2026年10月23日

コミュニティーのお食事会

今週の火曜日から岡山の実家に来ているんですが、岡山と言っても南部の都市部ではありません。岡山県中西部の山に囲まれた成羽町というところなんです。有名な建築家、安藤忠雄さん設計の建物が美しい成羽美術館の近くです。

19年ぶりに帰った昨年に続いて今年も帰って来たわけですが、私の母親にはびっくりさせられ続けています。

今年3月に91歳になった私の母は、昨年初めに父が亡くなってからは一人暮らしをしているんですが、健康診断でも悪い所は大腿骨の骨密度がやや低いことぐらいと言われたほど身体は健康で、頭の方は私が負けるほど冴えています。ボケ防止には新聞記事をノートに書き写したり数独パズルを楽しんだりしています。

一番すごいと思うのは、毎日の料理です。自分のために作るだけではなく、木曜日の仕事帰りに立ち寄る娘夫婦(60代)のためや孫達&ひ孫達のためにいろいろな料理を作るのですよ。ご近所にお裾分けをすることもよくあるそうです。私が帰って来た日にもご馳走を作ってくれていました。

料理ってね、材料の準備するところから始まって、料理の手順にしても、結構頭を使うんですよ。私だって寝不足でボーとしている時には思ったように出来ないことがありますけど、何を作るにしてもあっという間にちゃちゃっと作ってしまう母には、私も妹達もかなわないんです。

こういう母ですからね、毎月恒例のコミュニティーのお食事会では長年に渡り世話係を務めて来ました。このお食事会は地域の高齢者達が集まって食事をしながら交流する集まりなんですが、食べに来るだけの人もいますけど有志が料理もするのです。うちの母はそのリーダーだったわけです。

今日は、その食事会の日です。ちらし寿司と茶わん蒸しを作るそうです。前回はキノコの炊き込みご飯だったそうです。デザートの甘いものは買って来ることもあるそうですけど、今日は前回大好評だった蒸しパンを作るそうです。この蒸しパンがすごいんですよ。

成羽町には明治19年創業の白菊酒造という蔵元があるんですが、お酒を作る段階で出来る酒粕も販売されていて人気があるんです。前回のお食事会ではその酒粕を使った蒸しパンを作ったんだそうです。日本酒も結構入れるんです。

この蒸しパンが大好評でリクエストが強かったため、今日も作るんだそうです。

母は90歳も超えましたし世話係は引退しているんですが、実際には今でも世話係をしているのでございます。水曜日には新しい世話係の若手(70代)の方と一緒に材料の準備のために買い物に行きました。

今日は、朝の8時半から作業だそうです。ちらし寿司を作る時には煮たり焼いたり準備に時間がかかりますからね。そして、酒粕蒸しパンも作るわけですから。昨晩も準備に余念がなく、今朝は料理を担当する有志のためにフライパンケーキも作っていました。バナナを底に敷いて焼いたケーキです。



過疎化が進む成羽町は高齢者が多いのですが、実家の近くのコミュニティーではお食事会に集うメンバーは減り続けています。以前は20人くらいだったそうですが、亡くなったり病気になったり認知症になったりしてメンバーが減り、今日集まるのは10人だけだそうです。お料理係は5人と聞いています。

母と同じ90代のメンバーが怪我をされて最近娘さんの家に引っ越されたので、うちの母と同世代のメンバーがいなくなり、母が最高齢メンバーになったようです。しかし、世話係は引退したとは言え、まだまだお食事会の運営には深く関わっていて、若手メンバー(70代)からは頼りにされて活躍しているわけですよ。

昨日は、怪我をされて身体が不自由になられたメンバーに電話をかけて参加の確認をしたりもしていました。茶碗蒸しに入れる銀杏の準備をしたり、蒸しパンに入れる酒粕をクリーム状にしたり、生き生きと準備をしていました。「ホントにすごいなあ」と感心するやら尊敬するやらです。

酒粕蒸しパンは、私も作り方を習う予定です。「あんなの簡単なんよ」と母は言いますが、全て目分量で大体これくらいという作り方ですからね、私はそれをちゃんと計量して作って、いつかレシピに書いてウェブサイトに載せようと思っています。


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