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2025年6月16日

このパンが焼けなくなったら認知症

パンですけど、2〜3日おきに焼いています。ご飯を炊くのと同じ感覚でやっています。


パン作りも、最初の頃はいろいろなパンを焼いていたんですが、作り続けているうちに一番好きなタイプのパンばかりを焼くようになり、手が痛いから捏ねたりするのも嫌なので、レシピはどんどん簡単になりました。

今はもう考える必要もない単純レシピになっています。捏ねなくてもちゃんと弾力のあるパンにするために、私は粉とお湯の割合を2対1にしています。覚えるのも簡単ですからね、いつの間にかそうなりました。

いつも作っている材料は以下の通り。11 ✕ 27センチの型で焼くのに適した量です。

<材料>
パン用の強力粉 4カップ(*1カップは250ml)
ドライイースト 1袋(7グラム)
砂糖 小さじ山盛り2杯
塩 小さじ山盛り1杯
お湯(温度は高め) 2カップ
油 大さじ2杯くらい(私はサンフラワーオイルを使います。お好きな油を使ってください。入れなくてもいいです。)

パン用の強力粉は、どこのスーパーでも売っているこれを使っています。


同じブランドから1キロ入り袋も売られていますが、5キロ入り袋の方でなくてはいけません。1キロ入りの強力粉と5キロ入りの強力粉は別物ですよ。同じように作っても同じ生地になりません。必要なお湯の量も変わります。

作り方は以下の通り。私は蓋付きのボウルで生地を作ります。作る度にゴミが出るようなやり方はいけませんから、ラップなんて使いません。

1.お湯とオイル以外の材料をよく混ぜてから、お湯と油を加えてシリコンのヘラでまとまるまで混ぜます。

この生地はヤワヤワでベトベトですから、捏ねようと思っても捏ねられません。生地がまとまったらお皿などで蓋をして10〜15分くらい温かいオーブンの中に置いておきます。取り出したら、水(またはお湯)で濡らした手で生地の端っこを持ち上げて真ん中に持って来るというのを10回くらいやります。餅つきの返し手の要領です。

2.この手順を繰り返します。ボウルに蓋をして10〜15分くらい温かいオーブンの中に置いておいて、取り出してから濡らした手で生地の端っこを持ち上げて真ん中に持って来るというのを10回くらいやります。10回以上やってもいいです。


30分ほど経つと2倍に膨らみます。


膨らんだら型に移します。必要なら型に油かバターを塗ってください。生地は見てお分かりのようにヤワヤワでベトベトですから粉をふって取り出して、型に落とし入れたら同じ厚さになるように広げます。デコボコになっても平気です。


3.再び温かいオーブンの中に置いておいて生地が膨らむのを30分くらい待ちます。型の上端まで膨らんだらオーブンから取り出して、オーブンを190度に予熱します。待っている間に更に膨らみますから、このくらいで出します。


4.190度になったらオーブンに入れて40分焼きます。中はもちもち皮はパリパリのフランスパンみたいな食感のパンになります。私は日本の食パンみたいなふわふわのパンよりも、断然このパンの方が好きなんです。



何年も作り続けて来たので、今ではもう材料の分量も手順も考えなくても作れるわけですが。お店で買って来るパンより美味しいし安上がりだし、時間はかかるけど簡単ですからね。必要な道具もボウルと計量カップとシリコンのヘラだけですし、ケーキを焼くより簡単ですよ。

当たり前のように焼いているので、このパンが焼けなくなった時は認知症を心配しないといけないと思います。

毎朝作っているポリッジ(オーツ麦のミルク粥)とか、モカポットで淹れるコーヒーとか、考えなくてもやっている日々の作業というのがありますけど、時々手順が狂って「あれっ?」と思うことがあるんですよ。

そういう時には、手順を考えないと出来ません。「私、大丈夫か?」とドキッとしますが、そういうことが起きるのはひどい睡眠不足の時です。

それから、最近はパンのことを忘れてしまって発酵が進み過ぎたり焼き過ぎたりすることがあるので、必ずタイマーをセットしてやっていますよ。家事をしながらやっていると忘れますからね。待っている間に外に出て草取りなんか始めたら絶対に忘れますから。

生地をいくつかに切り分けて焼くとディナーロールになります。こういうのは完璧なまん丸でなくてもいいんですからね。半分の量で作ると大きいロールが4個出来ます。


ついでに、このレシピの粉の分量だけを3カップに減らすとフォカッチャ(Focaccia)が作れますよ。ヤワヤワでブヨブヨの生地になります。ボウルから取り出す時は油をふりかけて取り出します。油はオリーブオイルを使ってください。それを平たくしたのに塩やハーブをふりかけて高温で焼くんです。

この捏ねないレシピは万能ですからオススメです。


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