2025年4月28日

昨夜は全く頭に来た!

うちの夫が晩ご飯を作る私に対して、敬意や配慮に欠けることが良くある件については、このブログでも度々話題にして怒りをぶちまけて来ました。

特にカレーの件ね。

カレーには大量の干しぶどうをふりかけて食べることに意地になっている夫が、「今日のカレーは手間をかけて作ったから、せめて一口くらい干しぶどう無しで食べてくれない?」と私が頼んでも、「十人十色」などと理由の分からぬことを言い、私の頼みを無視してカレーが見えなくなるほどの干しぶどうを嫌がらせのようにふりかけた、というような話の数々です。

そこで、私は干しぶどうとは合わない味のカレーを作ったりして復讐を繰り返したのですよ。かつお節や昆布の出汁で煮た醤油味とか、ワカメと青梗菜と青ネギのカレーとか、ツナが入った魚臭いカレーとか。

しかし、具材がいかなるものであろうとも、カレー味と分かれば干しぶどうを大量にふりかけて食べるんです。

この件については「積年の恨み」というのがあるんですよ。

昨日はね、天気も悪かったし肌寒かったし、夫はちょっと風邪気味のようでもあったので、栄養のあるスープを作ってあげようと思ったんです。最近晩ご飯が「具だくさんスープ」なことが多いんですが、昨日はちょっといつもとは違うスープにしました。

作ったのは、グリンピースとハムのスープ「Pea & Ham Soup」です。


グリンピースは、スプリットピーズ(Split Peas)と呼ばれる乾燥させて皮をむいて半分に割ったえんどう豆を使います。これに野菜をいろいろ入れて、ハムは豚の足の部分の骨付き肉をスモークしたやつを使いますので、このスープは作るのに時間がかかるんですけど美味しいんですよ。

このフレーバーのカップスープも売られているくらいですから、人気があるスープなんです。これを、昨日は2時間かけて作りました。焼きたてのパンを一緒に食べられるようにと思って、うちの夫と息子が仕事から帰って来る時間を考えてパンも焼きました。

夫は仕事から帰って来てから紅茶を飲んでいましたが、「スープはもう出来ているからいつでも食べられるわよ」と言いましたら、しばらくしてキッチンに行きました。5時半頃でしたが、早い晩ご飯にしたいんだなと思って私もキッチンに行ったんです。

そうしたら、もう食べ始めていました。食べていたのは、残り物のパンプキンスープと焼き立てのパン。

「なんでそれを食べてるの?出来立てのスープが鍋にあるのよ。お肉もいっぱい入れて作ったんだから、そっちを食べて!」
「古いスープの方から食べた方がいいでしょう」
「いやいや、せっかく作ったんだから、出来立ての美味しいのを食べて欲しい!」
「もうこのスープを温めてしまったんだよ!今食べないと腐るでしょう!」
「そんな簡単に腐らないわよ!せっかく作ったんだから、今日作ったスープを食べて欲しいのよ!もっと栄養もあるし美味しいから!」

私は出来立てのグリンピースとハムのスープをボウルに入れて夫の前に置きました。「パンプキンスープは止めて!こっちを食べて!」

「ああうるさい!自分が食べるものは自分で決める!」

夫は大声でそう言うと、残り物のパンプキンスープを食べ続けたのでございます。

こういう時には、パンプキンスープを食べるのを止めて、スープを作った私が食べてくれと頼んでいるスープを食べるのが、作った私への思いやりというか敬意の表し方でしょう?

それを「ああうるさい!自分が食べるものは自分で決める!」とは何よ?

ぶちギレた私は夫とは口を利く気にならず、今朝も夫が仕事に出かけるまで寝室から出てこなかったのでございます。顔を合わせると、「積年の恨み」にも通じる怒りが抑えられませんのでね。

ちなみに、この夫婦間トラブルを目撃したうちの息子は、ぶちギレてドアをバッターンと閉めたり、鍋をガッチャーンと片付けたりしているお母さんに、「ご馳走さま、スープ美味しかったよ」と言いました。

良い息子です。

それにしても、努力が報われないどころかその反対の結果になることがしょっちゅうあります。お弁当作りを止めたのもそれがきっかけだったな。

せっかくお弁当を作ってあげたのに、出かける前になって「今日はいらないから」とか言われたら頭に来るでしょ?だからもう、今は晩ご飯の残りを容器に入れるだけです。

息子もいることだし、晩ご飯を作らないわけには行かないけど、出来立ての美味しいのを食べさせてあげようなんてねえ、そんなことを思うのは止めた方がいいわ。

塩分がどうのカロリーがどうの栄養がどうのと、夫の健康を考えて作るのもアホらしいわ。

もう無駄な努力はしませんよ!

(と言いつつ、またすぐに無駄な努力を始めるに決まってるけど…)


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