2025年6月9日

息子がツールショップに出勤した理由

うちの夫が勤めるツールショップには、スタッフが2人以上いなくては営業出来ないというルールがあります。

平日は早番チームと遅番チームの2チームがいますし、荷物の受け取り&発送担当やツールの修理担当などのスタッフも入れると結構な人数が働いていますから、このルールが問題になることはありません。

問題になるのは、営業時間の短い土日です。土日に勤務するのは店内営業スタッフだけで、土曜日は4人体制、日曜日は3人体制でやっているそうです。これはギリギリの人数だそうですが、何とかやれる人数らしいです。

ところが、ギリギリの人数ですからね、急病や仮病で突然休む人がいると問題になるんですよ。特に3人体制の日曜日。1人が休んでもう1人が何らかの理由で遅刻するだけでも問題になるんです。

2人以上いなくては営業出来ないんですから!

昨日は緊急事態になったそうです。

日曜日の開店時間は8時ですから、うちの夫は7時半には出勤してお店を開ける準備をしていたわけですが、開店時間直前になって「今日は休む」と連絡して来た人がいたのです。

夫以外の2人のスタッフのうち、1人は勤務日を変更されたことに腹を立てて休んでいました。これは分かっていたらしいですが、もう1人がですね、病気で出勤不可能になったそうです。なぜもっと早く連絡して来なかったんでしょうか。

8時が近づいて来て、駐車場にはお客さんが来て待っているのに、うちの夫しかいないのでお店を開けられません。誰かもう1人必要なのです。

こういう時、うちの夫には他の店舗から応援スタッフが来るまで緊急閉店状態にするという選択肢は無いようで、自分の家族を呼ぶのでございますよ。

私達が現在住んでいる家はツールショップに近いので、こういう緊急事態にも対応しやすいんですが、何度か応援に行ったことがあるうちの娘はこの家に一緒に住んでいません。応援に行けるのは私か息子しかいないのです。

昨日は息子が行きましたので私は助かりました。電話がかかってきた時にはまだ寝ていたらしい息子は、飛び起きてすぐに何も食べずに出かけて行きましたよ。

他の店舗から応援スタッフが来ることになったんですが、それが決まるまで時間がかかり、決まってからその応援スタッフが来るまでにも時間がかかり、うちの息子は2時間も入口のドアのあたりに立って見張りをしたそうです。

それ以外のことはうちの夫が一人で全部やりながら、応援スタッフの交渉も続けたそうで、大忙しだったようです。


それにしても感心するのは、休んでいる人に出勤してくれと頼まないところです。日曜日が休みで家にいるスタッフの誰かに急遽出勤を頼むということをしそうなものですけどね。やはり労働者の権利は守られているのですよ。

昨日は車で40分くらいかかる別の店舗に出勤していたスタッフの1人が応援に来たそうです。その人はガソリン代がかかるから行きたくないと言ったらしいですが、会社がガソリン代は出すという条件で命令されたらしいです。

ちなみに、店長のうちの夫は、自分が休みの水曜日や土曜日に誰かが休んで人数が足りなくなると、必ず休日を返上して出勤します。だから超過勤務時間数が溜まっているわけなんですけど。

それにしても、息子がいなかったら私が行かされていたんですよ。アジア人のおばちゃんが入口に立って見張っていても何の役にも立ちそうにないですが、一応スタッフの数が2人にはなります。スタッフじゃあないんですけど。

これまでに何度も商品の移動や配達は手伝って来ましたが、車の運転が出来なくなった夫の運転手をしただけですから、それはまあいいんですけど。事故でも起こしていたらどうなっていたんでしょうか。

そもそも、商品の配達をスタッフ個人の車やトレーラーを使って、スタッフの奥さんや息子に運転させてするなんていうのは、問題があると思いますけどねえ。

見て下さいよ、下の写真を。これも私が運転して運んだのですよ。こういうことをしょっちゅうやらされていたわけですが、トラックを売ってしまったのでもう出来ません。やれやれ。


うちの息子なんて、夫とスタッフが泥棒を捕まえに行った時にも巻き込まれて見張りをさせられていますけど。いやあ、私はもう関わりたくないです。


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