すっかり春めいて気温が20度近くになる日がありますが、まだまだ朝晩は寒いメルボルンです。現在住んでいる家はセントラル暖房のおかげで家の中は暖いので、寒さ知らずに暮らしています。(エアコンが無いから夏は大変なんですけど。)
私達が一昨年まで住んでいた家は、ドバイ在住の義妹(うちの夫の妹)が所有する家なんですが、ユーカリの木に囲まれた大きな家です。セントラル暖房は完備していますが、家が2階建てで大きいのでガスも電気も大量に消費するんです。
ある時、2000ドルを超すガス料金の請求書が来て、うちの夫が「セントラル暖房を使うのをやめる」と言いましてね、居間にある薪ストーブだけに頼った冬は寒くて大変でした。私はいつも家の中で綿入り防寒コートを着ていたものですよ。薪ストーブだけでは家中が暖かくなりませんし、大量の薪を燃やさなくていけなくて、薪を運んで来るのも毎日大変でした。
冷房の方は、居間とキッチンにエアコンがありましたし、蒸発冷却式のセントラル冷房もありました。屋根の上にあるクーラーのフィルターに水を流して風を通し、温度が下がった冷風を家中に送り込むようになっているのですけど、これは何度も故障したので修理をしないままになっていました。
でも大丈夫なんですよ。私達が引っ越した後、2階にもエアコンを付けましたから、真夏も暑さ知らずで過ごせます。電気代はかかりますけどね。
さて、この家にうちの夫の父親と中国人の奥さんが今年の2月に引っ越して来た話は何度か記事に書きましたが、家が寒くてたまらないと奥さんが不満を言い続けているという話は聞いていたんですけど。
現在、父親夫婦はそれぞれ海外にいるので、一時帰国中の義妹とパートナーが滞在中なんですが、義妹達も家が寒すぎて耐え難いと言うのですよ。セントラル暖房が使えないと言うんです。
父親からは、セントラル暖房は使えないからエアコンの暖房機能と居間の薪ストーブを使えと言われたそうなんですけど、セントラル暖房が故障しているのなら修理しないといけません。
義妹達には何が問題なのか分からないと言うので、うちの夫が確認しに行ったんです。ボタンを押してスイッチを入れましたら、ボッと音がしてヒーターが点火して、家の中はあっという間に暖かくなったそうです。
壊れていなかったのですよ!
義妹達は、父親から暖房のコントロールパネルに触れるなと言われていたそうです。それに触れると屋根から水が流れ落ちるから触ってはいけないと。しかし、それは故障したままになっている蒸発冷却式クーラーの話だったんですよ。
クーラーのコントロールパネルの隣りに暖房のコントロールパネルがあるんです。夫は何度も使い方を説明したそうなんですけど、父親は「屋根から水が流れ落ちるから触ってはいけない」ということだけを覚えていて、セントラル暖房は使えないと思い込んでいたようなんです。
うちの夫の父親はエアコンの入れ方が分からないと言って電話をしてくるような人です。電気毛布のコードが反対側に付いていると言って使うのをあきらめるような人です。
ちなみに、暖房も蒸発冷却式クーラーもエアコンも食器洗い機もオーブンも、この家にある全ての電気製品と設備の取扱説明書は、私がリングファイルに整理して置いて来てあるんですよ。エアコンの入れ方が分からなければ、取扱説明書を読めば分かりますし、食器洗い機が止まってエラーの表示が出たら、取扱説明書を読めば原因が分かります。
なぜ取扱説明書を読まないの?
「知らなさ過ぎる人」にも書きましたが、ホントにもう何でこんなことが分からないの?出来ないの?ということが連発する人達です。何かある度に、いちいちうちの夫に電話をして来るから困るんですよ。あまりに頻発すると夫も腹が立つようですけど、それでも父親を助け行っています。息子に車を運転してもらって。
そう言えば、家族旅行で行ったポートダグラスのホテルにハイヒールを忘れて来てしまったと言って、中国人の奥さんが義妹に電話をして来たと聞きましたけど。義妹じゃあなくてホテルに電話すれば良かったのに、義妹に何とかしてくれと頼んだそうですが、その後どうなったんでしょうか。
まあとにかく、暖房が壊れていなかったと分かって、義妹達は暖かい家に快適に滞在しています。父親と中国人の奥さんが帰国したら、もう寒さに震えることはありませんよ。
ただねえ、コントロールパネルがですね、冷房用と暖房用が2つ並んで取り付けてあるので、どっちが暖房用かを忘れる可能性があります。普通の判断力があれば、見れば分かるんですけど。操作方法も忘れる可能性があるので、夫はステッカーを作ってコントロールパネルの上に貼ると言っていますよ。
お帰りの前に1クリックを!

0 件のコメント:
コメントを投稿