オーストラリアでは、洗濯機の排水ホースをつなぐ専用の排水口がない家がよくある。
洗濯機用の排水口がない場合は、排水ホースをキッチンなり洗面所なりのシンクに取り付けて排水するしかない。
...といっても、たいていの家には洗濯機を置く「ランドリー」と呼ばれる小さな洗濯室があるもので、「ランドリー」には深く大きめのシンクが取り付けてある。通常は、このシンクに専用のフックを用いてホースを固定し、排水するという仕組みになっている。
下は、我が家のランドリーの様子。
この仕組み、実は危険だ。
このシンクに何か物が入っていると、排水をブロックしてシンクから水が溢れ出し、「ランドリー」は水浸し!発見が遅ければ、家中が水浸し!になることもあるのである。
我が家では、この「水浸し事件」がこれまでに何度も発生している。
子供達が幼かった頃に、汚れたタオルやソックスを、「良い子」の彼らが床に投げっぱなしにせずにちゃんとランドリーへ持って行ってシンクに入れた。結果、大浸水となった。
パニックになった私に呼ばれ、バスタオルを何枚も使って一緒に大掃除をしたから、彼らは学んだはずだ。決して、ランドリーのシンクに物を入れてはならないと。
それでも、また、忘れた頃に事件は起きる。
前回は、もう中学生になった娘のサチが、ランドリーのシンクで水彩のパレットと筆を洗った時に起きた。洗った後に、乾かそうと思ったのかシンクの中にそのままにしていたパレットが排水をブロックした。
そして、今朝のこと...。
ゴミを出すために、ランドリーのドアから外に出ようとした私が叫んだ!
「大変!大変!Flooding (水があふれてる)!」
見ると、シンクの中には息子のカイの服やソックスが浮いているではないか。
「カイぃ!なんでシンクに服を入れるのよ!」
「What...?」(カイがランドリーにやって来た。)
「シンクに物を入れると水があふれるでしょ!」
「I didn't know!」
「なに言ってんのよ!シンクに入れずに洗濯機に入れなさいよ!」
「It's already started!」
物事に注意が足りない息子は、いつもこんな調子だ。
「早く、バスタオルを持って来てふきなさい!」
あふれた水をふき取りながら、まだも言う。
「How could I know that would cause the flooding?」
バカ者!何度水浸しの掃除をしたら学ぶのだ?
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