっこなので心配することは何もない。今回は、早く家賃が安い家に引っ越さなくてはならないと何ヶ月も考えていたわけだからなおさらである。

しかし、心残りが一つだけ...。

それは、元気に育ち続ける「私の春菊」であります。

私は、ABCのTV番組「ガーデニング・オーストラリア」に触発されて花や野菜を育て始めたものの、なにしろ住んでいる家が借家なので、引っ越すたびにせっかく育てた花や野菜の失う羽目になった。

今回は、引越し先に持っていけると思っていた四角い箱型の野菜畑を作ったのだが、夫に畑の移築を相談したところ、返事は「無理!」の一言であった。

引越し業者を頼むことなど我が家の経済状態では不可能なので、夫は自分で家具から何から全部運ぶつもりらしい。仕事から帰って夜にやると言っている。今住んでいる家と引っ越す家の賃貸契約を1週間クロスオーバーしてあるので、1週間あれば何とかやれると言うのだが...。

腰痛がこんなにひどくては、私は自分では何もできない。

ああぁ、また野菜畑を失うことになるのか...。

私の野菜畑は、実は4つもあって、1つはハーブ類とネギの畑。1つはイチゴだけ。1つは休眠状態。そしてもう1つの一番大きい畑に「私の春菊」が育っているのだ。

昨晩は、先日間引いたベイビー春菊の残りを鶏肉と一緒にゴママヨ和えにした。これが大変美味だった。こういうのを食べたい時に食べられるというのが、自分で野菜を育てる醍醐味でもあるのだが、間引いた後に太く大きく育った春菊で鍋をするというのは無理な話になった。

春菊と鶏肉のゴママヨ和え
ハーブやイチゴは、次にこの家に住む人達もありがたがるだろうが、春菊はどうか...?春菊のことを「Edible Chrysanthemum 食べられる菊」と説明しても、Chrysanthemumという植物すらよく知らない人もいるのに、この野菜をありがたがって食べるオーストラリア人は多くはなかろう。

レタスか何かを植えるために引っこ抜かれてしまうに決まっている。

残して行くのは無駄なことだ。これはもう、引越しまでに食べ切るしかない!


お帰りの前に1クリックを!



2 件のコメント:

  1. claytonで時々春菊買いますよ。

    返信削除
    返信
    1. 匿名さん

      コメントありがとうございます。Claytonは外国人留学生も多く、いろいろな食材が手に入るという話を聞いたことがあります。日本食材店もあるのですか?春菊が手に入るというそのお店、ぜひ教えてください。私にはちょっと遠いけど、その近くにお住まいの皆さんには良い情報です。

      いいなあ、そういうお店が近くに欲しい。Ringwoodは実に退屈な街です。Eastlandというショッピングセンターができて、商店街はほぼ死にました。でもCostcoができると、もう少し活気が出るかもしれません。

      削除