2025年4月5日

左手の親指の付け根が一番痛い理由

昨日の記事で、私の手の関節が変形して来ていることや、変形している関節のあたりが痛むことについて書いたんですけど、これについてご親切にコメントをくださった方がありました。

関節の変形や痛みの原因については自分でいろいろ調べていたのですけど、実を言うとブログをお読みの方から「こういう治療法がありますよ」とか「痛みを和らげるのにこれが効果的ですよ」とか、そういう情報をいただけるかもしれないと期待していたのでございますよ。

しかし、コメントをくださった方のお話は、私が思っていたことと一致!

関節の変形や痛みは加齢に伴うトラブルで、治療法は無いからどうしようもないのです。遺伝的なものもあるそうですが、私と同年齢の知人や義母(夫の母親)も同じような問題が起きています。更年期以降の女性には特に多いそうです。

一番変形しているのが左手の親指の付け根の関節で、甲側の手首に近いあたりに骨が突き出てコブのようになっているわけですけど、一番痛いのもそこです。

何もしていなくてもその部分は痛むんですが、何かしている時に「あうう!」と声が出るほど痛いことがあります。昨日、晩ご飯を作っていて、スープの味見をするのに左手で小皿を持っただけで痛かったです。

その後、洗い物をしている時に思い出したことがありました。

私が若い頃に勤めていた小学校は市の給食センターから遠かったので、その小学校と近くの中学校の給食を作る小さな給食センターが小学校の敷地内にありました。

小さな給食センターとは言っても、毎日250人分くらいの給食を3人の調理員の方達が作っておられたんですが、使用後の食器は手洗いされていたんですよ。調理員の方達が、皿洗いのせいで左手が痛いとおっしゃっていたことを思い出したんです。左手の親指が曲がってしまったともおしゃっていました。

お皿を洗うにも、鍋の蓋を洗うにも、何を洗うにも、スポンジを持っている右手に力を入れることはまずありません。焦げ付いた鍋とかなら別ですが。力を入れているのは、お皿や鍋の蓋を持っている左手の親指の付け根なんですよ。

私は右利きだから、物を持つのはいつも左手。そして、左手の親指に力を入れて支えるように持たないといけないものは多いです。編み物をする時も、特にかぎ針編みの時には、編み地を持つ左手の親指に負荷がかかるんです。

右手の場合、力を入れるのは親指だけではありません。一番負荷がかかるのは人差し指と中指の先なんです。だから、その指の第1関節が変形して来ているんでしょう。

もう編み物も縫い物もあきらめましたし、草取りや庭仕事はほとんどしていませんが、お料理は趣味として続けたいんです。ウェブサイトに載せているレシピの数も3000に近づいて来ていますので、これからも頑張りたいんですけど。

お料理で一番つらいのは洗い物なんです。食器洗い機はありますが、手洗いするしか無いものはたくさんあります。左手親指の付け根が痛くならない洗い方を見つけないといけません。

シンクが小さいし、蛇口は低いしハンドルを回さなくちゃあいけないし、何を洗うにも苦労するんですよ。左手親指に力を入れない洗い方ねえ。

左右を逆にしてみるかな…


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2025年4月4日

手の痛みと骨の変形

涼しい日が増えて来ました。西日でキッチンが暑くなるのを防ぐために下ろしていた窓の外のオーニング(日除け)もついに上げました。お日様は西隣りの家に隠れて日が当たらなくなりましたから。

キッチンが暑くならないのはいいですけど、日が当たらないので洗濯物を外に干しても乾きません。また室内干しの季節の始まりです。

朝晩が寒くなり始めてから、手の痛みが気になり始めました。両手の親指の付け根あたりがうずくように痛むのです。この痛みのせいで私は編み物を止めたんですけど。

寒くなって来ると編み物をしたくなりますけど、こんなに手が痛くてはとても無理です。これをお読みの皆さんの中には、編み物がお好きな方も多いと思いますが、出来るうちにしっかり楽しんでくださいね。

親指の付け根の関節は、骨が変形しています。手首に近い甲側に骨が突き出てコブのように見えます。右手よりも左手の方が変形がひどくて痛みも強いです。

この突き出た骨のコブに気づいたのは昨年でした。その時うちの家族と食事中で、突き出た骨を見せたら3人揃って「うわっ!何それ!」と言いました。自分でもそう思いました。

そのコブが出来ている周辺が痛むんですよ。関節炎(Arthritis)だと思います。右手は人差し指と中指の関節も変形して来ています。中指の第1関節は曲がったままで真っ直ぐに伸びません。

長年手を酷使して来ましたからね、負荷をかけ過ぎた関節に問題が生じているわけですよ。若い皆さんも気をつけてくださいね。


手の痛みは寒いとひどくなる気がするので、手袋をはめています。綿製の手袋なので大して暖かくはないですが、痛みが少し楽になります。関節炎用の温める手袋を買おうと思っているところです。

手が痛いと、うちの夫が馬鹿力で閉めた水道の蛇口を開けるのが大変です。今住んでいる家の水道は、全て蛇口が古いタイプで、ハンドルを回さないといけません。冷水と温水のハンドルが別々だし。

レバーの上げ下ろしだけで水を出したり止めたり出来た以前住んでいた家の水道は良かったですよ。温度調整も、そのレバーを左右に動かすだけでしたから楽でした。

痛くても手を使うことに問題はないので困ってはいませんが、手を大事にしないと使えなくなる時が来るかもしれません。


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2025年4月3日

今頃は病院のベッドの上だったかも

水曜日はうちの夫は仕事が休み。

先日「75回目の献血」という記事に書きましたが、夫は2週間おきに献血に行っています。昨日もまた早起きして血漿(けっしょう)献血に行きました。駅まで歩いて行って、そこからバスで行くので私が送り迎えをする必要はもうありません。

帰って来てから、夫の父親から電話がかかって来ました。父親は、うちの夫が仕事が休みの日に夫を誘って、カフェで一緒にコーヒーを飲んだりランチを食べたりするのを楽しみにしているのです。毎週行っています。

昨日はうちの息子も誘われて一緒に行きました。父親が我が家まで車で迎えに来て3人で出かけたんですけど、夫と息子が大興奮して帰宅したんですよ。もう少しで大事故になるところだったと言いました。

車を停めていたカフェの横の道路から交通量の多い道路に出る時に、当然一時停止して車が来ていないことを確認しますよね。道路に出て右に曲がる予定でしたが、左から派手な赤い車が近づいて来ていたそうです。当然その赤い車が通り過ぎるのを待つだろうと思っていると、父親は突然道路に出たんですって。

うわあ!

助手席に座っていた夫が大声を出したので、父親は急ブレーキを踏んで止まり、赤い車とはぶつかりませんでした。父親は、赤い車が来ているのが「見えなかった」と言ったそうです。

本当に見えなかったのか、見えていたけど認知出来なかったのか、あるいは判断を誤ったのか、本当のところは分かりません。昨日は秋晴れの良い天気で、あの真っ赤な車が見えなかったとは信じがたいと夫は言っていました。

止まるのがもう少し遅かったらぶつかっていたそうです。タイミング次第では赤い車は助手席に激突して、うちの夫が大怪我をしていたかもしれないそうです。

危機一髪だったそうですよ。


夫の父親はメルボルン市内で何度も事故を起こしていて、先日は衝突事故も起こして車が修理不可能なほど壊れたんです。もちろん、相手の車も壊れたんですけど。

うちの夫と妹弟達は、父親の認知能力と運転能力の低下を心配していたんですよ。運転免許証の返納についても考えていましたが、父親はまだ77歳ですし、交通の便が悪い山の中の家に引っ越して来たばかりですし、車の運転をあきらめさせるのは父親の自由を奪うことでもあるので、どうするべきかと悩んでいたんです。

少なくとも、「VicRoads」というヴィクトリア州の運輸交通局みたいなところで診断テストを受けて欲しいと考えていました。でも、本人が自分の認知能力の低下を全く自覚していませんし、異常に自尊心が高くて、それを傷つけるようなことを言われると許せない人ですから、どうやってテストを受けるように説得するかが問題でした。

この話を、夫と妹弟達はいろいろな人にしたんだそうです。どうやら、この話を聞いた誰かが VicRoads に匿名で報告したようです。VicRoads から父親に診断テストを受けるようにという手紙が届いたばかりだったんですって。

その直後に、昨日の出来事があったのです。うちの夫は父親の認知能力の低下を目のあたりにしたわけですよ。誰が VicRoads に報告したかは分かりませんが、検査を受けるようにという手紙が来たことにホッとしています。

手紙が来た以上、免許更新のためには診断テストを避けるわけには行かないそうですから。

運転のテストは無いそうです。視力検査と認知能力のテストだけだそうです。それにちゃんと合格すれば、うちの夫は父親が車を運転することに反対はしないつもりらしいですけど、どうなるでしょうかね。

テストに不合格になって免許を更新してもらえないのが一番安心ですけど、そうなると今後の父親の暮らしが問題になります。

それにしても、ホントにぶつからなくてよかったわ。

もしかしたら、今頃うちの夫は病院のベッドの上ですよ。下手したら死んでいたかもしれません。怪我で済んでいたとしても、仕事が続けられなくなるような怪我だと、たちまち私達は生活に困りますし。

赤い車の運転手が大怪我をしていたことも考えられるんですよ。

大事故を起こしてからでは遅過ぎますからね。夫の父親が自分の能力低下を自覚して、最善の判断をしてくれることを期待します。まずは診断テストを受けることです。


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2025年4月2日

進行した舌がんだった叔父さんの近況

うちの夫の叔父さんが舌がんになった話を、昨年からこのブログで何度か話題にしましたので、皆さんの中には覚えていらっしゃる方もいると思います。

叔父さんはうちの夫の父親の弟なんですけどね、年齢は私と同じくらいなんですよ。夫と叔父さんは年齢が近いので、子供の頃から親しい仲だったそうです。

昨年9月に1000キロ運転旅行をした時に叔父さんの家に泊めてもらったのですが、その時に叔父さんが首の腫れが気になっているとか上向きで寝ると舌が喉を蓋するような感じになって息が出来なくなるとか言いました。

見ると、首の腫れというのは脇の下辺りまで膨らんでいたので、素人が見てもリンパ節に問題が起きていると分かるわけですよ。舌が喉を蓋すると言うんですから、舌に悪い物が出来ているんじゃあないかと誰でも思うでしょう。

叔父さんは、何ヶ月も前から首の腫れが気になっていたそうなんですが、医療事情の良くない場所に住んでいる上に医者嫌いだったために診察を受けていませんでした。その間に腫れはどんどん大きくなっていたわけです。

一日も早く医者の診察を受けてくれと、うちの夫は言いました。旅行から帰って泊まらせてもらったお礼の電話をした時にも、医者に会うようにと念を押していました。

叔父さんはすぐに医者に予約を入れたそうですが、医者不足のために何週間も待たされてやっと診察を受け、検査をしてもらうまでさらに何日も待たされました。

やっと検査をしてもらって、数日後に会った医者は検査結果を見てすぐにメルボルンの病院の専門医に会うようにと照会状を書いてくれて、今度は何日も待たされずにその専門医の診察を受けることが出来て、舌がんが首や脇のリンパ節に転移していると分かったのが11月のことでした。

詳しいことは「首の腫れはがんだった」を読んでいただくとして。

治療はすぐに始まりました。がんの切除手術は受けないことになったので相当進行していたんだろうと思いました。がんは喉にも広がっていることが分かって、家族は悲観しました。もっと早く医者の診察を受けていれば良かったのにと悔やまれてなりませんでした。

7週間に渡った放射線治療と抗がん剤治療が終わったのは、お正月頃でした。話すことが出来なくなり、飲食も不可能になったので胃ろうになり、げっそりとやせ細って体力も無くなっていた叔父さんは、自力で家に帰ることが出来ませんでした。

叔父さんの家はメルボルンから電車とバスを乗り継いで片道6時間もかかるペンズハースト(Penshurst)という小さな町にあるんです。奥さんが車でメルボルンまで迎えに来ることが出来なかったので、うちの息子が私のカローラを運転して夫と一緒に送って行ったんですよ。

うちの夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていますので車の運転が出来ませんからね。私が運転して行く覚悟でしたが、息子が行ってくれたので助かりました。目がまわる問題がある私には、長距離の運転は不安なので。

まあとにかく、私達は叔父さんがもう長くは生きないだろうと覚悟していたんです。


放射線治療と抗がん剤治療が終わってから3ヶ月が経ち、先日CT検査を受けたそうです。その結果、がんがあった場所にがんは見つからなかったんですって。

がんが消えたあ?

CT検査では2か所だけ不明な部分があったそうです。何らかの傷か、もしかしたらがんか、判断出来ないので生体組織検査をするそうです。

もしもがんだと分かれば、再び治療をするんでしょうけど。

話すことが出来なくなっていた叔父さんですが、現在は普通に話せるようになっています。口からの飲食も出来るようになったので、もう胃ろうはしていません。食べる時には水やお茶などの水分が必要だそうですけど。

がんの治療法というのは、私達が知っていた以上に進んでいるみたいですね。

ある知り合いの奥さんが乳がんになった時には、その知り合いの方はずいぶん悲観されていました。お母さんを乳がんで亡くされていたからです。しかし、奥さんは治療を受けて、今も大変お元気なんですよ。

夫の叔父さんは、体重も増え、体力も戻って、バスの洗車&クリーニングの仕事にも復帰しました。その仕事のために、毎週片道6時間かけてペンズハーストからメルボルンに通っています。以前と同じ暮らしに戻ったわけです。

もうホントにびっくりですよ。


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2025年4月1日

陰謀論でエスカレートして行く友人

私達夫婦の長年の親しい友人がドナルド・トランプに取り憑かれて、荒唐無稽な陰謀論まで信じ込んで人が変わってしまったようになった話を「陰謀論に洗脳された友人」という記事に書いたのは、昨年の9月のことでした。

あの出来事が原因で友人を失うようなことにはなりたくなかったんですが、あれから半年以上が経ちますが、その友人に会ったのは一度だけです。定期的にお互いの家で晩ご飯を一緒に食べる仲だったんですけど。

先週、うちの夫は久しぶりにその友人に会ったそうです。そして、友人が蒸留水器を購入した話を聞きました。

浄水器と言うのはよく聞きますね。浄水器と言うのはフィルターで水道水に含まれる不純物をろ過する道具です。水道水に塩素消毒剤を添加した際に発生する物質はカルキ臭の原因となるので、それを取り除くために浄水器を利用している人は多いと思いますけど。

友人が購入したのは浄水器ではありません。蒸留水器です。

水を沸騰させて出来た水蒸気を冷やして水に戻す機械です。水が蒸発する際に不純物とは離れますから、ほぼ純粋な水を作り出すことが出来るわけです。友人は、家での飲食には蒸留水器で作った純粋な水を使っているんだそうです。

理由は、米国のトランプ政権で保健福祉省長官を務めるロバート・ケネディ・ジュニア氏が主張する「水道水に添加されているフッ素の危険」を知ったからだそうです。ケネディ氏は、反ワクチン陰謀論者として知られる人ですよ。

科学者でも何でもない人ですが、明確な科学的根拠を示さずにワクチンと自閉症を結びつけたりして、ワクチンに反対して来た人です。新型コロナのワクチンを「人類への犯罪」とまで言った人ですよ。最近、ワクチンに対する発言を少し変えているようですけど。

このケネディ氏は、水道水に添加されているフッ素のことも批判して来たのです。

フッ素が虫歯の予防に効果があることは広く知られていることです。歯磨きにもフッ素が含まれています。フッ素化合物は自然に存在するミネラルですが、高濃度の場合には問題になります。それはどんな物質にも言えることで、適度な量なら人類に利益がある物質も量が多過ぎると害になるのは良くあることです。

塩や砂糖だってそうでしょう?

私が生まれ育った地区は、町内でも水源が異なっていて、この地区で育った子供だけが非常に硬いけれども薄茶色や黄色に変色した歯を持っていました。小学校の保健の先生がこの事に気づいて、この地区の水道水に高濃度のフッ素化合物が含まれていたことが分かったという出来事がありました。

現在日本では水道水にフッ素は添加されていないそうですが、天然のフッ素化合物は、地域によって濃度の違いはあるにせよ、どの水道水にも含まれています。

米国やオーストラリアでは、フッ素の添加や濃度の調整が行われています。

ケネディ氏は、フッ素が子供のIQ低下の原因になるとか、脳の神経細胞に影響を与えると批判していて、水道水にフッ素を添加するのを止めさせると公約していました。

私達の友人は、このケネディ氏の主張に完全に洗脳されたようです。1リットルの水を蒸留するのにどのくらいの時間と電気代がかかるんでしょうか。ペットボトルの純粋な水を買った方が安くて早い気もします。

自宅以外で飲んだり食べたりする時はどうするんでしょうか。

食品添加物は平気なんでしょうか。水道水に含まれるフッ素よりも心配な量の合成添加物がお店で売っている食べ物には入っていますけど。

この友人には、会う度に聞いているのも不愉快な話題が出るようになっています。フッ素の話くらいならいいですけど、根拠のない陰謀論などは黙って聞いていられません。しかし、こちらの意見を話せば口論になりますから、この友人には会いたくなるなるのですよ。

とても良い人なので一生良い友達でいたかったけど、残念なことになって来ました。


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