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2025年8月14日

売りに出た園芸店

ドバイ在住の義妹(うちの夫の妹)が明日ブリスベンに移動して、しばらくそこに滞在してからドバイに帰国するということだったので、夫が仕事が休みだった昨日、家族が集まってお昼ご飯を一緒に食べました。

集まったのは、「ビーズリーズ・ナーセリー」(Beasley's Nursery)という園芸店です。ビーズリーズ・ナーセリーには、カフェレストランもあるのですよ。私達のお気に入りのパブがあるワランダイト(Warrandyte)から少し西に行った所にあります。

ちなみに、オーストラリアでは園芸店のことをナーセリー(Nursery)と呼ぶことが多いです。花や野菜の種や苗、鉢植え、土や肥料や園芸道具など幅広い商品を販売しています。ギフトショップやカフェを併設しているところも多いです。

ビーズリーズ・ナーセリーは、園芸店としてよりもカフェレストランとしての方が人気があるんじゃあないかと思います。水曜日の昨日も多くのお客さんで賑わっていました。


ところが…

着いてすぐに目に入ったのが「売り物件」の看板です。なんと、園芸部門とカフェレストラン全てひっくるめて、ビーズリーズ・ナーセリーは売りに出ていたのでございます。家に帰って不動産サイトで調べたら、確かに売りに出ていました

場所的に、ここを住宅地として開発することを目的に買う人はいないと思いますけど、人気のある園芸店とカフェレストランが閉店してしまう可能性がるわけですから、皆んながっかりしました。


閉店してしまうのはもったいないです。新しいオーナーのもとで営業が続いて欲しいです。

これをお読みの皆さんの中に、興味のある方はいませんか?不動産サイトによると、関心表明の締め切りは9月2日(火)だそうですよ。


義妹とパートナーがドバイに帰ってしまうのは少し寂しいです。パートナーは現在無職なので、ドバイには帰りたくないようでした。今の時期のドバイはひどい暑さだし、自分にはドバイに帰ってもしたいことが無いとも言っていました。

このままずっとオーストラリアに居たいようでしたが、義妹はオーストラリアに永住する気は無いようです。これからも、世界中を旅行するライフスタイルを楽しむんでしょう。

経済力のある義妹はそれが可能だとしても、現在無職のパートナーがどうやって頻繁に旅行出来るのか不思議だったんですが、妹さん2人が航空会社にお勤めなので、家族割引(9割引き)で飛行機に乗れるんだそうですよ。羨ましいことです。

メルボルンには、来年の2月にまた帰って来るそうです。


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2025年8月13日

日本航空機墜落事故から40年

520人もの犠牲者を出した日本航空機墜落事故から、昨日で40年になるというニュースを読みました。

毎年この日には、事故が起きた日のことが昨日のことのように思い出されます。もう40年になるというのが信じられない気持ちです。

当時小学校の教師をしていた私は、夏休みを利用して行った旅行から帰って来たばかりでした。とても疲れていて、蒸し暑い岡山の実家の居間で扇風機にあたりながらゴロゴロして過ごしていたのを覚えています。

夕方、日航123便がレーダーから消えたというニュース速報が出て、どのテレビ局も特別番組になりました。そして、どうやら日航機は墜落したらしいと分かった時、私は激しく動揺したんですよ。

何故なら、その前日の11日に私は日航123便に乗っていたからです。

後年になって、事故機JA8119の墜落事故前日のフライト記録を調べたところ、11日の日航123便の機体は事故機JA8119ではなかったので、私はあの事故機に乗っていたわけではなかったと分かったのですけど、当時は「一日遅かったらあの事故機に乗っていた」と考えて恐怖を感じていました。

翌朝、明るくなってから墜落現場がテレビに映し出されました。日航機は山の尾根に墜落していて無惨な状況でした。生存者がいたことは奇跡のようでした。

悲しいニュースは何日も続きました。死を覚悟した乗客の中には、家族にあててメッセージを書き残した方が何人かいらっしゃいました。墜落現場から見つかった手帳に残されていた乱れる文字で書かれたメッセージには、胸が締めつけられました。

本当に悲惨な事故でした。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りせずにはいられません。


二度とあのような事故が起きないように、航空会社には安全を最優先にした運営をしてもらいたいと思いますけど、事故は度々発生しています。

大事故の原因になりかねない問題もよく耳にしますよ。パイロットの飲酒問題とか、パイロットの不注意による旅客機同士の接触とか、ちょっと考えられないことです。安全への責任意識が薄れているんじゃあないですか?

旅客機を製造する会社にも問題があります。

日航機墜落事故の原因はボーイング社の不適切な修理が原因でしたけど、ボーイング社は最近トラブルが続いていますよね。ボーイング社製の旅客機に事故が多発したり、続けて墜落したりもしました。

今年は、空中でドア(非常口を塞ぐパネル)が吹き飛ぶ事故も起きています。あれは工場の従業員がパネルを固定するボルトを何本か取り付け忘れたのが原因だったんでしょ?

不適切な品質管理や製造上の問題を内部告発した2人が、不自然な状況で遺体で発見されたり突然死んだりもしましたよ。そう言えば、検査不正の問題もありました。

ボーイング社は、企業文化に大きな問題があると報道されています。利益を優先し安全を軽視する姿勢だけではありません。問題を報告する従業員は抑圧され、内部告発者は報復される。そんな会社が作る旅客機への信頼が低下するのは当たり前ですよ。

どんなに航空会社が安全対策に努めても、すべてのパイロットが責任ある態度で勤務しても、航空機自体に欠陥があったんじゃあ意味がありません。


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2025年8月12日

シーツの乾燥は熱気球式で

昨日もまた快晴で最高気温が19度の予報でしたから、もしかしたら乾くかもしれないと思ってマットレスカバーと掛け布団カバーを洗って外に干したんですけど。

やはり乾いていませんでした。洗濯物干し場への日照時間が短過ぎます。それに、厚手の綿100%というのも乾きにくい理由です。

洗濯物は、冬の間は毎日室内干しですが、セントラル暖房のダクト(温風吹き出し口)の上に物干しスタンドを置いていますから、吹き出す温風のお陰で大変良く乾きます。

半乾きだったマットレスカバーと掛け布団カバーは、物干しスタンドの洗濯物の上に掛けておいたんですけど、夜になってもまだ乾いていませんでした。

こういう時、ダクトの上に直接マットレスカバーや掛け布団カバーを置いて(つまり床に置くようにして)吹き出る温風で膨らますと、

あっという間に乾きますよ!


上の写真の掛け布団カバーは、手で持って支えると布団カバーの大きさのまま2メートルの高さに膨らみますよ。

半乾きのシーツなら、もうあっという間に乾きます。脱水したばかりのシーツは重いので、クリップ付きハンガーか何かでぶら下げるようにして温風を吹き込むと、どんどん乾いて軽くなり、熱気球のように膨らみますから、見ているのも面白いです。

下の写真は、以前住んでいた家で撮った写真ですが、干しているのはクイーンサイズの掛け布団カバーですからね、これが膨らむと巨大です。


薄手のマットレスカバーなんてね、乾いて軽くなると、まさに熱気球のように浮きます。


オーストラリアに住んでいらっしゃる皆さんは、床に暖房用のダクトがある家にお住いの方が多いと思いますけど、シーツ類は物干しスタンドに掛けるよりも熱気球式が一番早く乾きます。

衣類乾燥機をお持ちの方は、こんなことをする必要はないでしょうけどね。

やってみたくなったでしょ?やってみてください。


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2025年8月11日

ジブリのチケット大変記

うちの息子と娘と私の3人が10月に日本に旅行する予定だということは、このブログでも何度か話題にしていますが、それぞれが別行動になります。私は岡山の実家に行くだけですけど、息子と娘はスケジュールがびっしり。

ほぼすべての予約は完了していましたが、予約が出来ていなかったのが、

ジブリパークとジブリ美術館!

ジブリパークとジブリ美術館はですね、皆さんご存知のように完全予約制になっているわけですが、入場者数が制限されていますから、チケットが手に入らない可能性があるのです。

せっかく日本に行くのにジブリパークとジブリ美術館に行けないのは非常に残念なので、息子と娘は予約スタートの日時をカレンダーに書き込んで、その日に備えて来たのでございますよ。

まずは、ジブリパーク


2人とも10月に行く予定です。そして、10月分のチケットの予約は8月10日の日本時間午後2時からスタートと決まっていました。昨日のオーストラリア時間午後3時ということです。予約サイトにアクセス出来て順番待ちが始まるのは30分前からでした。

世界中からいっせいに多くのアクセスがあるので、順番待ちが毎回すごいことになるらしいと聞いていた息子は、予約が出来なくなることを恐れて、自分のパソコンとiPhone、私のMacと夫のパソコンの4つのデバイスで順番待ちをして、一番早く自分の番が来るデバイスで予約をするという作戦でした。

予約が出来たら、他のデバイスの順番待ちをキャンセルすればいいのですから。

オーストラリア時間の2時半になってすぐに予約サイトにアクセスしました。アクセスすると「あなたの前に待っている人の数は〇〇人です」というのが表示されるんですけど、その人数が1万人とか2万人を上回っていたんですよ。

すご過ぎる!

私のMacは、待っている人数が9000人ちょっとでした。一番早かったので、息子は私のMacから予約することに決めました。

オーストラリア時間の3時に予約がスタートすると「あなたの順番が来るまでの待ち時間は〇〇分です」というのが表示され、待ち時間は刻々と減って行きました。

そして、待ち始めてから1時間半ほどで無事にチケットは予約出来ました。ところが、もうすぐ順番が来るという頃になって、

娘からSOSが!

息子の過剰な準備に冷ややかな視線を送っていた娘ですが、この週末は司法心理学の研修のためにデイルズフォード(Daylesford)という町に滞在していたんです。

セミナーやワークショップで忙しい中、ジブリパークのチケットをiPhoneで予約しなくてはいけなかったわけですけど、インターネットに接続出来なくなったと連絡して来たんですよ。

ラッキーなことに、息子が4つのデバイスで順番待ちをしていましたからね、娘の分のチケットも希望通りの日時に予約してくれたのでした。過剰な準備のおかげですよ。

さて、次はジブリ美術館


ジブリ美術館のチケットは、毎月10日の10時から翌月分の予約スタートと決まっているようです。

娘は10月に行く予定なので、9月10日のオーストラリア時間11時に予約をすれば良いわけですが、仕事をしていますからね簡単ではないかもしれませんよ。刑務所に行く日だったら難しいでしょう。

うちの息子は9月10日には予約が出来ないそうです。息子が東京に行くのは、帰国直前なので11月にずれ込むのです。11月分の予約がスタートする10月10日には九州のどこかにいるはずです。

旅行中に持ち歩くiPhoneで予約するしかないわけですが、もしも予約が出来なかったら、また次に日本に行く時に行けばいいと言っています。少なくともジブリパークには行けることが確定しましたからね、ストレスが減ったようです。

それにしても、ジブリ人気は国際的にもすごいんですね。

順番待ちが2万人以上というのは、やはり息子のように複数のデバイスを使ってアクセスする人が大勢いるからでしょうけど、びっくりしましたよ。


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2025年8月10日

楽しいアガパンサス掘り

昨日は、朝の霧が晴れた後は素晴らしいお天気になりました。空は快晴で空気もピカピカしていて、気温は低かったですけど春が近いと実感する気持ちの良さで、ポッサムのウンチ掃除も楽しかったくらいですよ。

昨日は洗濯物が洗濯機2杯分もあったので、日も長くなって来たことだし久しぶりに外に干しました。気温は午後には18度くらいになったんですけど、洗濯物は全く乾いていませんでした。やはりまだちょっと無理ですね。物干し場に日が当たる時間がもっと長くならないと。

うちの夫は、息子に車を運転してもらって父親が住む家の木を切ったりアガパンサスを掘ったりしに行きました。

アガパンサス、皆さんご存知ですか?オーストラリアでは、車路や塀に沿ってこれを植えている人が大勢いるんですけど、一旦植えたらどんどん繁殖してしまう悪夢の雑草なんですよ。花はキレイですけどね。


私もアガパンサスを掘ったことがあります。コンポスト容器を置く場所を作るために掘ったんですけど、本当に大変でした。詳しいことは「アガパンサス壮絶記」をお読みいただくとして。

アガパンサスは、とにかく根っこがすごいんです。白いミミズみたいな太い根っこが、天空の城ラピュタの根っこみたいにびっしり生えているんですよ。根っこが地中に残っていると復活しますから全部取り除く必要がありますが、抜こうたって抜けないので、とにかく土を深く掘り返して根っこをいちいち取り除くしかありません。


夫の父親と中国人の奥さんが住んでいる家のゲートの所に生えていたアガパンサスが大きく茂り過ぎて、道路に出る時に車が来ているかどうかを確認できないので、アガパンサスをなんとかして欲しいと頼まれたそうなんですけど。

うちの夫は、木を切ったり木の根っこを掘り出すのが大好きですからね、アガパンサスを切ったり掘ったりするのも楽しかったようですよ。もう若くないですけど、夫の馬鹿力をすればアガパンサスもそれほど手強い植物ではないってことですかね。

まあ、きっといい道具を持っているんだと思いますけど。私のように、ハンドルの折れたフォークとシャベルでちまちまと掘ったりしないでしょうから。

先週切った木を片付けたり、幹の部分を薪にするんだと言って、昨日は朝からチェーンソーの手入れもしていました。オーバーオールを着て、泥だらけになりながらこういう身体を使う仕事をして、一日の終りに筋肉が疲れて少し痛い…というのが、

サイコーの気分なんだそうです!


うちの夫は目が見えなくなって来ていますからね、チェーンソーを使うような仕事は数年のうちに出来なくなるでしょう。今のうちにしっかり楽しんでもらいたいですが。

楽しんで来たのはいいんですけどね、泥だらけのオーバーオールと木屑だらけのソックスが洗濯物に出ているんですよ。

オーバーオールの泥汚れは洗濯機でなんとかなるとしても、木屑はね、水に溶けて流れていくわけじゃあないですから、洗濯機に入れる前に取り除かないといけないんです。オーバーオールのポケットにも木屑や枯れた草とかが入っているんですけど。

洗濯に出す前にパンパンしろと言ってあるのに、何度言ってもすぐ忘れる!


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2025年8月9日

刑務所で抜き打ち検査

このブログは日本にいる私の家族への近況報告的な意味もありますので、今日はうちの娘のことを書こうと思います。

昨年大学院を卒業して臨床心理士となったうちの娘が、今年の2月から勤め始めた心理クリニックを半年もしないうちに辞めた件については何度か話題にしましたが、現在は3つの仕事をしています。

1つは、心理学とは関係のない格闘術「クラヴ・マガ」のインストラクターの仕事で、中高学生のクラスを教えているそうです。頼まれてやっているアルバイトみたいなもので、長くは続けられないでしょう。

臨床心理士としては、司法心理学事務所と心理クリニックで働いています。心理クリニックの方は、メンタルヘルスの悩みや問題を抱える方達の話を聞いて問題の解決をサポートする一般的な心理カウンセリングの仕事です。

興味深いのは司法心理学の方なんですよ。

メルボルンにある司法心理学事務所で働いているんですが、犯罪を犯した人達の責任能力の有無を判断する精神鑑定とか、知的障害や精神障害があると思われる犯罪者達のアセスメントを行っているそうですけど、受刑者への心理カウンセリングもするんだそうです。

そのために、娘は隔週ある刑務所に行っているんです。そこは10年ほど前に暴動があってニュースになった刑務所です。

クライアントは、その刑務所に収容されている受刑者の若者だそうです。重犯罪を犯して服役しているということと、うちの娘よりもはるかに若いということしか私は知りません。守秘義務がありますのでね、何も教えてもらえません。

初めて刑務所に行った時には、やはり緊張したそうです。娘は、知的障害のある性犯罪者の収容施設(病院みたいなところ)で研修をしたことがありますが、刑務所のセキュリティーレベルは別次元だったそうですよ。来訪者が刑務所内に入るためには、厳重で細かい検査がたくさんあって大変だったと言っていました。そりゃあまあ、そうでしょうね。

今週は、いつものように刑務所内には入ったもののクライアントの若者の体調不良でセッションは急遽キャンセルになったそうですが、来訪者達が待っている部屋に探知犬を連れた検査官が突然現れて、すべての来訪者達が1列に並ばされて検査が始まったんだそうです。

何を探していたのか娘には分からなかったそうですが、おそらく麻薬でしょうね。

探知犬は、うちの娘のすぐ隣りに立っていたアジア人の男のところで突然興奮して、男に飛びつき始めたそうですよ。その男は別の係官から理由を説明された後、別室に連れて行かれたそうです。ちなみに、探知犬は娘の前は素通りだったそうです。

抜き打ちで時々こういうのをするようですよ。刑務所にこっそり麻薬を持ち込もうとお考えの皆さん、それは簡単ではありませんから止めといた方がいいです。


現在、その刑務所でのクライアントは1人だけだそうですが、再来週から1人増えるそうです。

刑務所では、受刑者は必要に応じた医療が受けられることはよく知られたことですが、受刑者のメンタルヘルス問題は深刻だと聞きます。知的障害を含む精神障害の割合は高いそうですしね。

受刑者達の社会復帰支援のためには、臨床心理士や精神科医によるメンタルヘルスケアが重要だと思いますけど、いずれにしても莫大な税金が使われているのでございますよ。

私はいつも思うんですけど、真面目に頑張って働いていても、貧困のためにこうした医療が十分に受けられない人達もいるわけですからね。そこのところの矛盾を改善してもらいたいと思わずにはいられません。


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2025年8月8日

宇治金時風グラニータ

先日、久しぶりにあんこ(つぶあん)を作ったので、それを使って新しいお菓子を作ろうと思い、あんこのスイーツをグーグルしていた時に見たのが宇治金時の写真でした。

とっても美味しそうで「食べたい!」と思ったんですけど、かき氷っていうのがですね、道具が無いと作るのは簡単ではないんですよ。

以前持っていた古い「かき氷機」は一昨年の引っ越しの際にチャリティーショップに寄付してしまったから、道具無しで簡単にかき氷を作る方法はないものかと考えて思いついたのが「グラニータ」でした。

「グラニータ」というのはイタリア発祥の食べ物です。果物のジュースやコーヒーなどに甘みを加えて凍らせたのをフォークでガリガリやって結晶状にしたもので、かき氷のようなシャリシャリした食感です。

私のウェブサイトにもいくつかレシピを載せています。例えば下の写真は、ダークチェリーの缶詰の汁(シロップ)を凍らせて作った「ダークチェリーのグラニータ」です。


削れる程度に固く凍らせたのをフォークでガリガリするだけで作れますからね、夏の暑い時によく作るんですよ。ライチーとか桃とかスイカといった果物を、砂糖やシロップと一緒にブレンダーでドロドロにしたのを凍らせて作ったりもします。

これはオレンジジュースで作ったグラニータ。100%の果汁に少し砂糖を足して作りました。


濃いめのコーヒーや抹茶のグラニータをバニラアイスクリームにかけて食べても美味しいですよ。


それで思いついたんです!

宇治金時って練乳をかけて食べることが多いから、牛乳で作ったグラニータに抹茶シロップをかけたら、同じようなものになるじゃあないかと。

そこで早速作ってみました。

砂糖を加えて少し甘くした牛乳で作ったグラニータは、練乳の味です。あまり甘くしない方がいいです。私は1/2カップ(125ml)の牛乳に大さじ1杯の砂糖を入れて作りました。

これに抹茶シロップをかけただけです。抹茶シロップは抹茶と砂糖とお湯で簡単に作れます。シロップもあんこもデザート皿も冷蔵庫で冷やしておきました。


かき氷の宇治金時より美味しいかも!

英語で書いたレシピはこちらです。

フォーク1本で簡単に作れます。あんこなしでも美味しいですよ。ホントにこれは自信を持ってオススメ出来る簡単デザートなので、ぜひ作ってみてください。

凍らせ過ぎてフォークでガリガリ出来ないほどカチカチになってしまったら、少し待って柔らかくなってからガリガリやってください。

グラニータが柔らか過ぎたら、フリーザーに戻してもう少し凍らせればいいです。


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2025年8月7日

梅干し味とわさび味のお茶漬け

お茶漬けやふりかけやインスタントの汁物などの商品には、複数の味が楽しめるアソートパックというのがありますよね。

先日、うちの娘が知人にお茶漬けのアソートパックをもらったらしいんですけど、困ったのは「梅干し味」と「わさび味」でした。娘は、梅干しとわさびが苦手なのでございます。苦手と言うよりも、はっきり言って嫌いなんです。

うちの家族は皆んなそうです。和え物にほんの少しのわさびを入れても嫌がって食べません。梅干し味は絶対にダメです。不味いとしか感じないようですから。青じそも嫌いなんですよ。柚子だって全くありがたがりません。

お吸い物に柚子の皮を入れても「なんだコレ…」という反応ですからね、意味が無いんです。あの香りを楽しめるのは私だけなので、家族のために貴重な柚子の皮を使ったりはもうしません。

お茶漬けのアソートパックに入っていた「梅干し味」と「わさび味」ですが、捨てるのはもったいないので娘は私にくれました。私も「梅干し味」と「わさび味」が大好物というわけではないんですけど、喜んでもらいました。

どういう理由か、風邪を引いたりした時に無性に食べたくなったりするからです。今は食べたいとは思いませんよ。美味しそうとも思いません。きっと体調が悪くないからでしょう。

梅干しを食べたいと思うのは病気になった時だけです。熱が出て食欲が落ちた時に、おかゆを梅干しと一緒に食べたいと思うことがあるわけですが、それも具合の悪さ加減によります。

おかゆと梅干しよりも卵が入った雑炊の方が食べたい時もあるし、普段は食べない甘いヨーグルトが食べたくなることもあります。ポテトチップスが食べたくなる時もあるんですよ。シンプルな塩味のポテトチップスが。

不思議ですよねえ。心理的なものなのか、身体が糖分や塩分を必要としているのか、きっと理由があるんだと思いますけど。


しかし、病気の時に食べたい物って人によってかなり違います。

うちの夫は、インフルエンザで高熱を出して寝込んでいた私にカレーライスを作ってくれたことがありますよ。高熱で寝込んでいる人がカレーライスを食べたいかもしれないと思うところがすごいです。

昨年高熱が出て寝込んだ時には、骨付き鶏もも肉を煮たのを作ってくれましたよ。10本くらい買って来て、玉ねぎ、セロリ、ニンジンも加えて水で煮ただけです。ほぼ味なしでした。

これを煮ているにおいがねえ、私が寝ている寝室にも臭って来て、臭くてたまらなかったんですけど。せっかく煮てくれた骨付き鶏もも肉ですが、もちろん私は食べませんでした。

高熱で寝込んでいる人に肉を煮てあげようと思ったのは、自分だったらそういうのが食べたいということなんでしょうか。

毎日肉が食べたい人は、病気になっても肉が食べたいわけですよ。


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2025年8月6日

ポッサム大発生か?

今日の話題はポッサムのウンチに関することです。こういう話がお嫌いな方は、下のリンクをクリックして、ここでお帰りください。今日も私のブログを読みに来てくださってありがとうございました。




さて…

2週間ほど前に書いた「冬の終わりと夜行性動物」という記事で触れたポッサムのウンチの件なんですけど。

現在住んでいる家の裏庭はレンガのタイルが敷き詰められているんですが、お隣りの家との境に大きな木が何本もあって、そうした木の下に大量のウンチが落ちているのですよ。


うっかり歩けないほどの量です。乾いて硬くなってから掃除をしようと思っていましたが、雨の日が多くてなかなか乾かないから、棒(木の枝)を使って取り除いたりしていたんですけど、

取っても取っても終わらない!

昨年の同じ時期にはこんな事は起きなかったんですよ。今年はポッサムが大発生でもしているんですかねえ。

長さが2〜3センチもあるような結構大きいのが落ちていたんですが、最近は1センチ以下の小さいのも大量に落ちていています。子供のポッサムなのか別の種類の小型のポッサムなのか、よく分かりませんけど。

まあとにかく、ポッサムのウンチ掃除に追われる日が来るとは思いませんでした。


幸いなことに、ポッサムのウンチは臭くないんです。オーストラリアのポッサムは雑食性だと言われますが、主に木の実や果物や花や葉っぱを食べます。拾い集めたウンチはきっと良い肥料になるだろうと思って、草や落ち葉と一緒に使っていない大きな植木鉢に入れて堆肥にしています。

オーストラリアには様々な種類のポッサムがいますが、住宅地にいるのは最も一般的なブラシテイル・ポッサムです。家庭菜園を荒らしたりもしますよ。人間が出す生ゴミを漁って食べることもあって、ごみ箱の蓋がちゃんと閉まっていないと散らかしたりもします。

夜行性です。屋根裏に住みついたりすると、夜に天井裏を走り回る物音やギャアギャアという鳴き声で眠れませんから大変です。保護の対象になっているので、勝手に捕獲して駆除出来ません。ヴィクトリア州ではポッサムの駆除には許可が必要です。

捕獲したポッサムは、離れた別の場所に放すこともしてはいけません。ポッサムは自分の縄張り以外では生存できないので、捕獲した場所から50メートル以内の場所に放してやる必要があります。しかも、捕獲した日のうちに、夕方以降薄暗くなってから放してやらなくてはいけないそうですよ。

困った時には自分でなんとかしようとせずに駆除業者に依頼した方がいいです。しかし、ウンチを落とすからという理由で駆除するわけには行きません。ウンチが一番たくさん落ちているのは洗濯物干し場のある所で頻繁に通るので、私は掃除をし続けなくてはいけません。

ポッサムってね、住宅の屋根から屋根へ電線とかを使って移動して、活発に行動します。大枝が屋根に近いので橋の役目を果たしているから、ここが移動ルートになっているのかもしれません。

それにしても量がすごいのは理由が分からん!


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2025年8月5日

ヒーターは壊れていなかった

すっかり春めいて気温が20度近くになる日がありますが、まだまだ朝晩は寒いメルボルンです。現在住んでいる家はセントラル暖房のおかげで家の中は暖いので、寒さ知らずに暮らしています。(エアコンが無いから夏は大変なんですけど。)

私達が一昨年まで住んでいた家は、ドバイ在住の義妹(うちの夫の妹)が所有する家なんですが、ユーカリの木に囲まれた大きな家です。セントラル暖房は完備していますが、家が2階建てで大きいのでガスも電気も大量に消費するんです。

ある時、2000ドルを超すガス料金の請求書が来て、うちの夫が「セントラル暖房を使うのをやめる」と言いましてね、居間にある薪ストーブだけに頼った冬は寒くて大変でした。私はいつも家の中で綿入り防寒コートを着ていたものですよ。薪ストーブだけでは家中が暖かくなりませんし、大量の薪を燃やさなくていけなくて、薪を運んで来るのも毎日大変でした。

冷房の方は、居間とキッチンにエアコンがありましたし、蒸発冷却式のセントラル冷房もありました。屋根の上にあるクーラーのフィルターに水を流して風を通し、温度が下がった冷風を家中に送り込むようになっているのですけど、これは何度も故障したので修理をしないままになっていました。

でも大丈夫なんですよ。私達が引っ越した後、2階にもエアコンを付けましたから、真夏も暑さ知らずで過ごせます。電気代はかかりますけどね。

さて、この家にうちの夫の父親と中国人の奥さんが今年の2月に引っ越して来た話は何度か記事に書きましたが、家が寒くてたまらないと奥さんが不満を言い続けているという話は聞いていたんですけど。

現在、父親夫婦はそれぞれ海外にいるので、一時帰国中の義妹とパートナーが滞在中なんですが、義妹達も家が寒すぎて耐え難いと言うのですよ。セントラル暖房が使えないと言うんです。

父親からは、セントラル暖房は使えないからエアコンの暖房機能と居間の薪ストーブを使えと言われたそうなんですけど、セントラル暖房が故障しているのなら修理しないといけません。

義妹達には何が問題なのか分からないと言うので、うちの夫が確認しに行ったんです。ボタンを押してスイッチを入れましたら、ボッと音がしてヒーターが点火して、家の中はあっという間に暖かくなったそうです。

壊れていなかったのですよ!

義妹達は、父親から暖房のコントロールパネルに触れるなと言われていたそうです。それに触れると屋根から水が流れ落ちるから触ってはいけないと。しかし、それは故障したままになっている蒸発冷却式クーラーの話だったんですよ。

クーラーのコントロールパネルの隣りに暖房のコントロールパネルがあるんです。夫は何度も使い方を説明したそうなんですけど、父親は「屋根から水が流れ落ちるから触ってはいけない」ということだけを覚えていて、セントラル暖房は使えないと思い込んでいたようなんです。

うちの夫の父親はエアコンの入れ方が分からないと言って電話をしてくるような人です。電気毛布のコードが反対側に付いていると言って使うのをあきらめるような人です。

ちなみに、暖房も蒸発冷却式クーラーもエアコンも食器洗い機もオーブンも、この家にある全ての電気製品と設備の取扱説明書は、私がリングファイルに整理して置いて来てあるんですよ。エアコンの入れ方が分からなければ、取扱説明書を読めば分かりますし、食器洗い機が止まってエラーの表示が出たら、取扱説明書を読めば原因が分かります。

なぜ取扱説明書を読まないの?


「知らなさ過ぎる人」にも書きましたが、ホントにもう何でこんなことが分からないの?出来ないの?ということが連発する人達です。何かある度に、いちいちうちの夫に電話をして来るから困るんですよ。あまりに頻発すると夫も腹が立つようですけど、それでも父親を助け行っています。息子に車を運転してもらって。

そう言えば、家族旅行で行ったポートダグラスのホテルにハイヒールを忘れて来てしまったと言って、中国人の奥さんが義妹に電話をして来たと聞きましたけど。義妹じゃあなくてホテルに電話すれば良かったのに、義妹に何とかしてくれと頼んだそうですが、その後どうなったんでしょうか。

まあとにかく、暖房が壊れていなかったと分かって、義妹達は暖かい家に快適に滞在しています。父親と中国人の奥さんが帰国したら、もう寒さに震えることはありませんよ。

ただねえ、コントロールパネルがですね、冷房用と暖房用が2つ並んで取り付けてあるので、どっちが暖房用かを忘れる可能性があります。普通の判断力があれば、見れば分かるんですけど。操作方法も忘れる可能性があるので、夫はステッカーを作ってコントロールパネルの上に貼ると言っていますよ。


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2025年8月4日

お寿司はセルフサーブがいい

昨日は、義妹(うちの夫の妹)と彼女のパートナーが急に晩ご飯を食べに来ることになったので、何を作ろうとかと悩んだんですけど、いろいろすることもあったので簡単に作れて美味しくて和食であるということで、「照り焼きサーモン寿司ライス」にしました。


義妹達が来るまでに具の準備は終えていました。鮭は酒と塩をふっておきまして、食べる直前に照り焼きにするという手順でした。

キュウリは、上の写真ではワサビ醤油で和えていますが、ワサビの味を嫌う人がいるのでツナマヨ和えにしました。枝豆はただの塩味にして、スナップエンドウとかの野菜も乗せたんですけど。

これを食べる前に、チーズやクラッカーやディップやポテトチップスや久しぶりに焼いたフォカッチャ(ガーリック味)などを食べながらワインを飲んでお腹が相当ふくれていました。

皆んながどのくらい食べるか分からないので控えめな量を盛り付けたんですけど、いくつか反省することがありました。

一つの反省は、セルフサーブにすれば良かったということです。盛り付けた量が食べ切れない人がいましたからね。自分で好きなだけお皿に取って食べるやり方なら、出されたものが食べ切れなくて困るということがありません。作る方も盛り付けの手間が省けますし。

もう一つの反省は、具の全てに味が付いていて、特に鮭にはしっかり味が付いているので「醤油をかける必要はない」と最初に教えておくべきだったということです。

外国人が巻き寿司(寿司ロール)を食べるのを見たことがある方はお気づきかもしれませんが、巻き寿司は醤油びたしにして食べる人が多いですよ。あんなに醤油を付けたら醤油の味しかしないだろうというくらい醤油を付けて食べます。

うちの家族は私の作る寿司料理に慣れているからか、昨夜の「照り焼きサーモン寿司ライス」には誰一人醤油なんてかけませんでしたよ。そうしないと味を楽しめませんからね。

しかし、義妹のパートナー(英国人)はこれにじゃぶじゃぶと醤油をかけ、それを見た私が「サーモンには強めに味が付いているからね」と教えた後も、さらに追加の醤油をじゃぶじゃぶとかけたから、寿司飯は黒くなっていましたよ。

いやあ、たとえ味音痴の人だったとしても、あれだけ醤油びたしにすると美味しさは感じないんじゃあないかと思います。少なくとも、寿司飯の優しい味は絶対に味わえません。うちの母に教えてもらった甘めの寿司飯なんですけど。


お寿司はリクエストされることも多いからこれまでに何度も作って来ましたが、いつも思うのは「外国人達は醤油を付けすぎる」ということです。

巻き寿司にしてもちらし寿司にしても、簡単に見えて準備には手間がかかるものです。具はどれも気を使って味付けをします。美味しく食べてもらいたいですからね。

巻き寿司もちらし寿司も、はっきり言ってお醤油をつける必要はないんですよ。味がつけてあるんですから。お刺身が乗った握り寿司ならお醤油が必要でしょうけど、それでも醤油びたしにする必要はないのでしてね。

濃い味が好きな外国人には、寿司料理よりも親子丼とかの方が喜ばれるかもしれません。作るのもはるかに簡単ですし。

醤油はともかく、楽しい夜でした。洗い物や片付けは大変でしたけどね。だって夫も息子も手伝わないんだもの。


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2025年8月3日

記憶がないという怖い状況

まだ日本で暮らしていた頃、車を運転していて「あれ?もうこんな所まで来ている」と思うことがしょっちゅうありました。どうやってそこまで運転して来たか記憶にないのです。

それに似たようなことは、若い頃にも時々起きました。はっと気がつくと、それまでしていたことが思い出せなかったりしたんです。ついさっきのことなのに覚えていないのですよ。

ショッピングセンターで買い物をして、駐車場に出たら車をどこに停めたか思い出せなかったことも何度かあります。車を停めた記憶がないんです。何とか思い出そうとしても、文字通り頭の中が真っ白で思い出せないんですから焦ります。

断片的な記憶をたどりながらあっちへ行ったりこっちへ行ったりして探しましたが、その記憶は別の日の記憶と混同していたりしました。そうなるとパニックになるんです。駐車場は広いとは言っても私はいつも同じエリアに停めますから、列を順番に見て回って見つけましたけど。

最近は停めた場所を意識して覚えるようにしていますから、そういうハプニングは無かったんですが、一昨日の午後のことです。夫をお葬式に送って行った帰りにスーパーに寄ったんです。そして、トロリー(ショッピングカート)を押しながら車を停めたと思った場所に戻ると、そこに私のカローラはなかったんですよ。

「あれ?ここに停めたはずなのに…」とキョロキョロ見回していると、誰かが「あなたの今の気持ち、分かるわよ!」と言いました。

振り向くと、私と同じようにトロリーを押しながら向こうから近づいて来た私と同じくらいの年齢の女性がニコニコして言いました。

「私にも経験があるのよ!」
「どこに停めたか思い出せないんです…」
「写真を撮っておくといいわよ、停めた場所の!」
「私これが初めてじゃあないんです…」

そして話が始まったんですよ!

「あなたね、空港の長期駐車場で車を停めた場所を忘れたことある?」
「うわっ!それは悪夢だわ!」

メルボルン空港の長期駐車場というのはですね、先日クイーンズランドのポートダグラスに家族旅行に行った時にも利用しましたけど、それはもう広大なんです。

駐車場の中に下の写真のようなバス停がいくつもあるんですよ。車を停めたところから一番近いバス停でシャトルバスに乗って空港まで行くようになっています。写真のバス停は「B」ですけど、私達が利用したのは「H」でした。


駐車場はアルファベットと数字で区分けされていて標識が立っていますから、車を停めた場所の記号と番号を覚えておけば迷子になるようなことはないんですけど。

「私ね、しょっちゅうブリスベンに行くから長期駐車場を利用しているんだけど、ある時メルボルン空港に戻ったら、どこに車を停めたかを思い出せなくてね、本当に怖かったわよ!(「It scared the SHIT out of me!」とおっしゃいました。)」

それは怖いわ…

あの広大な駐車場で車を停めた場所を覚えていないとパニックになりますよ。写真を撮っておいた方がいいです。


その女性がどうやって自分の車を見つけたのか、そこまでは聞きませんでした。私は自分の車のことで頭がいっぱいでしたからね。

私のカローラは、停めたと思っていたのとは別の列の同じような場所にありました。ショッピングスクエアの駐車場はそれほど広くないので、見つけるのは難しくないですけど、頭の中が真っ白で記憶がないという状況は怖いですよ。

私は子供の頃の事故で頭を強く打っているので、そのせいではないかと思うんですが特定の時期の記憶が全く無いんです。脳の記憶のメカニズムに何らかの障害が起きたんじゃあないかと思っていますが。

これから歳を取ると記憶能力は低下するわけですから、気をつけないといけません。これを忘れたら困るというものは、写真を撮っておかないと!


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2025年8月2日

衝撃のリクエスト

昨日の記事に書きましたように、昨日はうちの娘が帰って来て、私達夫婦が死んだ後のことや、病気や怪我で自分では判断が出来なくなった時にどのような治療を希望するのかとか、今後の暮らしで不安に思っていることとかをいろいろ話し合ったんですけど。

私についての話は簡単でしたよ。これまでに何度も家族に話して来たことを繰り返しただけです。ただし、高齢になって認知能力が衰えた時に英語でのコミュニケーションが困難になる可能性がありますから、それだけは気になります。幸いなことにうちの息子と娘はバイリンガルですから、家族のコミュニケーションが不可能になる心配はありません。

子供世代が親の母語を理解できない場合には問題になるんですよ。例えば、もしも妻が日本語しか話せなくなり、夫も子供達も日本語が理解できない場合には、家族間で意思の疎通が困難になります。

もしも私が英語を忘れたら、病院で通訳が必要になる可能性があるわけですけど、オーストラリアでは医療通訳の体制は整っていますから心配ありません。

死後の手続きにしても、私の場合は面倒なことは無いと思います。息子や娘に残せる財産はほとんどありませんし、所持品も非常に少ないですし、お葬式もお墓も望んでいませんし。希望はウェブサイトを続けて欲しいということくらいですからね。

問題だったのはうちの夫ですよ。

私はね、うちの夫が死んだらメルボルン大学医学部に献体すること、お葬式は希望していないことは知っていました。回復が見込めない重い病気になった時には、延命治療を拒否するどころか自発的安楽死を望んでいることも知っていましたけど、昨日はびっくりするようなことを言ったんです。

自分の心臓が止まった時で人生を終わりにしたいと言ったんですよ。例えば、今日心臓発作で心臓が止まったら、心肺蘇生処置はしないで欲しいと言ったんです。

「CPR」と呼ばれる心肺蘇生法があるでしょ?心臓が止まった人が、この蘇生法(特に心臓マッサージ)によって救命されることは多いです。うちの夫はこれをしないで欲しいと言うのです。

「いや、そういうわけには行かなわよ!今あなたが心臓発作を起こして倒れたら、私達は心臓マッサージをするわよ!」と言いましたら、夫は私をにらみました。何かあった時にどうして欲しいかという希望を伝えるために話し合いをしているのに、その希望が受け入れられないなら話し合う意味がないと。

心肺蘇生法によって救命されても障害が残ることが多いのは知っていますよ。うちの夫は、寝たきりになってコミュニケーションも出来なくなり、ただ生存しているだけという状態になることが最も耐え難いことだと常々言っています。重い障害を持って生まれた妹のこともあって夫には強いトラウマがありますから、夫の気持ちは分かりますけど。

心臓が止まったらそのまま死なせてくれという希望は、受け入れるのに覚悟が要りますよ。命が助かる可能性があると分かっていながら、何もしないでそのまま死なせるなんてね。


話し合いの結果、私達夫婦にはいくつか宿題が出来ました。遺言を書くというのもその一つです。銀行口座やスーパーアニュエーション(老後のために積み立てていく義務的な貯蓄制度)などの情報をまとめるというのは夫に課された宿題です。私はもうすでにありとあらゆる情報をファイルにまとめてあります。

ところで、話し合いの後、夫は様子がおかしくなったんですよ。黙り込んで喋らなくなってしまいました。

徐々に目が見えなくなっている夫ですが、目が見えなくなった後で私が先に死んだら、夫は一人では暮らして行けないからどうするのかと私が話したあたりから明らかに表情が変わりました。

午後に知人のお葬式に送って行った時には車の中で会話をしましたけど、その時も何かに苛立っていると言うか、普通じゃあなかったです。

うちの息子は、最初のうちは話し合いに参加して私達の話を聞いていましたけど、こういう内容の話をするのは「苦しい」と言って途中でいなくなりました。

私と娘は特に複雑な感情など無くて、淡々と事務的に話を進めていたんですけど、夫と息子のメンタルヘルスにはかなり影響したようです。

こういう話をすることが難しいと感じる人もいることに、私は気づいていませんでした。臨床心理士の娘は、度々「話し合いを続けて大丈夫か」と私達に尋ねましたけど、注意が必要なことなんですね。


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2025年8月1日

家族で話し合っておくべきこと

昨晩、うちの娘が家に帰って来ました。私達夫婦が死んだ後のこと、あるいは病気や怪我で自分では判断が出来なくなった時のこと、自立して暮らせなくなった時のことなど、いつかは起きることについて話し合うためです。

先日、クイーンズランドのポートダグラスに家族旅行に行った時に、一人だけ行かなかったうちの娘は、もしも飛行機が墜落したりして自分だけが残された時に、しなくてはいけないことが山ほどあるのに、あまりにも知らないことが多過ぎると気づいたようなんですけど。

言われてみれば、うちの夫が私よりも先に死んだら、私自身が困ることだらけだと思ったんですよ。夫が死んだらメルボルン大学医学部に献体することになっていて、お葬式も望んでいないことは知っていますが、それ以外のことは何も知らないんですからね。

夫がどの銀行に口座を持っているのかすら、私は明確には知りませんでした。先日、夫が銀行カードをATMから抜き忘れて一緒に銀行に行った時に口座のことを聞いたら、想像していたよりもたくさんの口座を複数の銀行に持っていたのでびっくりしましたよ。

スーパーアニュエーション(老後のために積み立てていく義務的な貯蓄制度)もどこに入っているのか知りませんし、教えておいてもらわないと困ることがたくさんあります。

私は、自分に関するありとあらゆる情報をファイルにまとめてあるんですよ。そのファイルはUSBスティックと外付けハードディスクに保存してあって、息子と娘には「もしもの時にはこれを見ろ」と言ってあります。うちの夫にもそういうのを作っておいてもらいたいです。

人は皆んないつかは死にますからね、決めておくべきことはたくさんあります。死んだ後のことだけではありません。病気や事故で自分では判断が出来ない状態になった時にどうして欲しいのか、誰に判断を任せるかも決めておかなくてはいけません。

高齢になった時、あるいはどちらか片方が死んだ後、どこに住むかという問題もあります。うちの夫がいずれは視力を失うことは分かっていますので、夫に一人暮らしは出来ません。私が一人になった場合は、経済的な問題があります。

いざという時に息子や娘が困らないように、今から準備しておけることはしておく必要があります。話し合っておかないといけないことは、たくさんありそうです。


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2025年7月31日

自然災害に思いを馳せる

昨日は、カムチャッカ半島沖の地震で日本を含む太平洋沿岸各地に津波警報が出たというニュースと日本国内の暑さに関するニュースとで、私は悲劇的な災害を思い出す一日でした。

甚大な津波被害が出た東日本大震災はまだ記憶に新しいです。日本では津波警報が出てすぐに多くの人々が避難したと聞きます。昨日は被害が出なくて何よりでしたけど、津波警報が出ても津波は来なかったということが繰り返されて人々の警戒意識が薄れることが心配です。

「どうせ今回も大したことにはならないだろう」と油断した頃に大変なことが起きるわけですからね。

もう一つのニュースは記録的な暑さのことでした。日本国内の過去最高気温を記録したそうですね。

私の実家がある岡山県の中西部でも、最高気温が40度近くになる可能性があると知って、昨日の朝はうちの母にくれぐれも熱中症にならないように、エアコンを付けた部屋で水分補給しながらゆっくり過ごして欲しいと伝えたんですけど、気温は39度を超えたとニュースで読みました。

私が住んでいるメルボルンでは、気温が40度を超えることはよくありますが、40度を超えるような日は湿度が低いんです。だからそれほど暑さを感じなかったりするんですけど、湿度が高い日本で40度などと聞くと、どれほどの暑さなのか想像したくもないです。

私が経験した最も高い気温は48度です。大惨事となった森林火災が発生した「ブラックサタデー」と呼ばれる2009年2月7日土曜日に、当時住んでいた家の南側(日が当たらない側)の屋根付きウッドデッキの温度が48度になったのです。

下の写真を撮った時点で47度。


あの日の午後は台風並みの強風が吹き荒れたんですが、その強風が50度近い熱風なわけです。湿度はゼロに近かったです。「高温・乾燥・強風」という3つの条件が最悪に重なった日でした。

東日本大震災は津波が広い地域を襲ったわけですが、ブラックサタデーは炎が広い地域を襲ったのですよ。

想像を絶するような大きな自然災害は繰り返し発生しています。私達人間に出来ることは、そうした災害に備え、いざという時に自分や家族や隣人の命を守る適切な行動を取ることしかありません。


うちの息子と娘と私の3人は、10月に日本に行きます。私は岡山の実家に行くだけですが、息子と娘は別々に日本国内を旅行する計画です。息子は屋久島に行くんだそうですけど、屋久島に近いトカラ列島で起きていた地震は、ニュースを聞かなくなったので収まったんでしょうかね。

もしも日本旅行中に大地震が起きたり津波警報が出たりしたら、どうしたらいいのかという話を時々します。まあ、災害時には皆んなが助け合う国ですから旅行者も何とかなるとは思いますけど、いつ発生するか分からない大地震は心配です。

メルボルンでは、森林火災以外には心配な自然災害はありません。地震は震度1くらいの地震でもニュースになるほど珍しいことですし、台風も来ませんし、火山は無いから噴火の心配もありませんし。自然災害に対する意識が低いですからね、もしも何かあった時にどうしたらいいのか何も知らずに日本旅行に行くべきではありません。


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2025年7月30日

2人組泥棒とお疲れの夫

大きな出来事もなく平和な(退屈でもある)私の毎日に比べ、夫の毎日はいろいろあり過ぎて、昨日の夜帰宅した夫の顔には疲れが見えました。

春が近づいて来てポッサムだけではなく他の夜行性動物の活動が活発になって来たという話を先日書きましたけど、大胆不敵な2人組の泥棒が連日盗みを繰り返しているんですよ。

うちの夫が勤めるツールショップ会社は、各店舗の泥棒対策はもちろんしていますし、夜間は警備会社が夜通し監視しているんですけど、これまでに何度も夜中に泥棒に入られています。

「夜中の出勤と泥棒家族」という記事に書いたような事件もありました。あの時はですねえ、警備会社のスタッフの怠慢のせいで夜中の1時の1回目の犯行後に対応出来なくて、その夜2回目の犯行で盗難トラックで乗り付けた泥棒一味に数百万円分の商品をごっそり盗まれるという大被害に遭ったんです。

2回目の犯行後に警備会社が連絡を取ったツールショップ関係者は誰一人電話に出ず、全然関係のない遠く離れた店舗に勤めるうちの夫だけが電話に出たのです。夜中の3時過ぎでした。夫が行くしかなかったから行ったのですが、うちの夫は車の運転が出来なくなっていましたからね、息子が送って行ったのですよ。

泥棒被害に遭う度に会社は防犯対策を立て直し、店舗の警備も見直しますし、店舗の建物もどんどん頑丈になって行きましたが、それでも泥棒はやって来るのでございます。十分な装備を備えて。

数日前、うちの夫が以前勤めていた店舗に朝の4時過ぎにやって来た2人組の泥棒は、準備も計画も素晴らしかったそうですよ。一部始終が防犯カメラに写っていたから分かったんですが、泥棒は道路から見えない建物の裏の入口を破壊して侵入を試みました。

正面入口と同様にボラードと呼ばれる鉄の柱と3重の頑丈な扉で護られている裏の入口を破壊した後、一番内側のシャッタードアの向こう側にフォークリフトが停めてあることに気づいた2人組は、あきらめて逃げたそうです。

3重のドアの内側にフォークリフトを停めておくというアイデアを会社に提案したのは、うちの夫だったそうですよ。

ドアは破壊されて被害が出ましたが商品は盗まれなかった、その翌日。今度は北の方の別の店舗に2人組はやって来ました。もちろん真夜中のことです。同じトラックでしたが、今度は大きなトレーラーも牽引して来ていました。

しかし、この店舗は以前に泥棒被害に遭っていたので、今ではもう砦のような頑丈な作りになっているのでございまして、何とか店内に侵入出来たとしてもさらにいろいろな障害物が待ち受けているような作りになっていましてね。泥棒は侵入することが出来なかったために、別の会社のツールショップを襲ったそうです。

被害が連発しているので警察も捜査しているんですが、この2人組の泥棒は捕まっていません。ツールショップ会社では、各店舗の店長がオンラインでこの件についての報告を聞き、防犯対策についての注意や再確認があったそうです。

その翌日のこと。うちの夫がいつものように早朝6時過ぎに店舗に出勤しましたら、目を疑う光景を見たんだそうです。荷物の受け取りや出荷などを行う入口が開いていたんだそうです。2重のドアとシャッターは破壊されていたわけじゃあなくて、開いていたんですって。

泥棒が入ったのではなくて、戸締まりや施錠をし忘れていたんですよ。全国各店舗に厳重注意があったばかりで、こういうことがあってはいけません。

この日の前の日、うちの夫は別の店舗に応援に行っていたので、副店長役のスタッフが最後の確認をしなくてはいけなかったのに、誰も気が付かなかったと言うんですからもう信じられませんよ。

この店舗はフェンスで囲まれていて、フェンスのゲートは頑丈に施錠されていた上、戸締まりをし忘れた入口は道路からは見えない角度だったので泥棒は入りませんでしたけど、こんなミスは許されません。

この件でいろいろあって一日中大変で、夫は疲れ果てたようなんですが。先週は仕事が休みで家にいた日に、新人スタッフの怠慢が原因で(パソコンで仕事とは関係のないものを見ていた)高額商品を盗まれていますし。

自分が休みの日に限って事件が起きるから、もう休めないと言っていますよ。

ちなみに戸締まりをし忘れるという重大なミスをしたスタッフと、最後の確認に責任があったスタッフには本部から文書による警告が出されました。これが3回出ると解雇されます。


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2025年7月29日

食べ物屋に囲まれたツールショップ

昨日は久しぶりにひどい睡眠不足でした。原因は前日に義妹(うちの夫の妹)とパートナーが晩ご飯を食べに来て、一緒にワインを飲んだから。ちょっと飲み過ぎたのですよ。

お酒を飲んだ時ってすぐに眠れるんですが、すぐに目が覚めるんです。寝たのがいつもよりも遅かったし、夜中の3時頃に目が覚めた後はもう眠れませんでした。ワインは飲み過ぎてはいけません。

睡眠不足で頭がフラフラしていた朝、うちの夫が勤めているツールショップから電話をして来ました。別の店舗まで車で送ってくれと言うんです。

夫が勤めるルールショップ会社では、病気で休んだ人がいたりしてスタッフが足りなくなった店舗には、スタッフの数に余裕がある近隣の店舗から応援が行くんです。昨日は応援に行けるのがうちの夫しかいなかったそうなんですけど、夫は車の運転が出来なくなっていますからね。電車やバスで行っていては時間がかかり過ぎる場所だったので、私に送ってくれと頼んだわけです。

しかし、あまりにも頭がフラフラしていて運転が怖かったので、まだ寝ていたうちの息子を起こして行ってもらいました。息子がいなかったらタクシーかウーバーで行くしか無かったですから、助かりましたよ。

それはともかく…

夫をその店舗まで送り届けて、帰宅した息子が言ったんです。

「お父さん今朝は機嫌が良かったよ。昨夜の晩ご飯が楽しかったらしいし、行った店舗の周りに食べ物屋がたくさんあったからお昼ご飯が楽しみだって!」

話を聞くと、その店舗の周囲にはハンバーガーショップの「ハングリージャックス」と「マクドナルド」があって、フライドチキンの「KFC」とメキシコ料理の「タコベル」とサンドイッチショップの「サブウェイ」もあって、ピザショップもあったと言うんですよ。

そりゃあお昼が楽しみに違いない!


前の晩、久しぶりにビールを飲みながら義妹達とメキシコ料理の手巻きタコスを楽しんで、ビールの後にワインまで飲み始めたから私が「ワインはやめた方がいい」と注意したのに(腎臓が一つしか無いから)ワインも飲んで、デザートの「ルバーブとイチゴのコブラー」にはクリームとアイスクリームの両方をかけて山盛り食べて。

せっかく3キロ痩せたのに、こりゃあ一晩でリバウンドだなと思ったんですよ、私は。ここのところ食べるのを我慢していましたからね、食べずに痩せた後に一気に食べてリバウンドというのがいつものパターンです。

さて、昨日のお昼ご飯ですけど、夫の好みからすると「マクドナルド」のビッグマックとフレンチフライのセットだろうと思っていましたら、「タコベル」のブリートにしたんですって。前の晩に食べたのとほぼ同じものです。


選択肢がたくさんある中からそれを選んだのは、野菜が入っていて一番ヘルシーだと思ったからだそうですけど、カロリーを比べてみますとね、夫が食べたクリスピーキチン・ブリートの方がビッグマックよりもカロリーは高かったですよ。

でも、減量しようという意識は続いているようです。

夫が勤めている店舗の近くには食べ物を売るお店がないから、普段は晩ご飯の残りを持って行きます。今日のお昼は具だくさんスープの残りです。これはカロリー低いですよ。これでもかっていうくらいに野菜を入れましたからね。


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2025年7月28日

3キロ痩せたって?

昨日の朝、朝ご飯にポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を作ろうと思ったら、牛乳がほとんどありませんでした。「しまった!買いに行くのを忘れていた」と思いましたけど、朝の5時過ぎではスーパーも開いていません。

遠慮しながら自分の分のポリッジを作ると、残った牛乳は朝のコーヒーに入れるには十分でしたが、うちの夫がポリッジを作るには足りない量でした。夫は大きなボウルにいっぱいの量を作りますからね。

そこに夫がやって来ました。

「あのねえ、今朝は牛乳がないからポリッジはお水で作るしかないわよ」
「ボクはポリッジは食べないから大丈夫です」
「食べないの?毎朝食べてるのに?」
「今朝は食べません。気がつかないんですか?ボク3キロも痩せたんですよ」

そう言って臨月の妊婦のように突き出たお腹をポンポンしましたが、痩せたなんて全然気づきませんでしたよ。

それでも、3キロ痩せたというのは本当なんだそうです。そして、ここ1週間かそこらでそれだけ痩せたと言うんです。

私がパンもケーキも作らなくなってからです!

ということは、やっぱり肥満の原因は私だったのか…


私がパンを作らなくなったので自分でパン屋で買って来ましたが、それを食べてしまってからは買いに行く時間も無かったんでしょう、我慢していました。

晩ご飯も具だくさんスープとか野菜がメインの料理ばかりが続いていましたが、文句を言わずに食べて、お代わりをしたいような晩ご飯じゃあないのでお代わりもせず、するとすぐにお腹が空くので食べ物を探しにキッチンに行くんですけどパンは無いし、ケーキもクッキーも甘いものは何も無い。果物は買ってあるんですけど、食べたいのは果物じゃあないらしいから手を出さない。

仕方がないので、アーモンドをポリポリ食べていました。

こういう日が1週間ほど続いて3キロも痩せたわけですが、元の体重が体重ですからね。それでも3キロ痩せたので再び減量する気になったようです。

うちの夫はこうやって何度も減量に取り組んでは、その度にリバウンドして来た人です。食べるのを我慢し過ぎると反動が来ますから要注意ですけど、腎臓が一つになっているのでね、健康のためにも本当に食べ物には気をつけて欲しいんですよ。


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2025年7月27日

背中のど真ん中に出来たグリグリ

私は、若い頃にはニキビで悩まされたんですが、顔だけではなくて背中にも出来ました。背中に出来るニキビというのは、炎症で痛くなったりしない限り気が付かないことが多いです。自分では見えませんしね。

大人になってからも時々ニキビは出来ましたが、ある時、背中のど真ん中にブラックヘッド(Black Head)があると夫に教えられたことがあります。

ブラックヘッドというのは、毛穴の中に皮脂や角質が溜まった「角栓」と呼ばれるもののうち出口の部分が酸化して黒く見えるやつです。角栓とニキビとは別物だそうですけど、似たようなものですよ。

大きなものではなかったですけど、その時は夫に頼んで中に溜まったものを押し出してもらいました。しかし、ブラックヘッドというのは復活するんですよ。何年か後に復活したやつは、前のよりも大きかったんです。

この時はうちの娘が中身を押し出してくれました。思っていたよりも大きな塊が出たので「うっひゃあ!」とびっくりしていました。

そのブラックヘッドがあった場所にコブのように膨らんだものがあることに最初に気づいたのは娘でした。ハグした時に背中の後ろに手を回したのでコブに触れて気づいたのです。自分の背中のど真ん中に触れることなどありませんからね、コブが出来ているなんて自分では気づいていませんでした。鏡で見ようとしても見えない部分ですよ。

大いに苦労しながら指で触れてみますと、皮膚の下に小さなビー玉が入っているような感じでグリグリしていました。結構硬かったです。「クリニックで取ってもらったら?」と家族は言いましたが、費用もかかることだし様子を見ることにしたんです。

そうしたら、何とそのグリグリは、

徐々に大きくなったのだった!

「Dr. ピンプルポッパー」のYouTube動画で見たことがありましたから、それが「シスト」(Cyst)と呼ばれるものだと分かりました。コブには黒い点があると言われたので、ブラックヘッドが変化したものだと思いました。

コブは徐々に大きくなってピンポン玉くらいの大きさになったので、さすがに気になってGP(一般家庭医)のリム医師に相談しました。悪いものではないから何もしなくても大丈夫だけど、気になるのなら簡単に除去できるということだったんですが、その時は夏だったし、汗をかく季節に手術とかしたくなかったので涼しくなるのを待っていたんですよ。

そうしたら、いつの間にか7月(真冬)になってしまいました。やっと金曜日に手術してもらいました。

手術と言うほど大げさなことではなくて簡単な処置でした。私は座った状態で行いましたよ。グリグリがある部分に麻酔薬を注射して痛みを感じなくさせてから、切開して中に溜まっていたものを取り出しただけです。「シスト」というのは、中に袋状の組織があって、その袋状の組織を完全に除去しないとまた復活するんです。

処置をしながらリム医師が解説してくれたんですけど、最初はミルクのようなものが流れ出て、その後に残った硬いものを押し出すのに苦労していました。袋状の組織は非常に薄い膜だったので削り取ったそうです。

切開部分は小さくて縫合の必要もなかったです。麻酔が切れてからも痛みはそれほど感じませんでしたが、やはり最初の夜は背中を下にして寝るのは難しかったです。今朝はもう何も感じません。

私はカルシウムの塊が出来たり脂肪腫が出来たりしたこともあるんです。変なものが出来やすい体質なんですかねえ。まあとにかく、背中が平らになってヤレヤレです。


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2025年7月26日

見えていない夫

先日パブの「トリビアナイト」というクイズイベントに行った時のことですけど、さあ出かけようという時になって夫が何かを探していました。

整理整頓が出来ないうちの夫はしょっちゅう物を探していますから、良くあることです。

「何探してるの?」
「携帯」

私はこの返事にびっくりしたんですよ。だって夫の iPhone は目の前にあったんですから。

「そこにあるよ」と指さしても分からないので、私はもっとびっくりしました。ベッドの上にあったんですけど、キルトカバーの格子縞の模様のせいで見えにくかったんだろうと、その時は思いました。

うちの夫は、遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていまして、両眼とも視野の中心部分では見えなくなっているのです。

視野の中心部分というのは、物を見る時に焦点を合わせる部分ですから、そこが見えなくなっているのに文字が読めるのは不思議なんですけど。焦点を合わせる位置を微妙に変えるとまだ見える部分が見つかるんだそうです。その見える部分を駆使して読んでいるそうなんですけど。

昨日の朝のことです。仕事に出かける前にデスクの前に立ってまた何かを探していました。

「何探してるの?」
「携帯」
「そこにあるよ」

やはり夫の iPhone は目の前にあったんです。ただし、黒い取扱説明書の上にあったんです。黒い iPhone が黒い物の上にあったので夫には見えなかったのですよ。

「そこにあるよ」と指さして教えても見えないらしくて、手探りで見つけましたから私はさらにびっくりしました。夫の目が見えていないことに気づく出来事は増えていますが、さらに悪化したことが分かる出来事でした。

物の色と背景の色が似ていると見えにくいのは知っていましたよ。例えば白いお皿に乗った白っぽいチーズは見えないとかね。でも、先日は飲もうとした薬の錠剤をテーブルに落として、それが見つけられませんでした。もう見えにくいと言うよりも見えなくなっているようです。

夫の iPhone は黒い保護ケースに入れているんですが、もっと目立つ色の保護ケースに入れた方がいいですね。


十分な照明が無い場所ではほとんど何も見えないようですから、朝晩の薄暗い通勤時には懐中電灯を使っています。街灯の明かりは助けになりませんので。

先日、陰謀論の深い穴に落ちた友人宅に晩ご飯を食べに行った時は、暗かったし慣れない場所ですから杖を持って行くように言ったんですけど、夫は杖は要らないと言って持って行きませんでした。

そうしたら案の定、車を降りてから恐る恐る歩いていましたよ。もちろん懐中電灯を使っていたんですが、足元が心配なようでしたから「そこにこれがある」「ここにあれがある」と私は指さして教えたんです。

そうしたら「いちいちうるさい。ちゃんと見えている」と怒りました。あんまり見えない人扱いをするのも良くないようです。

本人は目のことを話題にしません。どのくらい見えなくなっているのか言わないので私には分かりませんが、確実に見えなくなって来ています。

まだ文字が読めるのでツールショップの仕事は出来ていますけど、お店の中には見えていない物がいろいろあるはずですよ。

遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」には治療法がありません。視細胞が死んでいくのを止めることが出来ません。徐々に出来ないことが増えて行くのは、イライラするだろうと思います。

10月に息子と娘と私が日本に行っている間、一人で大丈夫なんでしょうか。少し心配です。


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2025年7月25日

短い人生とバケットリスト

今朝は久しぶりに寝不足です。夜中の2時頃に目が覚めた後、再び眠ることが出来ませんでした。寒かったのが良くなかったかもしれません。今夜はホットウォーターボトル(ゴム製湯たんぽ)を使います。

昨日は一日中ウラジミールさんのことを考えていました。昨夜も考えていたんです。昨日の記事に書きましたが、ウラジミールさんというのは、うちの夫が務めるツールショップのスタッフです。

ウラジミールさんも奥さんもタジキスタン生まれのロシア人で、ラトビアに移り住んでいらっしゃったんですが、ラトビアでは占領者であるロシア人に対する嫌悪と差別がひどかったそうです。

ソ連が崩壊してラトビアが独立を回復した後は暮らして行くのが困難になり、大きな苦労をしてオーストラリアに移民されたんです。ところが、オーストラリアに来てからはそれまで以上の苦労をされたそうなんですよ。

私達夫婦は、昨年のクリスマス前にロシア式バーベキューに招待していただいて知り合いになったんですけど、奥さんの健康問題が悪化して昨日の記事に書いたような状況になったんです。

昨日の午前10時に家族が病院に集まって医者から説明を聞くことになったということだったので私は気になっていたんですが、ウラジミールさんは通常通りに出勤したんですって。

ぎりぎりまで仕事をして、10時前に病院に行って医者の説明を聞いて、人為的な昏睡状態から覚めた奥さんの様子を確認してから仕事に戻り、職場を離れていた1時間分を残業すると言ったので、店長のうちの夫がそんなことは気にするなと言ってあげたそうです。

仕事を終えてから、ウラジミールさんはまた病院に行ったのでしょう。

奥さんは腎臓が機能していないので人工透析を始めたそうです。腎臓の問題が影響して肝臓に血栓が出来ているために肝臓も機能していないそうです。昏睡状態から覚めた奥さんは、痛みと吐き気で苦しむばかりだったそうですよ。お気の毒です。

ロシアで医者をされていたというウラジミールさんのお姉さんは、悲観的と言うか現実的と言うか、奥さんが回復して家に帰れる日が来るとは期待するなとおっしゃっているそうです。


ウラジミールさん夫婦は私と同じ世代なんです。ロシア式バーベキューに招待してくださった時の奥さんは、腰が痛いとはおっしゃっていましたが、お元気そうだったんですけどね。あれから半年ほどでこのような状態になられたわけです。

がんで闘病中のうちの夫の叔父さんも私と同じくらいの歳です。私達の友人の一人は、私よりも若いのに認知症の症状が出ていて今後が心配な状況です。

「人生は思っているよりも短い」という話はよく聞きますが、私達はそれを忘れがちですよね。いつまでも続くかのように生きている人が多いですが、私もその一人です。

昨日はウラジミールさんの奥さんのことを考えながら、自分の人生はいつ終わるか分からないんだということを再認識しました。漠然と80歳くらいまでは生きるだろうと思っていましたけど、80歳まで生きたとしてもあと15年ほどですよ。

生きている間にしたかったことをしなくちゃあいけないと思いました。

私くらいの年齢になると「バケットリスト」というものを作る人が大勢います。「バケットリスト」とは、生きているうちに自分がやりたいことや達成したいことを書き出したリストのことですけど。

以前に書いたことがありますが、いつの間にか忘れていましたよ。

「バケットリスト」に書いたことの多くが、私には経済的な理由で実現不可能だったのは覚えていますけど、それでも死ぬ時に後悔するような生き方をしていちゃあいけませんね。


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2025年7月24日

銀行トラブルと悲しい連絡

昨日は水曜日。うちの夫は仕事が休みでしたが、私が起きた時にはもう家にいませんでした。水曜日は献血に行く日でもあるのです。

前回は成分献血に行ったんですが、採血後に赤血球などの成分を体内に戻す針が詰まっていることにスタッフの方が気付くのが遅れて血液を取り過ぎたとかで、3ヶ月も献血に行けなかったのですよ。

昨日は大変楽しみにしていたんです。最近は私が車で送って行くこともありません。夫は早起きして、駅まで歩いて行って、そこからバスに乗ってリングウッド(Ringwood)の献血センターまで行くんです。

献血センターに行く途中で銀行の前を通ったので、現金を下ろしておこうと思ったそうです。昨日は給料日でしたからね。ところが早朝だったせいか給料がまだ振り込まれていなかったので、お金が下ろせませんでした。

これに気を取られたのかどうかは知りませんけど、夫はATMからカードを取り出すのを忘れたのですよ。そして、ずっとそれに気がつかなかったのです。

献血が終わり、家に帰る前に現金を下ろそうと思った時にカードが無いことに気づきました。そして、やっとカードを取り出し忘れたことに気づいたそうです。カスタマーサービスに電話をして事情を説明すると、(身分を証明できる)運転免許証を持って銀行の窓口に行くようにと言われたそうですが、夫は運転免許証を持っていないんです。視力のせいで運転が出来なくなりましたからね。

そこで、パスポートを取りに一旦家に戻り、それから私が運転して銀行に連れて行くことになったんですけど、そこからいろいろあったんです。

ついでにいくつか用事をしたいと言うので、私は運転手を務める覚悟を決めましたよ。銀行のカードも無事に戻り、アプリの不具合も解決し、用事が全て終わった頃に勤めているツールショップから連絡がありました。修理スタッフのウラジミールさんからボルトを買って来てくれと頼まれたと言うので、今度はボルトの専門店にも行きました。

ウラジミールさんというのはタジキスタン生まれのロシア人で、私たち夫婦をロシア式バーベキューに招待してくださった方です。お返しに日本式の焼き肉に招待しようと思っていましたが、奥さんの腰痛が悪化して長時間座っていることが出来なくなったとかで実現していませんでした。

奥さんの腰痛は、脊椎に問題があるのだけど手術が不可能だと聞いていました。ところが、長時間座っていられないどころじゃあなくなって、家に一人でいる奥さんが身動きが取れなくなったと電話をして来てウラジミールさんが早退することが増えていました。

その後、奥さんの健康状態はさらに悪化して、2週間ほど前から病院に入院されているんだと夫が言いました。

奥さんが病院にいる間はウラジミールさんも助かるだろうけど、介護が必要な状態の奥さんをこれからどうやって世話するんだろうかと話しながら私達は帰ったんですよ。そして、買ったボルトをウラジミールさんに渡すためにツールショップに寄ったんです。

私は駐車場で待っていたんですが、夫はなかなか出て来ませんでした。何かあったに違いありません。やっと出て来た夫の顔は曇っていました。

ウラジミールさんに病院から連絡があったのだそうです。奥さんが人為的な昏睡状態におかれたそうです。そして、話し合いのため今日の午前10時に家族が集まって欲しいと言われたそうなんですよ。ロシアで医者をしていたというお姉さんに連絡すると、お葬式の準備を始めた方がいいと言われたそうです。

私は腰痛が悪化したとしか聞いていなかったけど、脊椎の問題だけじゃあなかったようです。現在は肝臓と腎臓が機能していない状況なんだそうですが、肝臓と腎臓が機能していないと長くはもたないですよ。急な展開にウラジミールさんは動揺していたそうですが、そりゃあそうでしょう。

ウラジミールさん夫婦は、私と同じくらいの年齢です。ソ連の崩壊後、苦労してオーストラリアに移民された後、それまで以上の苦労をされて来た方達です。7ヶ月前にお目にかかった時には、腰が痛いとは言っておられましたがお元気そうだったのに。

お気の毒でなりません。


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2025年7月23日

睡眠改善とクイズの夜

昨夜は、寝たのがいつもよりも遅くて10時半頃でした。本を読み始めたけどすぐに眠くなったので、11時頃には眠ったと思います。

そして、私は大長編の夢を見ました。目が覚めた時には、大きな船の広い部屋でフィンガーフード(指でつまんで食べる食べ物)を食べていました。指先にソースが付いたもんだから、ベッドの中で目が覚めた時に思わず指先を舐めたという寝ぼけぶり。

「おいおい、何やってんの私…」と思いながら時計を見たら、

6時過ぎ!

11時頃から7時間ぶっ続けで眠ったということですよ。私にとっては年に一度あるかないかの奇跡的なことで、本当にびっくりしました。

家族旅行で行ったポートダグラスでは、毎日眠れなくて睡眠薬に頼り、薬がなくなった日の夜は睡眠時間が1時間半なんていうことになって、せっかく旅行に来ているのに活動出来ないほどフラフラだったのに。

家に帰って来てからは毎日十分に眠れています。もちろん薬なしでです。朝まで目が覚めずに7時間も熟睡なんてすごいことです。


昨夜寝るのが遅くなった理由は、ワランダイト(Warrandyte)という所にあるパブの「トリビアナイト」(クイズの夜)に行っていたからなんです。どうやら、オーストラリアのパブでは、毎週火曜日の夜に「トリビアナイト」とか「クイズナイト」とか呼ばれるクイズイベントが行われているようなんですよ。

お酒を飲んだり料理を食べたりしながらクイズに答えて総合得点を競うというイベントですが、家族旅行で行ったポートダグラスのパブでの「トリビアナイト」がとても楽しかったのですよ。私達のチームが優勝したんです。

義妹(うちの夫の妹)は、すっかり「トリビアナイト」が気に入ったようで、ポートダグラスでは別のパブのクイズイベントにも行って優勝しました。

現在、パートナーと一緒に義母の家に滞在中ですが、私達のお気に入りのパブ「The Grand Hotel in Warrandyte」で「トリビアナイト」があるから行こうと誘ってくれたので、昨夜行ったんです。息子も行ったので、私が運転しなくても済みました。

昨日は惜しくも優勝を逃しました。1点差で2位でした。義母の主張を聞かなかったら勝っていたんですよ。

「オーストラリアで観測史上最高気温50.7度が記録された2つの州はどこか?」という質問で、私は西オーストラリア州と南オーストラリア州しか考えられないと言ったんですけど、義母がヴィクトリア州だと言い張って。

オーストラリア大陸最南端のヴィクトリア州だとは思えなかったですけど、義母の顔を立ててヴィクトリア州と書いたら間違っていたんですよ。やっぱり西オーストラリア州と南オーストラリア州だったんです。

うちの息子は今回も活躍しました。誰にも答えが分からないような質問がいくつかあったんです。YouTubeで3番目に視聴登録者が多い子供向けのチャンネルとか、ハリーポッターに出て来るホグワーツの先生のうち、これこれこういう条件の先生のファーストネームとか。そういう質問に正解できたのは息子のお陰でした。

多くの質問が音楽とか映画とかセレブ関係で、私にはチンプンカンプン。私に答えが分かるような地理や歴史の質問は、他の皆んなも答えを知っていました。ほとんど貢献できなかった私が、唯一貢献した質問がありました。

それは、冷蔵庫の中の写真を数秒間見せた後に質問に答えるというものでしたが、冷蔵庫にはたくさんの飲料ボトルが入っていましたから、皆んなはコカコーラがどこにあるかとか、オレンジジュースが何本あるかとか、そういうことに注目したそうなんですけど。

質問の一つは「ホッチキスは何色だったか?」だったんです。

「ええーっ!ホッチキスがあったの?」と皆んなが騒ぐ中、私は「ホッチキスは確かにあった」と言いました。私がその冷蔵庫で最初に注目したのが白いホッチキスだったからです。「なんで冷蔵庫にホッチキスがある?」と思ったんです。

「何色だったか覚えてる?」と聞かれて「白色だった」と確信して言いましたよ。どうして皆んなが気づかなかったのか不思議でした。

1点差で2位でしたが、このパブで使える40ドル分の金券をもらいましたので、来週も行くそうです。義妹たちは、今週末からは父親が住んでいる山の中の家に滞在することになっていて、このパブに近いからです。

私達も行くことになっていますけど、ここで家族3人が食事をすると食事代は1回あたり100ドルを超えますからね、私達には毎週行くことは難しいですけど。また楽しみたいと思います。

ちなみに、私が昨夜食べたのはグリルしたイカが入ったサラダで、息子は牛肉のルンダンカレー(ココナッツで煮込んだカレー)を食べました。


一方、肥満が気になるうちの夫は子羊のロースト。やっぱり肉を焼いたのが食べたいのでございます。


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2025年7月22日

肥満を私のせいにするな!

うちの夫は、腎臓を提供しようとして肥満が問題になり、医者から「次の診察(3ヶ月先)までに103キロまで減量してください」と言われて減量したことがあるんですよ。

114キロもあったので、103キロまでは11キロの減量が必要だったんですけど、厳しい摂取カロリー制限と糖質制限と運動によって(自転車で片道50分かけて通勤していた)、あれよあれよという間に痩せたんです。それまでどんなダイエットも長続きしなかったのに。

毎週1キロ以上減らすという無謀なペースで減量し続けて、あっという間に目標の103キロを達成。その後もさらに減量し続けて、体重は十数年ぶりに2桁になったのでございます。

今から思うとやり過ぎだったんです。体力が無くなり、メンタルも不調になり、新型コロナに感染して飲まず食わずで寝込んでいるうちに体重はさらに減って96キロになりました。

腎臓を提供したい一心だったんでしょうけど、腎臓を提供することが決まってからは再び食べ始めましてね。食べずに痩せた人が食べ始めるとどうなるかは、皆さんご存知でしょ?

リバウンドですよ!

あっという間に体重は再び3桁になり、腎臓が一つになってからも太り続けて、現在一体何キロあるのか知りませんが、史上最も重くなっているのではないかと思います。

これを友人家族に指摘される度に、うちの夫は私のせいにするんですよ。私がパンを焼いたりケーキを作ったりし続けるせいでこうなったと。

これがもう単なる冗談には聞こえないんです。食べるのを我慢するのが難しいような物を作り続ける私が悪いみたいな、そんな視線を感じるんです。私の料理のせいで、うちの夫が肥満になっているのは困ったもんだみたいな。

夫が肥満なのは、夫がカロリーを摂り過ぎているからです。そして、家にいる間はテレビの前に座ったきりで身体を動かさないからです。私だって同じものを食べているけど肥満じゃあないですよ。

私のせいにするな!


ということでですね、気分が悪いのでパンは焼かないことにしました。私がパンを焼かないと、夫はパンを買って来ます。添加物が入っている、美味しくない、手作りよりも高くつくパンですけど、知るかそんなこと!

ケーキも作りませんよ。

甘いものがないと、夫は我慢したりしません。自分で買って来たパンにピーナッツバターやジャムをべっとり塗って食べるんです。ケーキ1切れよりも高カロリーだけど、知るかそんなこと!

お肉だってですね、ほぼ毎日晩ご飯に肉は使っていますけど、夫が食べたいのは肉が入っている具沢山スープとか肉が入っている野菜炒めとかじゃあなくて「肉を焼いたの」ですから、もっと肉が食べたくなると自分で大きなかたまり肉を買って来るんですよ。

私が夫の肥満の原因になっていると思われるのは遺憾です。

これからはもう、栄養と減塩を考えた低カロリーの晩ご飯を作るだけにします。パンもケーキも特別な機会のためにしか焼きません。

それでも肥満が続くなら、

私のせいじゃあないからな!


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2025年7月21日

冬の終わりと夜行性動物

冬至(日本では夏至)も過ぎて明らかに日が長くなって来たと感じます。いいお天気だった昨日、久しぶりに裏庭の掃き掃除でもしようかと思って外に出たら、裏庭はこういう状態でしたから掃き掃除など不可能なのでした。


地面にたくさん落ちているのは、木の実とかじゃあないんですよ。

ポッサムのウンチです!


うっかり歩けないほど落ちています。乾いて硬くなってからでないと掃除は出来ませんよ。

ごみを出す時に通る場所なので、暗くなってからでは踏んづけてしまう可能性があります。昨夜、ごみ収集容器を道路に出そうとしていたうちの息子にはウンチを踏まないようにと注意しておきましたけど、暗かったですからね、どうぞ踏んでいませんように。

ポッサムが活動的になって来たということは、春が近づいて来たということでしょう。

7月は暦の上では真冬ですけど、木の芽や蕾が膨らんで来ていますし、春の到来を告げるワトルの木はもうすぐ真っ黄色になりそうです。短い冬も終わりに近づいたということです。冬が年々短くなっているような気がします。

裏庭の掃き掃除が出来なかったので、前庭の草取りをしていたら、ツツジの木が1本枯れてしまっていることに気づきました。昨年は、夏の間に枯れたように見えても冬になったら復活して葉が出たんですけど、この冬は復活しませんでした。

まだ生き残っている枝を残して枯れた部分を切ったら、見た目は悪くないです。


ところで、夜行性のポッサムが活動的になったくらいですから、他の夜行性動物も活動的になったようですよ。

昨日は、うちの夫が勤めるツールショップに道具類を盗まれたと言って道具を買いに来たトレイディー(Tradie)が何人もいたそうです。

トレイディーというのは技術労働者の皆さんのことです。大工さんなど建築関係、プラマー(水道管排水管工事業者)、電気工事屋、自動車の修理屋、道路工事関係の仕事をする人などです。

そうした仕事の皆さんにとって道具は必需品ですが、盗難被害に遭う人は驚くほど多いのですよ。トレイディーの皆さんは、道具類を仕事で使うトラックとかバンとかに積んでいますよね。それを盗まれるんです。

夜の間に自宅に停めている車から盗まれる人が多いですけど、ツールショップの駐車場に停めて何かを買いに入っている間に盗まれることもよくあるんだそうです。

ツールショップにはしょっちゅう泥棒が入って来ますが、盗んだ商品を売ってお金に出来るから入って来るんでしてね。

リサイクルショップみたいなお店で売られている電動工具なんて、高い確率で盗んだものですよ。買い取り業者とグルになっている可能性が大きいです。

暖かくなると犯罪が増えます。変質者も活動的になりますから、皆さん気をつけましょうね。


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2025年7月20日

入国させなかったインフルエンサー

陰謀論の深い穴に落ちた友人の話の続きです。こういう楽しくない話はもう結構という方は、どうぞ下のリンクをクリックしてからお帰りください。今日もこのブログを読みに来てくださってありがとうございました。




さて…

その友人ですが、心の優しい良い人なのですよ。教養のある人で、産業エンジニアとして活躍して来た人ですが、最近は仕事の依頼がなくて無職の状態だそうです。

リタイアしても十分な蓄えがあるから暮らしには全く困らないはずですけど、仕事をしていないので毎日時間が有り余っているわけです。そして何をしているかと言うと、陰謀論者達のYouTube動画やポッドキャストを聞いているのです。

インターネットで特定のコンテンツにアクセスすると、ブラウザがアルゴリズムによってアクセスしたコンテンツに関連のある情報やサイトを表示しますから、フェイクニュースや陰謀論を次々と辿って行くことになるんですよ。そして、いつの間にか深くのめり込んでしまう人がいるのです。

こういう状況を「ウサギの穴(Rabbit Hole)に落ちる」と表現することがありますが、不思議の国でアリスがウサギの穴に落ちて行くように、この友人は極右の陰謀論の穴に深く落ちてしまったわけです。もう出て来れそうにありません。

この友人は、最近キャンディス・オーウェンズという人物に心酔していて、その人のポットキャストに夢中になっているようです。オーウェンズ氏は、米国人の黒人女性です。オーストラリア政府が「ヘイトメッセージを拡散し社会の不和を煽り立てる人物である」として入国ビザを出さなかったことで世界的なニュースになった人ですよ。

オーストラリア国内で講演ツアーを計画していたそうですけど、オーストラリア政府は入国させませんでした。

詳しいことは知りませんが、極右の保守系政治インフルエンサーであると説明されています。元々は保守派ではなく、ドナルド・トランプや共和党には批判的だったのに、一夜にして保守派に転じたそうで。

根拠を示さずに人種民族差別的な意見や主張を繰り返して来た人です。それが過激であればあるほど注目されますので、次第に名前を知られるようになって、名声と富を得て来たようですけど。

この人は陰謀論も広めているのですよ。アポロの月面着陸がでっち上げだったとか、フランスのマクロン大統領夫人は元は男性だったとか、ケネディ米大統領の暗殺にイスラエルが関与したとか、そういう根拠のない陰謀論です。

ホロコーストの残虐行為のいくつかは実際には起こらなかったとか、イスラム教徒が奴隷制を始めたとか、米国内の黒人に対する警察の暴力は人種差別ではなくて捏造だとか、民主党が中絶に寛容なのはアフリカ系米国人を絶滅させるためだとか、書き上げるときりがないですけど。

このような人物であるキャンディス・オーウェンズ氏をですね、「本当に素晴らしい」「将来は大統領になるだろう」と心酔している友人を見ていると、オーストラリア政府が入国ビザを出さなかったのは正しい判断だったと思いますよ。この判断は野党も指示しているんです。

それにしても、本当に信じられません。友人がどうしてこんな陰謀論を本気で信じるようになってしまったのか。これからどうなって行くんでしょうか。

友達付き合いが難しくなって来たのは事実です。以前のように晩ご飯に招いて会話を楽しむなんて、もう出来ないですよ。陰謀論を聞くのはまっぴらですからね。本当に残念です。


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2025年7月19日

もう出られない陰謀論の深い穴

昨日、友人宅に夕食に招待されたので行って来ました。その友人とは、昨年から度々話題にしている「陰謀論に洗脳された友人」です。

米国の陰謀論者達のYouTube動画やポットキャストで知った根拠のない話を信じ込んで、人が変わってしまった人です。

話す内容がどんどん右傾化して、ドナルド・トランプの過激支持者達が主張するようなことを言い始めた頃には少し閉口しましたが、教養のある頭の良い人ですから半分冗談ぐらいに聞いていたんですけど。

どんどんエスカレートしてドナルド・トランプに取り憑かれてたようになってしまい、イスラム教徒や移民を批判するようなことを言い、性的少数者に対して差別的な発言もするようになりましてね、ある時私達は大声を張り上げての言い争いになったのですよ。

その出来事があってから、私がその友人に会ったのは一度だけです。私達は20年近く良い友人関係で、定期的にお互いの家で晩ご飯を食べる仲だったんですけど。

うちの夫はその友人夫婦と何度か会っていますが、会う度に耳を疑うような話を聞かされています。

昨日もまた不愉快な話題となりました。

友人の奥さんも一緒にテーブルで会話していたうちは良かったんですよ。奥さんが見張っているという感じで、陰謀論の話題にはなりませんでしたし、ドナルド・トランプの話もしませんでした。

ところが、うちの夫と2人でビリヤードをし始めてからおかしな話題ばかりになったのです。最初は、うちの夫が最近オーストラリアで大きな話題になっていた毒キノコ殺人事件のことを話そうとしたんです。

ところが友人はそのニュースを知らなかったのですよ。友人はオーストラリアのニュースは聞いてもいないし読んでもいないのです。毎日中毒のように聞いているのは、米国の陰謀論者達のYouTube動画やポッドキャストなのです。

「この話を知っているか?」と声をひそめて友人が話し始めたのは、フランスのマクロン大統領の妻であるブリジット・マクロンさんのことでした。

大統領夫人のブリジットさんが、元は男性で性転換したトランスジェンダーの女性だと言うのです。そして、ブリジットさんは小児性愛者だったので、高校の教師の時に当時生徒だったマクロン大統領と関係を持ったのだと。

高校の教師をしていた頃は結婚されていて、3人の子供の母親だったはずですけど。この根拠のないデタラメ話を広めた女性は名誉毀損で訴えられて裁判になったはずですが、友人はこの話が国家ぐるみの隠蔽だと信じているのです。

陰謀論は続きました。

今度は飛行機雲の話です。

飛行機雲というのは、ご存知のように飛行機の航跡に出来る細長い線状の雲のことですが、あれは寒い日に息が白く見えるのと同じ原理で出来る雲ですけど。この飛行機雲がですね、実は航空機から空中に有害な化学物質を散布しているのだと言うのです。

日本や韓国などの国での人口減少や先日のテキサス州での洪水なども、これが原因になっていると言うのです。化学物質の散布は邪悪な目的で政府機関や闇の勢力によって行われているけれども、一般人には秘密にされているのだと。

友人がこんな話を本気で信じているとは、聞いていて信じられませんでした。気持ちが悪くなりましたよ。頭の中がどうかしてしまっています。

昨日は奥さんもピリピリしていて怒りっぽかったけど、日常的にこんな話を聞かされているなら、奥さんもストレスが溜まっているはずです。

どうしてこんな事になってしまったんでしょうか。

友人が毎日聞き続けているYouTube動画やポッドキャストの陰謀論者達が、自分達の誤りを認めて問題点を自ら指摘し始めない限り、もう元には戻らないだろうと思います。残念でとても悲しい気持ちになりました。


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