岡山県の成羽町というところにあるんですが、成田空港からは本当に遠いです。関西空港発着便を利用すれば少しは近いんでしょうけど、メルボルンからの直行便は成田しかないので、月曜日の夜に着いて空港近くで一泊し、火曜日の朝空港駅を出発して成田エクスプレス、新幹線、岡山駅からは伯備線を乗り継ぎ、備中高梁駅に着いた時にはヘトヘトでした。次回は飛行機を考えます。
備中高梁駅からはタクシーで帰ろうとしたら田舎の駅にはタクシーもいなくて、仕方がないから成羽まではバスに乗り、バス停からはスーツケースを引きずりながら歩いて帰りました。異常な暑さで大汗をかきましたよ。しかし、実家では91歳の母がご馳走を作って待っていてくれました。
家に帰って最初に見えたものは、りんごの箱でした。毎年この時期に青森のりんご農家から買っているりんごが今年も届いていたのです。かれこれ20年以上になりますけど、ある時私が蜜入りの美味しいりんごを食べた話をうちの両親にしたのがきっかけで、インターネットで見つけたりんご農家から直接りんごを買ったのです。
蜜入りのフジだということで買ったのですが、これが本当にすごい蜜入りで「こんなに美味しいりんごは食べたことがない」というほどの美味しさでした。
それ以来20数年間、うちの両親はこのりんご農家からりんごを買い続けたのです。昨年父が亡くなり、一人暮らしになった高齢の母ですが、いつものように箱単位で買っています。家族やご近所さん達やお友達にあげるためです。最近はシーズンに2回は買っているんですって。お裾分けをしたご近所の方から頼まれて、複数箱買うこともあるそうです。
ファックスもコンピューターも持っていない母は、電話で注文するそうです。昼間に電話をしても仕事でお忙しいのでしょう誰も電話に出て下さらないので、夜になってから電話をして注文するんだそうです。長年買っているせいか、「岡山の西林です」と言うだけで、いちいち住所を言う必要も無く注文を受けてくださると言っていました。
届いていたりんごは残念ながら蜜入りのフジではありませんでしたが、もちろん美味しいりんごでした。みんなが待ち望んでいる蜜入りのフジが届くのはまだ先です。この農家ではギリギリまで木で熟成させてから収穫されるからです。
みんな楽しみに待っています。
このりんご農家は、フジ発祥の地である津軽群藤崎町にある「佐藤りんご園」という農家です。同じ名前のりんご園が五所川原市にもありますが、母が買っているのは津軽郡の方です。ウェブサイトはちょっと時代に取り残された感じですけど、このりんご園が栽培されているりんごが美味しいことはうちの母が20年以上も買い続けていることが証明しているでしょう。
ギリギリまで収穫を待つと雪や雨や雹などの被害のリスクもあるわけです。どうか今年も美味しい蜜入りのフジが収穫されますようにと祈ります。
何かのご縁でもしも佐藤りんご園の方がこの記事をお読みいただくことがあったら、美味しいりんごをいつもありがとうございますとお伝えしたいです。母は楽しみに待っています。

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