2012年10月23日

自閉症児とiPad

先日、アスペルガー症候群の子供を持つ友人がFacebookで、あるYouTubeのビデオを紹介してくれた。アメリカの「60Minutes」という有名な番組のビデオだが、話すことができない重い自閉症を抱える子供たちの学習やコミュニケーションに大きな効果があるiPadとそのアプリを紹介しているのだ。

大変興味を持ったので、いつかこのビデオのことを書こうと思っていたら、一昨日の「オーストラリア版60Minutes」でもこの話題を取り上げていた。

英語ですけどごらんください。これはアメリカ版のオリジナルの方です。



話すことができない自閉症の子供たちは、家族や先生をはじめ、他人とコミュニケーションをとることが大変困難である。そんな子供たちの多くが、番組で紹介している「Proloquo2Go」というアプリを使ってコミュニケーションが取れるようになったり、様々な学習に興味を持ち、より長い時間集中し、楽しそうに学んでいる様子が見られる。

Proloquo2Go

オーストラリア版の方でも取り上げていたが、通常の紙製のカードや木製のパズルなどではなかなか困難な学習でも、iPadのアプリを使った場合は、多くの子供たちが強い関心を見せ、夢中になって取り組み、驚くほどの大きな効果をあげているのだ。

iPadやそのアプリがすべての自閉症児に効果があるというのではないとのことだが、番組では最新の脳科学において、健常児と自閉症児の脳の違いというものが分かってきており、将来の治療法の開発に期待が出てきたという話もあった。

自閉症を抱える人の脳の研究には、以前紹介したテンプル・グランディンさんも協力しておられます。

オーストラリア版60Minutesの方のビデオはオフィシャルサイトで見ることができます。
オーストアリア版60Minutesのビデオ「First Words」


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