2024年3月29日

本は買うタイミングに要注意

先日、日本のアマゾンから久しぶり日本を買いました。

視力が衰えて紙の本を読むことが難しくなり、読書が楽しめなくなったのであきらめていたんですよ。アマゾンが売っているKindle本のような電子書籍なら、文字を大きくして読めますから可能性はあったんですが、そのためのデバイス(電子書籍リーダー)を買う経済的な余裕がなかったのでね。

3万円くらいで買えるんですが、我が家は出費がいろいろかさみましたから。引っ越しもしなくちゃあいけなかったし、息子の医療費がねえ、無料の公共医療で順番待ちをしているわけに行かず民間の医療機関で治療を受けましたから、ものすごい費用がかかったんです。

高額な民間医療保険には入っていませんから、費用は全額自己負担になるのです。3回の手術費用は百万円を超えているんです。

心理カウンセリングも受け始めたので、これにも費用がかかりますしね。だから、私の楽しみのための3万円の出費は我慢していたのですよ。

ところが、どうしても読んでみたい本があって、先日Kindle版を買ったのです。

ちなみに、日本国外からは日本のアマゾンでKindle本は買えないと書いてあったんですけど、普通に買えました。

iPhoneアプリとコンピューターのアプリで読んだのですが、久しぶりの読書は楽しくて、もちろんその本が面白かったからですが、数時間で読み終えてしまったほどですけど、数時間で読み終えたというのはその間は何もしていないということなんでしてね。

睡眠にも影響したし、家事も何もしないで読み続けたわけで、そういうのはイケマセンよねえ。

すぐに次の本を買うつもりはなかったんですが、アマゾンってうまい具合に出来ているんです。サンプルというのが無料で読めるわけですよ。

最初の何章かを読んでのめり込んだところで、サンプル終了になるわけ。誰でもその次を読みたいと思うでしょ?

だから私も買ってしまった。でも、そのタイミングが良くなかった。

晩ご飯の片付けを終えてしばらくしてサンプルを読み終えた後ですから夜です。普段ならベッドに入る準備を始める時間でした。そんな時間から本を読み始めるなんて、自分で自分の首を締めているのと同じこと。

なかなかやめられないので、就寝時間は遅くなる。眠くて頭に入らなくなったのであきらめて寝ましたけど、寝たのが遅くても翌朝5時頃にはいつものように目が覚める。

しばらくベッドの中で iPhoneアプリで読んで、起きてからはコンピューターのアプリで読みました。最後まで。

またやってしまった…

今後は気をつけます。少なくとも夕方以降に買うのはやめないと。

朝買うとその日一日は何も出来なくなる可能性がありますから、他の用事のこととかを考慮して、丸一日を読書に費やしても大丈夫な日を選ばないといけません。

読んでいる本はシリーズ物なんですけど、そのくらい続きが読みたくてしようがない面白さなんです。

コンピューターのモニター画面で読んでいるので、数時間モニターの前に座りっぱなしということにもなりますしね。

Kindle本専用の電子書籍リーダー端末を買うことは今でも考えていますが、モニター画面で本を読むというのは、思っていたよりもはるかに快適なんです。日頃モニターで文字を読むことに慣れているせいもあるでしょうけど、とにかく目にラクなんです。カラー表示も出来ますしね。

持ち運びは出来ませんから、その場合は iPhoneアプリということになります。小さな画面に大きな文字で表示させると1ページはわずかしか表示出来ないので読みにくいんですが、読むことは出来ます。

一昨日うちの夫を病院に連れて行った時、待っている間にも読んだんですけど(読み終えた本を再読したんです)待ち時間があっという間でした。以前はそういう待ち時間には編み物をしていたんですが、最近手が痛いので編み物はあきらめていますからね。

歳を取ると出来なくなることもありますが、工夫とテクノロジーのお陰で別の方法が見つかったりもするわけですね。

再び読書が楽しめるようになってよかったです。コンピューターのモニターで本を読むのがこれほどラクと知っていたら、もっと早くやっていればよかったですよ。


お帰りの前に1クリックを!



2024年3月28日

物忘れ大丈夫か…

うちの夫はいつもなら土曜日は仕事が休みなんですが、有給休暇を取っているスタッフがいるとかで休めなくなっています。だから唯一の休みが水曜日です。

昨日の水曜日は、しないといけないことがいろいろありました。

まずは病院に血液検査に行かなくてはいけませんでした。腎臓を提供した手術からもうすぐ半年になるので、精密検査が予定されているんです。私はいつものように運転手でした。

帰って来てから遅い朝食を取り、用事があると言って出かけていきましたが、携帯電話を持って行くのを忘れたと言って帰って来ました。

仕事に行く時の決まり文句「財布・携帯・鍵・メガネ・くすり」を私は言いませんでしたからね。家を出た後に自分で決まり文句を唱えて気がついたんでしょうけど、まあホントにしょっちゅう忘れます。

その後、父親と一緒にお昼ご飯を食べると言ってお昼過ぎに出かけましたが、出かける前にトーストを焼いていました。お昼ご飯を食べに行く前に何か食べてから行くというのが私には理解できません。

しばらくしてキッチンからトースターの「チーン」という音がしました。

その音に全く気が付かずにテレビを見ていた夫に、私は隣りの部屋から大きな声で言いました。

「チ〜ンって言ったわよ!」
「なに?」
「今チ~ンって音がしたわよ!」
「ボクの携帯じゃあないよ。ボクの携帯はここにある」
「携帯じゃあないの!トースターがチ~ンって言ったの!」
「あ、忘れてた…」

トーストを焼いていたことを完全に忘れていたようです。

パンはこげ茶色を通り越して真っ黒になっていましたが、炭になった部分を削り落としたりせず、そのままバターを塗って食べていました。

病院からの帰りに、泥だらけになっている私のカローラを、夫がいつの間にか買っていたけど使っていない高圧洗浄機で洗ってくれると言ってくれまして、道路に停めておけというので道路に停めたんですけど、それも忘れていました。

まあそういう私のために何かしてくれるという話は、言った瞬間にもう忘れていますから、普段から当てにしていませんけど。

毎日いろんなことを忘れます。

良く忘れる人ではありますが、ちょっと忘れ過ぎのような気もします。


お帰りの前に1クリックを!



2024年3月27日

決まり文句に新単語追加

決まり文句というのは、うちの夫が仕事に出かける時に私が言っている「財布・携帯・鍵・メガネ」というやつです。

実は、この決まり文句には「ペン・ナイフ」というのが加わっていたんですけどね、ちょっと長くなり過ぎたし、ペンとナイフは持って行くのを忘れてもそれほど困らないということで、基本の「財布・携帯・鍵・メガネ」に戻っていました。

最近は毎朝言っているわけではありません。しかし、毎朝言っていたおかげで、声に出さなくても頭の中で呪文のように唱えますから、家を出る時に「おっと、鍵を忘れてたわ…」と気づけるわけです。

鍵を忘れると仕事になりませんよ。勤めているツールショップの店舗に入れないどころか、その敷地に入るゲートを開けることも出来ません。

つい先日は家を出た時には気づかず、道路を歩き始めたところでおそらく決まり文句を唱えたのでしょう、鍵を忘れたと気づいて戻って来ましたよ。

いまだに度々忘れることがあるということには、まったく驚かされるのでございます。

最近、睡眠が改善した私は夫が起きる5時半には起きていますから、家を出る夫にこの決まり文句を言ってあげることがあります。今朝も言いましたらね、やはり鍵を忘れていました。

ついでに、ふと気になって私は言いました。

「薬は飲んだの?」
「くすり?忘れてた…」

やっぱり忘れてたか!

薬は重要なんですよ。うちの夫は毎朝4種類の薬を飲んでいるんですけど、飲み忘れるとすぐに影響が出ますから忘れたではすみません。

決まり文句に単語を追加する必要がありますよ。

「財布・携帯・鍵・メガネ・くすり」


まあね、引っ越してきた家からお店まで車なら1〜2分なので、忘れ物を届けるのも以前のような苦労はないんですけど。できればそういう面倒くさいことは避けたいですからね。

それにしても、知能指数が高くて人並み外れた記憶力を持っているのに、しょっちゅう忘れ物をするというのは不思議です。

うちの夫は整理整頓が苦手ですし、片付けないので物をなくしやすい傾向もありますけど、片付けが出来ないわけではなくて、そういうことに興味がないからしないと言った方がいいと思います。

30年近くも一緒に暮らして来て、どうにもならないと分かったことはあきらめていますが、朝の忘れ物は忘れたではすまないのでね、決まり文句を言い続ける必要があります。

「くすり」も追加して言い続けていれば、本人も自分で忘れたことに気づきやすくなるでしょう。

忘れ物をしやすい子供についてもそうですけど、「どうして忘れるのよ!」「忘れたらダメでしょう!」と叱ってもしようがないです。

忘れ物を防ぐ方法を考えた方がいいですよ。決まり文句を唱えることは、うちの夫には効果的です。


お帰りの前に1クリックを!



2024年3月26日

息子のラザーニャ作り大変記

世界的大人気料理であるラザーニャ。

イタリア系移民の多いメルボルンだけでなく、オーストラリア全体でも最も人気があるのはイタリア料理だと思うんですけど、ピザやスパゲッディボロネーゼと同じくらいにラザーニャは人気があります。

ちなみに、ボロネーゼソースというのは日本で言うところのミートソースですけど、少し違うんですよ。オリーブ油でにんにく、玉ねぎ、にんじん、セロリなどの野菜と合いびきのひき肉を炒めて、トマトと赤ワインを加えて煮込むのです。

ラザーニャは、薄い板状にしたパスタとミートソースとホワイトソースを層状に重ねてチーズを乗せてオーブンで焼いた料理ですが、これはね、実際に作ってみると手間がかかる料理だということが分かります。

うちの息子が毎週月曜日に晩ご飯作りに挑戦していることは度々話題にしていますが、昨日はこのラザーニャ作りに挑戦したんです。インターネットで見つけたレシピに忠実に作っていました。

「どうして私のレシピを使わないの?」と思ったら、私はミートソースのレシピもホワイトソースのレシピもウェブサイトに載せていますけど、ラザーニャの作り方は載せていなかったのでした。

息子が使ったレシピは6人分でしたが、レシピを半分にして3人分を作るという気はなかったようです。

3時頃から作り始め完成したのは7時過ぎ。ずいぶん時間がかかりました。

ミートソースはボロネーゼソースを作っていました。にんじんもセロリも細かく切って、玉ねぎやにんにくと一緒にオリーブオイルで炒め、ワインとパッサータ(トマトジュースとトマトピューレの中間みたいなもの)を加えて長時間に込んでいました。これに時間がかかった!

フタを少しずらして煮込んでいれば、もっと早く完成したと思いますよ。

ホワイトソースは私がやるように電子レンジでチャチャッと作らず、鍋で本来の作り方で作っていました。

パスタは、ラザーニャ用の乾燥パスタを茹でたりせずに生パスタを使いましたから、食べる時にはちゃんと柔らかくはなっていたんですが、ちょっとまだ十分に火が通っていない感じでした。

そして、塩加減が少し強過ぎたと思います。おそらく何度も味見をしたんでしょう。もう少しお塩が必要かなと思って足した分が多過ぎたんだと思います。

ちょっと塩味は強過ぎましたけど、4時間がかりで美味しいラザーニャが出来ました。


初めて作ってこの出来なんですから大成功ですよね。次回はきっと塩を控えめにするでしょう。

ただし、最近の私は塩も砂糖もできるだけ減らそうと努力しているので、塩味や甘さに以前よりも敏感になっているんです。

お店で買って食べるものは全部塩味が強過ぎると感じるので、息子のラザーニャは世間一般的な味付けとしては、あれで正解だったのかもしれません。

もちろんいつものように洗い物も片付けも完璧にやってくれました。

大量に残ったラザーニャは、夫が弁当にして持って行きました。あと2人分残っています。


お帰りの前に1クリックを!



2024年3月25日

気温と睡眠の質

先々週の後半から蒸し暑い日が何日か続いた後、クールチェンジが来て水曜日には寒いほどになり、義母(うちの夫の母親)主催の食事会には長袖のセーターを着て行きました。

翌日の朝は気温が6度なんていう冬のような天気になりまして、日中も肌寒い天気がずっと続いていますから、私は毎日長袖のカーディガンを着ています。

いよいよ秋だと気が抜けないのがメルボルン。今週の金曜日のグッドフライデー(Good Friday)から始まるイースター(キリスト教の復活祭)の連休中は真夏日が続く予報です。 

子供達にとってイースターのお楽しみと言えばチョコレートエッグ探しですけど、そんな暑さの中ではチョコレートエッグなんて溶けてしまいますね。

今日の予想最高気温は26度。今朝は寒いんですけど、いい天気になるそうです。

屋外の気温が6度まで下がるような時は家の中だってかなり寒くなりますから、毛布を出そうかと思ったような日もあったんですが、気温が低い日が続いたこの1週間、私の睡眠は大きく改善しました。

もちろん避難部屋(今では私の寝室)の予備のベッドで一人で寝ているんですけど、本当に驚くほどよく眠れるんですよ。

寝付くまでに2時間も3時間もかかることがあったなんてウソのように、ベッドに入るとたちまち眠くなって簡単に寝付くことが出来ます。

相変わらず夜中に目は覚めますが、おトイレに起きてもちゃんとすぐにまた眠れるので、平均6時間は確実に眠っているでしょう。

そのくらい眠っているとですね、5時頃に目が覚めた時には「もう起きようかな」と思えてしまうんですよ。「ああもっと眠りたい」とは思わないのです。だから、夫が起きる5時半頃には私も起きています。

夫が一人だけ起きて、自分で弁当を作って(冷凍野菜をチンしたのとゆで卵)真っ暗の中を一人歩いて仕事に出かけて行く、その時に私は目は覚めているのにベッドの中でもう一眠りを試みているというのはね、やっぱり「夫に悪いな…」と思うんですよ。

5時半頃に元気に起きられるっていうのは、必要な睡眠がちゃんと取れているからです。

静かで真っ暗な部屋で一人で寝ているせいもありますが、寒いのせいもあると思うんですよ。暖房が必要なほどの寒さではないですからね、お布団に入ると暖かくなっていい気持ちになる寒さですから、これが睡眠改善の原因ではないかと思います。


先日から時々話題にしていたSBS放送の「Australia's Sleep Revolution with Dr Michael Mosley」(オーストラリアの睡眠革命)という番組ですが、最終回の第3話を見ましたけど、少し期待外れでした。

私は寝付きも悪いけど、とにかく夜中に何度も目が覚めて再び眠るのに苦労することと早朝に目が覚めてしまうことが問題だったわけなんですが、そうした問題の改善に何か良い方法が紹介されるかもしれないと思っていたんですけど。

うちの夫と同様に私も睡眠時無呼吸症候群かもしれないという心配がありましたが、そういうことも自分の睡眠パターンの問題点も、睡眠専門のクリニックで検査してもらわないことには分からないわけですし、それには高額な費用が必要です。

睡眠パターンの問題点が分からないと光を使った治療も出来ませんしねえ。

一つ参考になった改善方法は、ベッドは睡眠のための場所と脳に理解させるためにベッドに入るのは眠くなってから、そして夜中に目が覚めている時間が長い人はベッドに入る時間を遅らせるという方法でした。

そこで、眠りたいからと言ってあまり早くからベッドに入らないようにしています。ベッドに入ってから寝付くまでに時間がかかり、「ああ、また眠れない…」とストレスを感じながらに長時間寝返りを打ち続けるというようなことを続けていると、睡眠に対する不安が発生して悪影響が生じるということなんです。

だから、本当はベッドに入ってからKindle本を読むなんていうのもいけないんですよ。本を読むならベッド以外でということなんです。でも、私はベッドに入ってから眠くなるまで iPhone でニュースを読んだりしています。

まあね、いいんですよ。私の場合は、番組ではまったく一言も触れられていなかった「別の寝室で一人だけで寝る」という方法で大きく改善しましたからね。そして、夜間の気温が下がるようになって来てから明らかに睡眠は改善しましたから。


お帰りの前に1クリックを!