先日「75回目の献血」という記事に書きましたが、夫は2週間おきに献血に行っています。昨日もまた早起きして血漿(けっしょう)献血に行きました。駅まで歩いて行って、そこからバスで行くので私が送り迎えをする必要はもうありません。
帰って来てから、夫の父親から電話がかかって来ました。父親は、うちの夫が仕事が休みの日に夫を誘って、カフェで一緒にコーヒーを飲んだりランチを食べたりするのを楽しみにしているのです。毎週行っています。
昨日はうちの息子も誘われて一緒に行きました。父親が我が家まで車で迎えに来て3人で出かけたんですけど、夫と息子が大興奮して帰宅したんですよ。もう少しで大事故になるところだったと言いました。
車を停めていたカフェの横の道路から交通量の多い道路に出る時に、当然一時停止して車が来ていないことを確認しますよね。道路に出て右に曲がる予定でしたが、左から派手な赤い車が近づいて来ていたそうです。当然その赤い車が通り過ぎるのを待つだろうと思っていると、父親は突然道路に出たんですって。
うわあ!
助手席に座っていた夫が大声を出したので、父親は急ブレーキを踏んで止まり、赤い車とはぶつかりませんでした。父親は、赤い車が来ているのが「見えなかった」と言ったそうです。
本当に見えなかったのか、見えていたけど認知出来なかったのか、あるいは判断を誤ったのか、本当のところは分かりません。昨日は秋晴れの良い天気で、あの真っ赤な車が見えなかったとは信じがたいと夫は言っていました。
止まるのがもう少し遅かったらぶつかっていたそうです。タイミング次第では赤い車は助手席に激突して、うちの夫が大怪我をしていたかもしれないそうです。
危機一髪だったそうですよ。
夫の父親はメルボルン市内で何度も事故を起こしていて、先日は衝突事故も起こして車が修理不可能なほど壊れたんです。もちろん、相手の車も壊れたんですけど。
うちの夫と妹弟達は、父親の認知能力と運転能力の低下を心配していたんですよ。運転免許証の返納についても考えていましたが、父親はまだ77歳ですし、交通の便が悪い山の中の家に引っ越して来たばかりですし、車の運転をあきらめさせるのは父親の自由を奪うことでもあるので、どうするべきかと悩んでいたんです。
少なくとも、「VicRoads」というヴィクトリア州の運輸交通局みたいなところで診断テストを受けて欲しいと考えていました。でも、本人が自分の認知能力の低下を全く自覚していませんし、異常に自尊心が高くて、それを傷つけるようなことを言われると許せない人ですから、どうやってテストを受けるように説得するかが問題でした。
この話を、夫と妹弟達はいろいろな人にしたんだそうです。どうやら、この話を聞いた誰かが VicRoads に匿名で報告したようです。VicRoads から父親に診断テストを受けるようにという手紙が届いたばかりだったんですって。
その直後に、昨日の出来事があったのです。うちの夫は父親の認知能力の低下を目のあたりにしたわけですよ。誰が VicRoads に報告したかは分かりませんが、検査を受けるようにという手紙が来たことにホッとしています。
手紙が来た以上、免許更新のためには診断テストを避けるわけには行かないそうですから。
運転のテストは無いそうです。視力検査と認知能力のテストだけだそうです。それにちゃんと合格すれば、うちの夫は父親が車を運転することに反対はしないつもりらしいですけど、どうなるでしょうかね。
テストに不合格になって免許を更新してもらえないのが一番安心ですけど、そうなると今後の父親の暮らしが問題になります。
それにしても、ホントにぶつからなくてよかったわ。
もしかしたら、今頃うちの夫は病院のベッドの上ですよ。下手したら死んでいたかもしれません。怪我で済んでいたとしても、仕事が続けられなくなるような怪我だと、たちまち私達は生活に困りますし。
赤い車の運転手が大怪我をしていたことも考えられるんですよ。
大事故を起こしてからでは遅過ぎますからね。夫の父親が自分の能力低下を自覚して、最善の判断をしてくれることを期待します。まずは診断テストを受けることです。