レイジ(Rage)と言う単語はよく耳にする言葉です。辞書を引くと「激怒、憤怒」と書いてあります。激しい怒りという意味です。
ロード・レイジ(Road Rage)という言葉もよく耳にしますね。「ロード」すなわち道路上における激しい怒りという意味です。「あおり運転」と訳されていますが、危険な運転のことだけではありません。
怒りにとらわれた運転者が示す攻撃的な行動全般を意味します。他の車の運転者や歩行者への言葉や身体的な威嚇や脅迫が含まれます。事故の元ですし、殺人につながることもあります。
怒りにとらわれると、ろくなことになりません。
一昨日、私がうちの夫に抱いたレイジ(激しい怒り)ですけど、どうしてあんなに激しい怒りが湧き上がったんでしょうか。私が2時間がかりで作ったグリンピースとハムのスープを夫が食べてくれなかったというだけのことですけど、夫が大声で「ああうるさい!自分が食べるものは自分で決める!」と言ったのが引き金になりましたね。
あれで、カレーライスと干しぶどうにまつわる「積年の恨み」が一気に蘇ったと言うか。
怒りを持ち続けると疲れるしメンタルヘルスにも良くないので、「この人はこういう人なんだからどうしようもないと」割り切るように努めました。要は無駄な努力をしないことですよ。
帰宅したらすぐに出来立ての美味しい晩ご飯を食べさせてあげようと、GPSで居場所が分かるアプリを使ってタイミングを見計らうなんていうことはもうしません。冷えて味も落ちた料理も、電子レンジで温めて食べりゃあいいんだし、味覚音痴の夫には温め直したのと出来立てとの違いなど分からないでしょう。
そう考えると怒りはおさまって来たんですよ。
しかし、怒りがおさまって来ると、うちの夫がいつもあんな調子なわけではないことも分かるんです。
昨日は仕事で大変なことがあったらしくてね。早番出勤で遅番の帰宅だったから12時間立ちっ放しで、大変疲れている様子だったのですが、私は親切にしませんでした。晩ご飯は全部冷たくなったもの。勝手に温めて食べてちょうだいと言った後は、夫のことは無視しました。
そういう態度をとると気分が晴れるかというと、実はその逆ですね。自分が嫌な人になっているのが分かりますから。
無駄な努力をしないことで努力が報われない失望感を回避するつもりでしたけど、努力を認めてもらうために美味しいものを作ろうと努めているわけじゃあないということにも気づきます。
どうせ作るなら美味しく食べてもらいたい、それだけですよ。それは自分のためでもあるんです。そして、ほとんどの日は夫は感謝して食べているわけ。
やっぱり、問題はカレーライスと干しぶどうだったと思うな。あれのせいで生まれたレイジ(Rage)の記憶は、私の頭から消えることはないのですよ。
でもね、カレーライスの件はもう解決したんです。カレーライスは頑張らないと決めたんだから。好きなだけ干しぶどうまみれにして食べればいいと思っています。もう干しぶどうについてああだこうだと言うのは止めましたけど、先日はつい一言言いました。
「そうやって、いつでも100キロカロリーくらい追加して食べているわけよね」
そうしたら、先週カレーを作った時は干しぶどうをふりかけなかったんですよ。私は黙っていてもちゃんと見ていますからね、それに気づきました。「カロリーを追加している」という言葉が、減量しないといけない夫の行動を変えるかもしれません。
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