2022年12月5日

SNSとメンタルヘルス問題

SNSとは、皆さんご存知のように「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」のことです。

最近はたくさんありますけど、基本的にSNSというのは、登録した利用者同士がインターネット上で交流できる会員制のサービスだと言えます。私が利用しているのはフェイスブックです。

主に、私のレシピサイトに載せているレシピをシェアする(紹介する)ために使っています。フォローしてくださっている方もいつの間にか3千人くらいに増えました。

料理に関心のある方が見に来てくださるわけですが、遠くの知らない国にお住まいの方からメッセージをもらったりすることもあって、コミュニケーションを楽しんで来たんですよ。

不特定多数の人間が閲覧できるSNSは、近年様々な問題が指摘されています。SNS上での誹謗中傷で攻撃された個人が自殺に追い込まれたとか、投稿記事が原因で経済的な大被害を被ったとか。

私はこれまで自分のレシピをフェイスブックでシェアすることで不愉快な経験をすることは無かったんですけど、先日メンタル悪化の原因になることがありました。

些細なことだったんですよ。

皆さん「その他いろいろ」という意味の「エトセトラ」という言葉をご存知でしょう?「et cetera」というラテン語は「etc.」と略して書くことが普通です。

これね、「et」は「and(そして)」で「cetera」は「the rest(その他)」という意味なので、言葉を列記する際には「A, B, C, etc.」と書くのが正しいのですよ。

「A, B, C and etc.」と「and」を入れるとすでに「and」を含む「etc.」とかぶるので正しくないのです。

ところが、こうした列記に「and(そして)」ではなくて「or(あるいは)」を加えたい場合にはどうしたらいいのか。

私はこれを間違えていたのです。「or」を入れたい場合は、「A, B or C, etc.」が正しいのに、私は間違ったことをどこかで習って「A, B, C, or etc.」と書いていたんです。

これを、先日フェイスブックでからかわれたのですよ。

使い方が間違っていますよと教えてくれたらいいのに、からかわれるのは気分が悪い。

このコメントにガハハハと笑っている顔マークをつけた人がいました。

これを見て、私の英語の間違いを笑っている人達がいるんだと思うと辛くなりました。この時すでにメンタルが下降気味でしたのでね、これくらいのことで動揺するのです。

そうしたら、このコメントに触発されたある人が、私の投稿記事を添削して正しい(よりネイティブな)英語に直したのを送って来たんです。

これでもう涙が出ました。

そうしたら今度は、「他にもいろいろ英語が間違っている記事がありますけど、スクリーンショット(表示画面の画像)を送りましょうか」というメッセージが来ました。

私は英語が母語ではないですからね、私の英語にはヘンテコな部分があるでしょうし、間違いもあるでしょう。老眼が進んでいますし、目も回っていますし、タイプミスもよくあるんですよ。

気づいたら直しますし、もちろん投稿前によく目を通すようにしていますけど。

そういう英語のミスが取り上げられることになるとは思いもしませんでした。

英語がネイティブではない人も大勢いるわけですし、少々ミスがあっても意図することは理解できるじゃあないですか?

料理を通じて世界中の皆さんと交流することを楽しんでいたのに、記事やレシピの英語のミスを指摘されるようになったら、もう楽しくないです。


私は自分のレシピを英語版クックパッドでもシェアしていますが、クックパッドは様々な言語で運営されていますから、英語版に投稿している私のレシピを見に来てくれる方も英語ネイティブではない人が多いです。

だから、英語にミスがあったって、そんなことは問題にはなりません。

それに、クックパッドには日本版で言う「つくれぽ」というのがあります。英語版では「Cooksnap」と呼ばれていますが、見つけたレシピを自分で作ってみて、その写真と感想などを投稿するというものです。

知らない国の知らない人が私のレシピを作ってくれたのを見るのは興味深いし楽しいですよ。

英語のミスを笑いものにされたことに端を発する今回の件で、まだ心臓に何かが突き刺さっている感じが消えていません。

でも、レシピサイトは一生のプロジェクトとして、出来る限り続けていこうと思っていましたので、これからも続けたいとは思っています。


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2022年12月4日

高温と花粉とメンタルの不調

メルボルンは、突然真夏になりました。

昨日の気温は31度でした。これはね、40度を超えるような酷暑の翌日なら涼しくなったと感じる温度なんですけど、今年の春は過去30年間で最も寒い春でしたから、私は毎日冬の服装だったんですよ。

そういう天気から突然の30度超えですからきつかったです。

おまけに、花粉がひどくて。

そんな日には外に出ない方がいいんですけど、牛乳が無くなってしまったので買い物に行かざるを得なくなりまして、どうせ行くのなら他にも必要なものを買って来ようと思ったのが間違いで。

昨日は土曜日だったでしょ?

スーパーはどこもひどい混雑だったんです。

おまけに私は目まいがしていたし、特に昨日は倦怠感もひどくてフラフラでした。

家に帰って買った物を片付けながら、あまりにもしんどいので「また血圧か?」と思いまして、計ってみたら上が110mmHgで下が70mmHg。

低すぎるとは言いませんけど、私としては低いです。高血圧の薬を飲んでいますから、最近はいつも正常値だったんですけどね。

目まいや倦怠感は、もしかして低い血圧のせい?

よく分かりません。

おまけに、昨日は私の英語の間違いをフェイスブック上でからかわれましてね。そのコメントに笑い顔を付けた人もいたし、何とその英語の記事を直して送って来た人がいて。

普段なら気にしないし笑って対応しますけど、昨日は辛くて涙が出た。メンタルも弱っているということですよ。

これも血圧のせいか?

最近、心配し過ぎているせいかもしれません。いつまた回転する目まいが始まるかと。

回転する目まいはね、発作のように突然始まって、本当に怖い状況になりますから。もしもの時のために嘔吐袋まで準備しているんですけど。

いつなるかいつなるかと心配しているから、メンタルが不安モードになっちゃっているのかもしれません。

とにかく、今日は最高気温34度、花粉の飛散量は大変多い予報ですから、家でゆっくりします。


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2022年12月3日

何が起きるか分からない

昨日、サッカーのオーストラリア代表「サッカールーズ」が決勝トーナメント進出を決めて、メルボルンのフェデレーションスクエアという広場がすごいことになったという記事を書きました。

何しろ、サッカールーズが最後に勝ったのは、2010年の南アフリカ大会。あれから12年間、全敗だったわけでして。

とにかく点が取れないサッカールーズが、今回のカタール大会ではチュニジアとデンマークに2勝もしちゃって、決勝トーナメント進出という夢に見たようなことになったのですからね、サッカールズのファンは嬉しかったわけですよ。

その記事を書いた後、一応日本のグループリーグ敗退を確認しておこうと思ってSBS放送(W杯を放送しているオーストラリアの放送局)のウェブサイトを見たら、

日本が勝ったあ?

「そんなバカな!」と私は思いました。日本代表チームには大変失礼ですけどね、勝てるはずがないと思っていましたから。

夜中に目が覚めた時に一応途中経過をチェックしたらスペインが先制したと書いてありまして、案の定やられまくっている様子でしたから。「どうぞ恥ずかしいほど点を取られませんように」と思って寝たのです。

もうね、こういう思考になるのは、やはり仕方がないんですよ。日本代表にしてもサッカールーズにしても、これまでがずっとそういう感じだったんですから。

勝てないだろうとは思いながら、それでも応援せずにはいられないわけですが、最後はやはり思った通りに負けるという、それがもうパターンだったんですからね。

それなのに、日本がスペインに勝ったあ?

すぐにSBS放送の録画を見ましたよ。

ドイツ戦での勝利で日本代表の新時代を予感させたものの、コスタリカ戦ではいつもの日本代表に戻っていたじゃないですか?

ところが、スペイン戦では、またも後半になって、ドイツ戦で活躍した若者達が再び素晴らしい攻撃を見せましたねえ。

2点目は、SBS放送の解説者もウーンと唸っていましたけど、ボールの接地部分だけでなくてボール全体がライン上に少しでもかかっていたら「イン」であるという解説を聞くと、あれば本当に微妙ですけど「イン」なんですね。

しかし、あれが「アウト」と判断されていた可能性もあるわけで、「アウト」だったら日本が敗退でドイツが決勝トーナメント進出だったんでしょ?

あの1ミリの微妙な判定で、天国と地獄。やっぱり、E組は死の組だったのですよ。

それにしても、日本代表とサッカールーズの両チームが決勝トーナメント進出とは、まさにもう夢のような展開になりました。

普通の展開だと、奇跡的に決勝トーナメントに進出できたとしても、初戦で負けて「よくここまで頑張りましたね」でオシマイということになるはずですが、このカタール大会は番狂わせが連発していますからね、何が起きるか分からないという期待も出てきました。

どちらかが、もう1勝して8強に進出して欲しいです。

サッカールーズがアルゼンチンに勝つという番狂わせは、いくらなんでもちょっとありえないと思うので、期待したいのは日本代表ですね。

日本代表の対戦相手は、クロアチアですか。ドイツやスペインに勝った日本には、十分チャンスが有るんじゃあないですか。コスタリカ戦の時みたいに「いつもの日本代表」に戻らずに、どんどん攻撃してもらいたいです。


余談ですが、日本代表が後半の5分間に2点をあげた時の攻撃ですけどね、ゴールを決めた選手達に注目が集まりがちですけど、私は録画を見た時についつい目で追ってしまったのは頭を剃り上げた選手ですよ。

あの頭を剃り上げた選手の、走ること走ること!

あんな速さでしつこくプレスされると、相手選手もパスを出すのに考えている暇がないじゃないですか。

デフェンダーの皆さんの守りもね、ファインプレーの連発でしたね。どの選手もいい仕事をしていました。

しかし、シュートを打たないと勝てませんから、やはり大事なのは攻撃ですよ。あの若者達がまたやってくれると期待しています。


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2022年12月2日

歓喜のフェデレーションスクエア

シドニーを象徴するものと言えばオペラハウスであるように、メルボルンにはフリンダース・ストリート駅というのがあります。黄色い建物で、1854年にオーストリア最初の鉄道駅として開業した当時の姿が保存されています。

メルボルンを紹介する際には必ず登場するシンボルですから、メルボルンをご存知でない方も見たことがあるかもしれません。

この駅の道路を挟んだ隣りに「フェデレーションスクエア」という場所があるんです。今から20年ほど前に完成した時には、賛否両論がありました。今でもありますけど。

お金の無駄使いだとか、場所の無駄使いだとか、デザインが良くないとか。

デザインは、オーストラリアの先住民族のアートやアウトバックの景観を連想させる大変近代的で斬新なデザインなんですけど、通りを挟んだ西側には歴史的なフリンダース・ストリート駅、北側にはセントポール大聖堂がありまして、この場所にそぐわないとか景観を損ねるとかいろいろ非難されました。

今ではメルボルンの新しいシンボルになっています。

様々な文化的施設が集まっていましてイベントに利用されていますが、「フェデレーションスクエア」がメルボルン市民に親しまれる最大の理由は、やはり人々が集まる公共広場としての役割のせいです。

サッカーとかラグビーとかオリンピックとか、国際的な大きなスポーツイベントがあると、人々はここに集まり巨大なスクリーンで観戦しながら応援するわけですよ。

昨日の朝、というか夜中ですけど、ここがすごいことになりました。

サッカーのオーストラリア代表チーム「サッカールーズ」(サッカーとカンガルーをかけ合わせている)が、なんと史上2回目の決勝トーナメント進出を決めたのです。

最後に勝ってから12年目の今大会、とにかく勝てない代表チーム、点が取れない代表チーム、ゴールが入らない代表チームということで、ファンをがっかりさせ続けてきたわけですが、先日チュニジアに勝ちましてね。

がっかりさせられ続けても、応援し続けて来たファンは大興奮となりました。12年ぶりの勝利でしたからね。

そして、その一勝のおかげで、もしもデンマークに勝ったら決勝トーナメント進出も夢じゃあないという期待が生まれまして、デンマーク戦の昨日の真夜中、「フェデレーションスクエア」はすし詰め状態。

見よ、この人の波を!


そして、両チーム無得点で迎えた後半、レッキー選手が見事なゴールを決めて、何と本当に勝っちゃったんです。

そうしたらもう、皆さん喜び大爆発でこんなことに。


発炎筒とビールは禁止ということだったんですけど。

私はね、「サッカールーズ」が勝ったことよりも、皆さんがこんなに喜んでいるのを見て興奮しましたよ。

集まった人々を見ると分かるんですけど、見事にありとあらゆる人種がいるんです。多文化多民族の街メルボルンですから、それは見慣れた光景ですけど、見た目だけじゃあなくて、宗教も信条もいろいろ異なる人々が、サッカーのために一つになっているでしょう。

ラグビーとかクリケットの試合でも人々はここに集まりますけどね、こんなに多様な人種の人々がこんなに大勢しかも真夜中に集まったのは見たことがないです。サッカーは、ちょっともうレベルが違います。

さて、決勝トーナメント初戦の相手はアルゼンチンですよ。「サッカールーズ」がワールドカップの決勝トーナメントでアルゼンチンと対戦するなんて、誰が想像したでしょうか。夢みたいな話なんです。

試合は日曜日の早朝です。「フェデレーションスクエア」には、ものすごい数の人々が集まりそうですよ。

日曜日は、お天気サイコー花粉も大量の予報です。


「フェデレーションスクエア」はね、フリンダース・ストリート駅のすぐ隣りというロケーションがやはり便利でいいんですよ。

アルゼンチン戦のキックオフが朝の6時なら、朝一番の電車で行けばたいていの人は間に合うでしょう。「フェデレーションスクエア」に入りきれないほど人が集まるかもしれません。

オーストラリアの他の州には、「フェデレーションスクエア」のような大きな公共広場は無いんだそうです。だから、こうして人々が集まって興奮と喜びを共有できるメルボルンをうらやましく思っているそうですよ。

ニュー・サウス・ウェールズ州をはじめ、日曜日にパブリックビューイングができる場所の準備をしている州もあると聞きましたけど。

メルボルンには「フェデレーションスクエア」があってよかったですねえ。

私も若かったら行ってみたいわ!

今は目が回っているから無理だけど。


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2022年12月1日

目まいと高額な歯科医療

皆さん、こんにちは。

私はまだ元気です。クラクラする目まいがそれほど頻発しなくなっているので、原因となっているものが治ってきているのかもしれません。

昨年倒れた時の回転する目まいの原因は、「前庭」と呼ばれる部分の炎症ということでした。

「前庭」というのは家の前の庭ではありませんよ。耳の中にある内耳の一部で、平衡感覚をつかさどる器官です。「前庭」やそこから脳につながる「前庭神経」で炎症が起きると激しい回転性めまいが起きるんですって。

貴方がその場でくるくると10回ほど回転して突然止まってごらんなさい、周囲が回転しているように感じるでしょう。平衡感覚が乱れて、立っていることも困難なはずです。

突然そういう状態になるんですよ。激しい吐き気に襲われますので嘔吐しますし、眼球が横方向に激しく動く「眼振」という症状も特徴とされます。

聴力に影響はありません。

私の場合、回転性の目まいは数日で良くなりましたが、平衡感覚が元に戻るのに時間がかかりました。

怖いですよ、マジで…

なんでそんな所に炎症が起きたのか、よく分かりません。おそらくウイルスが原因だと考えられているそうですけど、どうやってそんな所にウイルスが入ってしまうんでしょうかね。

医者は「この炎症は一度治れば再発することは無いけど、一度起きたことが二度と起きないとは言えない」と言いましたからね、私は心配しているのでございます。

昨日は用事があって車を運転しなくてはいけなかったんですけど、しかも遠くまで行かなくてはいけなかったので怖かったんですけど、無事に行って帰りました。

午後4時頃に帰宅して、ベッドに横になったら7時まで寝てしまいましたよ。しっかり眠った後は、あまり頭がクラクラしないので、「前庭」の炎症ではなくて睡眠の影響なのかもしれません。

いずれにしても、回転する目まいは突然始まりましたからね、車の運転中にあれが始まるのが一番心配なのです。


ところで、うちの息子が最近前歯の裏に茶色い部分があって、その周辺の歯茎が痛いというのを心配していました。

オーストラリアでは歯科医療はメディケアという公的医療制度でカバーされませんから、歯科医療をカバーする民間の医療保険に入っていない場合は全額自己負担になります。

相場としては、チェックとちょっと歯石を取ってもらったりするのに1回200ドル(2万円)というところです。だから、よほどのことがないと歯医者に行ったりしないんですけど。

私なんてね、上前歯の歯茎に膿瘍ができて、化膿していた歯根の治療をしてもらって新しい歯冠を作ってもらうのに、総額70万円以上かかりました

うちの息子と娘が親知らずを抜いてもらった時には、息子は4本抜いてもらって5千ドル(50万円)、娘は3本だったので少し安くて4千ドル(40万円)ちょっとかかったんですよ。

二人分で9千ドル(90万円)ですよ。

本当にオーストラリアでは歯科医療がバカ高なんです。

息子の前歯の茶色い部分は、このまま放って置いてひどいことになったら高額出費になりますからね、診てもらいに行ったんです。そうしたら、茶色いのは歯石で歯茎が痛かったのは、磨き過ぎが原因だったらしいです。

歯の状態は大変よろしいと言われて大いに安心し、200ドルの価値があったと言っています。

うちの夫も歯医者に行きました。カリブ海の島バスバドスへの旅行中、歯が痛かったんだそうです。旅行中に歯が痛くなるなんて最悪ですよね。

夫の場合は、虫歯があったらしいので治療をすることになりました。1回の治療で終わると期待しています。そうすれば数万円で済みますからね。

ということで、オーストラリアにお住まいの皆さんは、どうぞ歯を大事にしてくださいよ。歯磨き、クリーニング、エナメルケアなど、ちゃんとやりましょうね。

 
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