2025年4月19日

イースター連休と睡眠不足

昨日の金曜日は、キリスト教由来の祝日が続くイースター連休の初日「グッド・フライデー」(Good Friday)でした。「受難日」とか「聖金曜日」とか「復活祭前の金曜日」とも呼ばれます。

イエスという名前のユダヤ人がローマ帝国の派遣したユダヤ総督によって磔刑に処せられた(らしい)という日が「グッド・フライデー」です。キリスト教を信じる皆さんにとっては、クリスマス以上に重要な日だそうですけど。

ちなみに、「グッド・フライデー」(Good Friday)の「グッド」はね、「良い」と言う意味の「Good」じゃあないんですよ。「Good」というのは古い言葉の「Goode」が変化したもので、「Goode」とは「尊敬すべき、名誉な、聖なる」という意味がありました。だから、「Goode Friday」とは「聖金曜日」という意味なのです。

しかし、そんなことを知っている人は少ないでしょう。オーストラリア人というのは、ほとんどが無宗教に近いと私は感じますが、クリスマスもイースターもキリスト教とは関係なくなっていますし、多くの人にとってのイースターは秋の連休でしかありません。

うちの夫が勤めるツールショップは、毎年「グッド・フライデー」も営業していたんですけど、イースター連休は旅行に行く人が多いのでお客が来ません。だから、営業するとむしろ赤字になるらしくてね。

というのも、祝日に労働者を勤務させるとペナルティーレートという賃金の増額が義務付けられているので、雇用主は通常の2倍から2.5倍の賃金を払わないといけないのですよ。

ということで、今年の「グッド・フライデー」は休業になりましたので、うちの夫は家にいることになったのです。それを知った娘が、この日に夫の伯母のジョーンをランチに呼びたいと言いまして。

今年の2月、娘の大学院卒業を祝うために家族が集まることになっていたんですが、義母(夫の母親)のパートナーが心臓のトラブルで病院に運ばれたりして集まりは中止になりました。

その時にジョーンが作って来ることになっていた「イタリアン・トライフル」を作って来てくれるようにと娘がリクエストしてジョーンを喜ばせました。ランチのメニューは「手巻き生春巻き」にすると娘が決めました。

材料は私が買っておきました。娘は金曜日の朝やって来ることになっていましたから、私は当然娘が来てから料理をするのだろうと思っていたんですよ。もちろん私も手伝うつもりでした。

春巻きのタレを作ったりエビを茹でたりと簡単なことは、朝のうちに私が一人でやっておきました。

ところが娘が来ない…

知人の犬を預かっているとかで、その犬の飼い主が犬を迎えに来ないと帰れないと言うのです。

間に合わなくなると思ったので、薄切り牛肉を甘辛く煮たのは私が作りました。ところが11時近くになってもまだ来ません。野菜の準備も私が始めました。

「どうなってるんだ?」と思って電話をしようとしたらメッセージが届きました。「鍵が見つからなくて探しているので遅れます」

何だそれ!

伯母のジョーンは、約束通り12時ぴったりにやって来ましたよ。娘がリクエストしていた「イタリアン・トライフル」も作って来てくれていました。ティラミスにラズベリーを加えたようなデザートでした。

昨日は、ジョーンが来たらすぐにお昼ご飯にするつもりだったから、おつまみや前菜を準備していませんでした。私達はアルコールを飲まないので、ワインも買っていませんでした。

テーブルを囲んで話を始めたんですが、出せるものは水だけという状況です。何かおつまみに出せるものはないかとゴソゴソしていたら、戸棚の中に白ワインが1本あったので、それを飲むことにしました。冷えていませんから、濡れタオルに包んで冷凍庫に入れました。

急いでワインを冷やしたい方には、この方法をオススメしますよ。10分ほどで冷たく冷えました。

ナッツがあったのでそれを出しました。ワインを開けて、おしゃべりは続きました。しかし、

娘は来ない…

困りますよ、こういうのは。

ジョーンを呼んでランチをしたいと言い出したのは娘なのに。ランチの準備の手伝いにも来ず、約束の時間にも遅れて…

40分以上も遅れて娘はやって来ました。とても楽しい午後ではありましたが、料理も片付けも洗い物も全部私がほとんど一人でしたのでした。


ところで、偶然見つけた戸棚の中にあった白ワインというのは、ヤラバレーの有名なワイナリー「イェリング・ステーション」(Yering Station)のシャルドネでした。おそらく、うちの夫が誰かにもらったんだと思いますが、これがとても美味しかったのですよ。だから私も少し飲んだのです。

今年になって、何回かワインを飲んだ機会がありましたが、ワインを飲んだ日は100%の確率で睡眠の問題が起きました。夜中に目が覚めて眠れなくなるという問題でした。

そして、昨夜も同じことが起きましたよ。

寝付くのは問題なかったんです。ところが、1時頃に目が覚めておトイレに行った後が眠れませんでした。4時が近づく頃にはもうあきらめて、とにかく目を閉じて横になっていました。今日は頭がフラフラです。

なぜワインを飲んだらこういうことになるんでしょうかね。大した量を飲んでいませんよ。しかも、飲んだのはお昼です。ワインのせいなのか、日常とは異なる状況やおしゃべりで脳が刺激されるからか。

ワインを飲む時は、その夜の睡眠のことを覚悟しないといけないようです。


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