我が家の裏隣りの家は賃貸のシェアハウスで、4人の女性が住んでいると聞いています。住んでいらっしゃる皆さんは庭のメンテナンスなどしなくてもいいのか、家の周りの木は茂りまくっていたし、草ぼうぼうでした。雑草や植木のツルが塀板の隙間を通ってこっち側に伸びて来るもんですから、私は草取りの度に迷惑だなあと思っていたんですけど。
塀に沿って木もたくさん植えてありますから、葉っぱがこっち側に落ちて来ます。それはお互い様ですから我慢して掃除をしていますが、木の葉っぱはその家の屋根の上にも降り積もっていたのですよ。
雨樋や屋根に溜まった葉っぱが腐って土になり、そこから草が生えていて花も咲いたりしていました。私達が住んでいる家の窓からそれがよく見えるんです。何年も雨樋や屋根の掃除などしていないのは明白でした。
今年になってこの家の持ち主がお亡くなりになり、もうすぐ家が売りに出るという話でしたが、業者がやって来て庭の手入れを始めた時には、うちの夫と私は「庭の手入れなど全く無駄なことだ」と話したんですよ。
私達が住んでいるこの辺りでは、古い家が売りに出されるとデベロッパー(住宅開発会社)が買って家を取り壊し、その敷地に2〜3軒のユニットを建てるというのがお決まりのパターンだからです。一般の個人が買いたいと思っても、デベロッパーの資金力にはかないませんからね。
デベロッパーにとって価値があるのは土地だけです。どうせ取り壊して更地にするんですから、庭の手入れも家のペンキ塗りも全て無駄なことなんですよ。
ところが、昨日の日曜日、キッチンで洗い物をしていたら、その家の屋根の上に人がいるじゃありませんか。何をしているのかと思ったら、高圧洗浄機を使って屋根の掃除をしていたのでした。
少しでも見た目を良くして高い値段で売ろうとしているわけですね。これまた全く無駄なことだと思いましたけど、午後遅くには何と屋根は新しく塗装もされてピカピカになっていました。
そして、夕方のこと。
用事があって裏庭に出たら、
何だこれは!
裏庭がすごいことになっていたんです。
屋根の上から高圧洗浄機で泥や腐りかけの葉っぱや瓦の欠片やあれやこれやを吹き飛ばしたのが、塀を越えてこちら側に降り積もっていたのですよ。
そこには洗濯物干し場があるんです。昨日は洗濯物をそこに干していなかったんですけど、もし干していたら全部洗濯をし直す羽目になっていたでしょう。
屋根の上にいる人には見えたはずですよ。高圧噴射する水が吹き飛ばしているものが塀の向こうに飛んで行くのが。
ああいう屋根掃除をすれば、距離が近い隣りの家に迷惑がかかるのは当然のことですからね、一言断りを言いに来てくれていたら心構えも出来たし、腹も立たなかったと思いますけど、まったく頭に来たわ。
今日はこれから裏庭の大掃除です。
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