昨晩は、うちの娘のリクエストでフェアフィールド(Farifield)という街にあるインド料理レストランに行きました。娘が住んでいるシェアハウスからは歩いてでも行ける距離ですが、私達が住んでいる家からは高速道路を使って40分くらいかかりました。道路が混んでいたんです。
夜に車の運転をするのは苦手です。ライトが眩しくて道路がよく見えないからです。高速道路も怖いです。私が運転しなくちゃあいけないのなら行きたくなかったですが、息子が運転してくれましたから喜んで行きました。最近は、家族で出かける時はいつも息子が運転してくれます。
楽しくお喋りをしながら美味しいインド料理を食べ終えた後、まだ時間も早かったので今度はギリシャ料理のレストランでデザートを食べようということになったんですが、人気のあるそのレストランは満席でした。
私達はデザートを買って帰って、娘の住んでいるシェアハウスで食べることにしました。うちの息子はデザートはいらないと言いましたが、娘は4人分のスイーツを買っていました。
シェアハウスでは娘がミルクティーを入れてくれて、スイーツを食べながらいろいろお喋りをして過ごしていたんですが、私は息子の様子がヘンであると気づいたんです。
デザートはいらないと言ったのもヘンでしたが、急に無口になり、家族の会話に一切参加せず、何度もスマートフォンを見ていました。機嫌が悪いというわけでもなかったのですよ。ただ、
心そこにあらず…
そんな感じでした。
だから、私は息子に「早く家に帰りたいのなら帰れるよ」と言ったんです。すぐに娘が何か予定があるのかと聞きました。
「予定はあったよ。今夜は旅行から帰って来たA君の歓迎を兼ねたゲームナイトだった…」
友人達がオンラインで集まって、お喋りをしながらゲームをするというイベントだったそうです。
なんで早く言わないのよ!
私達は大急ぎで家に帰ったんですけど、うちの息子はそういう人なんです。
自分の都合よりも他人の都合を優先するというか、自分の都合を主張出来ないと言うか。自分のせいで誰かが不都合をこうむるとか機会を逸するとか、そのせいで他人が自分に対して負の感情を抱くことを非常に気にする人なのです。だから自分は我慢するし、遠慮するんです。
そして、損をするし、傷つくんです。
我慢したり真面目に頑張ったりしても、それが誰かに認められて本人も利益を得たり幸福を感じたり出来ればいいですけど、世の中って理不尽なことが多いですからね。
「正直者は馬鹿を見る」という状況が、社会のあらゆる場所で存在するじゃあないですか?
心が優しくて正直者のうちの息子に、もっと良いことが起きて欲しいとお母さんは願っています。20代のほとんどを無駄にする原因になった健康問題も改善しましたし、先日はアルバイトで日本旅行の費用を稼ぐことが出来て自信をつけましたし、状況は良くなっています。
息子の人生がこれから好転することを心の底から祈っているのでございます。
ちなみに、昨夜のゲームナイトは遅くはなりましたが参加出来たようです。様子がヘンだと気がついて良かったです。

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