うちの夫がクイズ番組「ザ・フロア」(The Floor)の出演準備にのめり込んでいることを先日から度々話題にしていますが。
テレビ局のウェブサイトから応募フォームを送っただけなのに、まるでもう出演が決まったかのように準備にのめり込み、朝から晩まで口にする話題といえばこの話だったんですけど、パタリと話題にしなくなりました。
さすがに現実を悟って自分にはチャンスが無いと分かったようですが、同じく応募フォームを送っていた義妹(夫の妹)にはテレビ局から連絡があって、スクリーンテストをしたんですよ。
それで、今度は妹の出演準備を助けることにのめり込んでいたんですけど、そちらの話題もパタリと消えました。
スクリーンテストはオンラインで行われたそうなんですが、見た目というかテレビ映りを審査するだけじゃあなかったんです。俳優のスクリーンテストでは演技力が審査されるのと同じで、クイズ番組出演者の場合はクイズの回答パフォーマンスが審査されるんだそうです。
クイズ番組「ザ・フロア」を制作しているテレビ局は、コスト削減のために番組撮影場所であるオランダのアムステルダムの近くに住んでいるオーストラリア人を探しているということだったんですが、ヨーロッパ在住でもオーストラリア人でなくてはいけないわけです。
つまり、オーストラリア人としての一般常識は不可欠なわけですよ。
スクリーンテストでは、義妹が答えられなかった質問がたくさんあったそうです。例えばオーストラリアの人気テレビ番組に出演しているタレントの名前とか、オーストラリアの政治家の名前とか。
元首相のマルコム・ターンブルの名前を問う質問で、義妹はスコット・モリソンと答えたそうなんですけど、
それはちょっと…
スコット・モリソンは、マルコム・ターンブルが辞任に追い込まれた後に首相になった人ですが、この2人の名前を間違えるのはオーストラリア人の一般常識としてかなりアレかなと思います。
義妹は、20年近くカタールとドバイに住んでいますので、首相の名前が分からないのは仕方がないとは思いますけど。
スクリーンテストの後、テレビ局からはまだ何の連絡もありません。おそらく出演のチャンスは無いと思われるわけで、うちの夫の熱も急激に冷めたというわけでございます。
うちの夫は双極性障害がありますので、時々あることに異常に夢中になってのめり込むことがあるんですが、夫の言動に振り回されて私自身のメンタルヘルスが悪化するのを防ぐには、いちいち本気で聞かないことに限ります。「ああ、また始まったか…」ぐらいに考えて、様子を観察するんです。
常軌を逸したレベルの楽観主義で大風呂敷を広げることもありますからね、そんな話を喜んで聞いていては後悔するだけですから。これも病気の一部だと考えるから我慢出来るんですよ。
そして、まあいろいろ苦労はありますけど、うちの夫は基本的には正直で良い人だと知っているから一緒に暮らし続けられるわけです。
今日は日曜日ですが、いつも通りに仕事に行きました。明日から1週間の休暇です。
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