2026年4月1日

野球と商売とプライドの問題

メジャーリーグのシーズンが始まりました。

応援しているのは、ロサンゼルス・ドジャーズです。大谷翔平選手はもちろんですけど、私は同じ岡山県出身の山本由伸投手を応援しているのでございますよ。

そして、ドジャーズにはもう一人日本人選手がいますよね。佐々木朗希投手ですけど、昨日はもうどんな悲惨なことになるかと心配で、私はライブスコアを見るのも緊張しました。佐々木投手は、オープン戦では大乱調で防御率が15.58でしたからね。

防御率というのは、投手の自責点を9イニング相当で表した数字なんだそうですね。もしも9イニング投げたとしたら、15.58点も取られていたというレベルの投球だったわけです。はっきり言ってマイナー落ちも仕方がないレベルでしたけど、昨日はやれやれでした。

打たれるんじゃあないかとヒヤヒヤしながら見るのは嫌なもんです。昨年のドジャーズの中継ぎ投手陣は皆んなあんな感じでした。打たれるんじゃあないかとヒヤヒヤしながら見ていると、心配した通りに打たれて点を取られるからガッカリだったんですが、今年はどうなるでしょうか。

さて、そのドジャーズなんですけど、本拠地ドジャースタジアムが今年ヘンなことになっちゃっているのは皆さんご存知ですか?テレビに映るのを見る度に違和感を感じているのは、私だけではないでしょう?

試合が行われるグラウンドの名前がですね、「ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム」になったんですよ。そして、球場内にはデカデカとユニクロのあの真っ赤なロゴが掲げられているんです。

私、ユニクロの服は好きですけどね、「ユニクロフィールド」なんていう名前は、

見るのも聞くのも嫌だわ!

いつまでもドジャースタジアムのままであって欲しかった!

ドジャーズ球団が命名権をユニクロに売ったわけですよね。これにより、球団は巨額の資金が得られて、ユニクロは露出による広告宣伝効果を得られるというわけで、商売なのは分かるんですけど、これは売った方も買った方も良くなかったと思うんですよ。

長い歴史のある球団の本拠地です。1962年の完成以来、64年間ずっと「ドジャースタジアム」と呼ばれて来たんですよ。歴史の一部なんだし、地域の文化なんだし、何世代にもわたるドジャーズファンにとってのアイコンでしょ?地名になっているとも言えるんじゃあないですか?

それをですね、建物自体の名前は売らなかったにしても、グラウンドの名前が「ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム」になったことに私はガッカリしましたし、ユニクロのことが少し嫌いになりました。


メルボルンにはスタジアムがいくつもあるんですが、サザンクロス駅に近いドックランドという場所にあるスタジアムは、これまで名前が何度も変わりました。ドックランドにあるので「ドックランドスタジアム」と呼ぶ人が多いですが、正式にそういう名前だったことはないんです。

何度も名前が変わって、現在は「マーベルスタジアム」になっているそうですけど、あまりに名前が変わり過ぎて存在感が無いんです。

一方、MCGという有名なスタジアムがあります。「メルボルン・クリケット・グラウンド」(Melbourne Cricket Ground)が正式な名前ですが、皆んなMCGと呼びます。最初に出来たのは1853年です。

メルボルン市民にとっては、歴史であり文化であり、メルボルンのアイコンでもあります。もしも命名権を売られて他の名前になるなんていう話が出たら、たとえグラウンドの名前だけだったとしても、反対運動がすごいことになるでしょうね。

ドジャーズと同じくらいに有名なニューヨーク・ヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムは、いつか命名権を売りますかねえ。私は売らないと思いますよ。グラウンドが「〇〇(企業名)フィールド・アット・ヤンキースタジアム)」になるなんて、ちょっと考えられません。こちらはもっと名前にプライドがあると思います。

長い歴史があるドジャースタジアムは、この名前をリスペクトし続けるべきだったと思いますよ。「ユニクロフィールド」なんていう名前にするべきじゃあなかったです。私はユニクロに恥すら感じます。


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