2025年6月21日

突然の体調不良

突然くしゃみが始まって、頭痛がして、寒気がして、あれよあれよという間に体調悪化。靴探しで歩き回った時に、どこかでウイルスをもらったに違いないです。

うちの娘が新型コロナに感染していたらしいので、それかもしれませんけど。

そういうことで、今日はお休みです。皆さんもお気をつけください。


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2025年6月20日

舌がんだった叔父さんのこと

このブログを定期的に読んでくださっている皆さんは、うちの夫の叔父さんが舌がんになった話を覚えていらっしゃると思います。叔父さんとは言っても、夫の父親の歳が離れた弟なので私とは年齢が近いんですよ。

舌がんだと分かったのは昨年の11月でした。

私達夫婦が昨年9月に1000キロ運転旅行をした時に叔父さんの家に泊めてもらったのですが、その時に叔父さんが首の腫れが気になっているとか上向きで寝ると舌が喉を蓋するような感じになって息が出来なくなるとか言いましてね。

見ると首の腫れというのは脇の下辺りまで膨らんでいて、素人が見てもリンパ節に問題が起きていると分かるんですよ。舌が喉を蓋すると言うんですから、舌に悪い物が出来ているんじゃあないかと誰でも思います。

何ヶ月も前から首の腫れが気になっていたそうなんですが、医者に相談していませんでした。うちの夫は一日も早く医者の診察を受けてくれと言いました。しかし、医療事情の良くない場所に住んでいるので診察を受けるのに時間がかかり、検査を受けるのにも時間がかかり、検査後の診断を聞くのにも時間がかかり、その間に腫れはどんどん大きくなったのです。

舌がんだと分かった時には、がんは喉にも転移していました。

メルボルンの病院で治療が始まりましたが、切除手術は受けないことになったので相当進行していたんだろうと私達は思いました。家族は悲観したんです。もっと早く診察を受けていれば良かったのにと悔やまれてなりませんでした。

7週間に渡った放射線治療と抗がん剤治療が終わったのは、お正月頃でした。話すことが出来なくなり、飲食も不可能になったので胃ろうになり、げっそりとやせ細って体力も無くなった叔父さんを見て、うちの夫も兄である夫の父親も覚悟したそうです。今年中に死ぬかもしれないくらいに思っていました。

ところが!

放射線治療と抗がん剤治療が終わってから3ヶ月が経ち、3月の終わり頃に受けたCT検査の結果、がんがあった場所にがんは見つからなかったのですよ。

ただし、喉の2か所に不明な部分があったそうです。何らかの傷か、もしかしたらがんか、判断出来ないので生体組織検査をするとのことでした。叔父さんは喉が痛いと言っていましたし。

先々週やっと生体組織検査を受けることが出来ました。その結果が分かったそうです。

喉にあった2か所の不明な部分は、

潰瘍だったんですって!

がんじゃあなかったんですよ。ですからね、現在はどこにもがんが見つからない状態だそうです。

叔父さんは、ほぼ普通に食事も出来るようになっているそうです。体重も増えて体力も戻っていますから、バスの洗車&クリーニングの仕事にも復帰しました。毎週片道6時間かけてペンズハーストからメルボルンに通う以前と同じ暮らしをしています。

年齢も年齢なんだし、これを機に通勤に片道6時間もかかるようなバスの洗車&クリーニングの仕事は辞めればいいのにと私は思いますが、叔父さんはその仕事が好きなんだそうです。バスや電車が大好きなので、バスや電車に関わることをし続けたいそうなんです。

やりたい仕事が出来るうちは、続けるのがいいですけど。

それにしても驚きました。がんの治療法というのは、私が思っていた以上に進歩しているようです。


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2025年6月19日

やっぱり靴探しは大変過ぎる!

実は、来月クイーンズランド州の「ポートダグラス」というリゾートに家族旅行に行くことになっています。

これは、うちの夫の父親が全員分の旅行費用を全て負担して主催している家族旅行なんですよ。2018年にはクイーンズランド州の「ハミルトン島」へ行き、翌年にはニュー・サウス・ウェールズ州の北の方にある「バイロン・ベイ」に行きました。

新型コロナで旅行が制限されて以来、小さな家族旅行は毎年のようにやっていましたけど、大きな家族旅行はありませんでした。私は夫の父親とは長年お付き合いをしていなかったので、どの家族旅行にも参加しなかったんです。

しかし、今年の家族旅行は特別なんですよ。父親もかなり高齢になっていますし、認知症のことも心配されていますし、数年ぶりに家族がほとんど全員行くんです。私も夫の父親と再びお付き合いをするようになっておりますし、今年は初めて参加することにしたんですけど。

詳しいことは近いうちに書こうと思っています。

「ポートダグラス」は常夏の観光地ケアンズよりもさらに北に位置していて、美しい砂浜で有名だそうです。グレートバリアリーフにも近いのでその観光にも行くそうなので、濡れても大丈夫なビーチサンダルが必要だと思ったんですよ。私はそういうのを持っていないんです。

それで、昨日買いに行ったんですけど、

やっぱり靴探しは大変過ぎる!

ビーチサンダルと言ってもゴム草履みたいなのは嫌なんです。親指と人差指の間で鼻緒を挟むようなタイプね。あれは絶対に痛くなったり皮がむげたりするし、歩きにくいから苦手なんですよ。だからクロックスのようなゴムサンダルを買おうと思っていました。どこにでも売っていると思っていたけど、なかなか見つかりませんでした。

私の靴のサイズは22センチなんです。オーストラリアでは大人の女性用の靴はサイズ5からですけど、サイズ5を置いている店は多くありません。そしてサイズ5は私には大き過ぎるんですから、22センチの大人の女性用の靴は存在しないと言ってもいいんです。

だから、私はいつも子供靴コーナーに行くんです。孫の靴でも選んでいるふりをして自分が履く靴を探すんです。子供靴のサイズ2が22センチに近いと思います。サイズ3はブカブカですから。

でもね、子供靴は色やデザインが子供向けだから、おばちゃんが履くには無理なのが多いのですよ。そして子供靴のサイズ2は幅が狭いですから、私が履くときついんです。

昨日は思いつく全ての店を見て回ったんですけどね、今は真冬でしょ?だから、ゴムサンダルみたいな靴は数が少ないんですよ。「ターゲット」というお店でシンプルな黒のクロッグサンダルを見つけましたが、サイズ2は一つも無かった。

大汗をかきながら歩き回って、結局ゴムサンダルは買えませんでした。やっぱりね、高い送料がかかってもオンラインショップで買うしかないです。最初からそうすれば良かったですよ。

靴探しは不可能に近いということは骨身にしみて分かっていたはずでしたが、昨日もまた思い知らされました。


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2025年6月18日

値上がりし続けるヘアカット料金

あらゆる物の値段が値上がりしていますし、オーストラリアの労働者の最低賃金は、時給24.10ドルあるいは週休915.90ドルなんですから、ヘアカット料金だって値上がりして当然なんですけど。

ちょっと納得出来ないと言うか…

私の頭はベリーショートでね、ここ20年ほどスタイルを変えたこともなくて、いつも整えてもらうだけなんです。シャンプーは行く前にしますから追加料金払って美容院でしてもらうことはありません。

バリカンで襟足と耳の周りをガガーとやってから、全体を整えるのに要する時間はいつも5分くらい。髪の毛を濡らすこともないんです。

新型コロナの頃には40ドルもしなかったのに、行く度に値上がりして55ドルくらいになっていたんですが、いつもカットしてもらっているLさんが勤める美容院は経営難だったのか姉妹店と一緒になったので場所が変わりました。

場所が変わっただけじゃあなくて料金も変わりまして、前回行った時には60ドルを超えたんですよ。

朝9時の予約でね、他の客はいませんでした。9時ピッタリに到着したと思いますけど、美容師チームがミーティングをしていたので少し待たされました。ヘアカットを終えて車に戻った時に9時10分だったんだから、ホントにあっという間に終わったんだけど。

あれで60ドルか…


私の友人は、美容院ではなくてバーバー(理髪店)に行っているそうです。その友人も私と同じくらい短いヘアスタイルで、襟足と耳の周りはバリカンでガガーとやってもらうんだそうですが、40ドルも払っていないと言うんですよ。

おじさんやお兄さん達に混じってやってもらっているんだそうです。私もバーバーに行ってみようかなあ。

近所のショッピングスクエアには2店のバーバーが入っています。ヒゲの濃いおじさんやお兄さん達が働いています。イラクとかアフガニスタンとかパキスタンとか、あの辺りの国出身っぽい外見の人達ですけど、あそこに入るのはちょっと勇気がいりますよ。

長年カットしてもらっているLさんは、いちいち説明しなくてもいいから楽なんですけど、場所が変わったから遠くなったし、行く度に値上がりしている気がするのよねえ。

姉妹店と一緒になった美容室のウェブサイトには料金表が載っていましてね、バリカンで整えるだけのカットの料金は47.50ドルだったのに、今は50ドルになっています。

しかし、美容師をLさんと指定すると57.50ドルなんですよ。でも支払う料金は60ドルを超えるんです。よく分かりません。料金のことであれこれ言いたくないから聞きませんけど、次回はさらに高くなっている可能性もあります。

そろそろカットが必要なんですよ。

中東系のヒゲの濃いおじさんのバーバーに行ってみようかなあと一瞬考えたけど、やっぱりちょっと勇気が出ないな。場違いすぎるというか、中国人のおばちゃん風の私がね、あの店に座ってあのおじさんに襟足を刈り上げてもらっている姿を想像すると、

違和感マックス!

やっぱりLさんにカットしてもらうしかないか。5分で60ドルだけど...


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2025年6月17日

ハンカチの季節到来

オーストラリアは、知る人ぞ知る「ハンカチ後進国」です。

ハンカチを持ち歩く習慣が無い人が多いのですよ。ポケットティッシュすら持ち歩いていません。手を洗ったらドライヤーで乾かすかペーパータオルを使いますからハンカチが必要無いのは分かりますけど、汗を拭いたりはどうするんでしょうか。

需要が無いのでデパートのようなお店でも売っていませんから、ハンカチを売っているお店を見つけるのに苦労します。運良く見つかってもろくなハンカチはありません。無地か小さな花柄か刺繍付きか、そういうのしか無いです。

紳士物なら割と簡単に手に入ります。ビジネスマンの皆さんにとってポケットにハンカチを持っていることはエチケットのようですからね、デパートの紳士服売り場に行けばを紳士物のハンカチは売っています。

そんなオーストラリアですが、今年もまた人々がハンカチを持ち歩く季節がやって来ましたよ。

今は冬ですからね、風邪を引く人が増えるでしょ?風邪をひくと鼻水が出ます。人々は鼻水を拭いたり、もっと言うと鼻をかむために、ハンカチを持ち歩くのでございます。

昨日買い物に行った時に何人も見かけたんです。ポケットや服の袖口からシワシワになったハンカチを取り出して、ブブーと音を立てて鼻をかむ人々を。全員が白人の高齢者でした。

これはねえ、ホントにもう、私がオーストラリアに住み始めた頃のカルチャーショックの一つだったんです。このブログで何度も話題にしましたけど、私にはハンカチで鼻をかむということが理解し難いことでしたから。

しかも、鼻をかんで濡れたハンカチは、くしゃくしゃと丸めてポケットや着ている服の袖口の中に戻すんですよ。そして再び取り出して何度も使うのです。濡れていない部分を探しながら。

繰り返し使っているとハンカチはどんどんしわくちゃになって行きます。しわくちゃになったハンカチは鼻水で濡れているんですから、それが乾くとカリカリになるんです。こういう状態になったハンカチを「クランチーハンキー」(Crunchy Hankie)と呼びます。「カリカリのハンカチ」と言う意味です。

うちの夫は、カリカリになって丸まった状態のハンカチを洗濯機にポイッと入れていたんですけど、

これが私には耐えられなかった!

貴方ね、他人の鼻水(あるいは鼻汁)でカリカリになったハンカチを自分の服や下着と一緒に洗えます?私は一緒に洗いたくなかったから、お湯につけてカリカリの鼻水を柔らかくして(うわあ気持ち悪っ!)、もう大丈夫と思えるまで手洗いしてから洗濯機に入れていた時期もあるんですが、そんなことをするのは止めたんです。私がする仕事じゃあないでしょう?

手洗いするのも気持ち悪いのよ。何でこんなことを私がしなくちゃあいけないの?

そこで、私は夫に言い渡したんですよ。カリカリになったハンカチは自分で手洗いしてから洗濯機に入れろと。自分で洗わないなら捨てるとも言いました。実際にカリカリになって丸まったやつを捨てたことが何度もありますよ。

そのせいかどうかは知りませんが、夫は私のようにティッシュを使うようになりましたから、「クランチーハンキー」に遭遇することはなくなったんですけど。


この「ハンカチ鼻かみ文化」は、親から子へ、そして孫へと代々伝わりますからね、私が教えていた小学校でもハンカチで鼻をかむ子はいましたよ。小さな子供が制服の袖口から取り出したハンカチで鼻をかんだ後、くしゃくしゃと丸めて袖の中に戻しているのを見て、「文化というのはこのようにして伝わって行くのだ」と感心したものです。

うちの夫だって母親から学んだのです。夫の母は今でもハンカチで鼻をかみます。使ったハンカチは袖口に入れておく派です。そういうのを目の前で見ても、私はもう何とも思いません。「おお、やってるやってる」と思うだけです。

多民族社会のオーストラリアでは、もちろんハンカチで鼻をかんだりしない人は多いですよ。でも、ポケットティッシュを持ち歩いている人もあまりいないんだから、皆さんどうやっているんですかねえ。

ちなみにハンカチ鼻かみ派の皆さんの中には、洗って何度も使えるハンカチはティッシュよりも環境に良いという意見があります。でも、衛生面のことを考えてご覧なさいよ。鼻水には細菌やウイルスが含まれているんですからね、使い続けてしわくちゃになっているハンカチはヤバい状態なんです。

あれを親子で共有したりしているのも見かけますけど、つまりお母さんが使ったやつで子どもの鼻も拭いていたりするんだけど、細菌やウイルスも共有しているってことじゃあないの?

まあとにかく、うちの夫の家族が先祖代々引き継いで来たこのハンカチ鼻かみ文化は、夫の代で終わりです。


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