昨日もまた、まぶしい青空が広がった秋晴れの一日でした。
メンタルが落ち込んで「うつ状態」一歩手前まで行っていたうちの夫は、昨日から4連休です。私は夫を誘ってどこかに行こうかなと思っていたんですが、夫は自分が好きなことをする計画を立てていたのでした。
それは、
木を切ること!
しかも大きな木です。枝がたくさんあって、幹を根元で切ったらおしまいというような簡単なのではなくて、切るのにロープやら何やらいろいろな道具と、時には物理の知識も必要な大きな木です。高い枝を切るには登らなくてはいけません。頭を働かせながら大枝を落とし、最後に太い幹を切り倒す、そういう木です。
幹を切った後に、切り株の周りを掘って巨大な根っこを掘り出すのも大好きなはずですが、そんなことをする体力が今もあるのかどうかは知りません。若かった頃は、まあすごかったですよ。
とにかく、木を切るのが好きなんですから、父親に木を切って欲しいと頼まれたのは良いタイミングでした。
うちの夫の父親と中国人の奥さんが2月から住み始めた家には、一昨年までは私達家族が住んでいたんですけど、家は大きなユーカリの木に囲まれているんです。そのうちの1本が家に近過ぎるので、切って欲しいんだそうです。
木を切る仕事をする時にはアシスタントが必要なのですが、私が行っても役に立ちませんので、息子が行きました。業者に頼むと結構な費用がかかる仕事なので報酬はもらうそうです。息子にとっては、これも日本旅行の費用を稼ぐアルバイトなのでございます。
それはいいんですけど、昨日はちょっと心配な出来事があったんですって。
休憩時間に父親が紅茶を出してくれたそうなんです。うちの家族の紅茶の好みは、砂糖無しのミルクティーです。うちの夫は、ティーバッグを入れたままにして渋いくらいに濃くしたのが好きです。
まあとにかく、父親が紅茶をいれて持って来てくれました。
ところが、紅茶は真っ白だったのです。紅茶の色は付いていないし紅茶の味もしないどころか、冷たかったんですって。
夫の父親が、ケトルに水を入れたもののそれを沸かすのを忘れて、冷たい水で紅茶を入れ、それにミルクを入れて持って来たので紅茶が真っ白だったらしいんです。そして、お湯を沸かし忘れていたことに全く気づいていなかったと言うんですから、これはまた認知症が進行していることを示す新たな出来事なのです。
この父親は、メルボルン市内で何度も事故を起こしていましてね。全て父親の判断ミスや誤った運転のせいでしたから、夫や義妹弟達は父親の認知能力と運転能力の低下を心配して、運転免許証の返納についても話し合っていたことは何度か記事に書きましたけど。
交通の便が悪い山の中の家に引っ越して来たばかりですし、車の運転をあきらめさせるのは父親の自由を奪うことでもあるので、どうするべきかと悩んでいたところ、VicRoads というヴィクトリア州の運輸交通局みたいなところに、誰かが匿名で報告したんですよ。
それで VicRoads から父親に診断テストを受けるようにという手紙が届いたんです。もうすぐそのテストを受けることになっているはずなんですけど。
運転はもう止めた方がいいんじゃあないかと思わされるエピソードが増えています。いろいろ間違ったり忘れたりしています。先日は衝突事故寸前という出来事もありました。あの時は、助手席にうちの夫が座っていたので、少し止まるのが遅かったら夫は大怪我をしていただろうという状況でした。
夫の父親は自尊心が高い人だし、まだ77歳ですからね、免許証を返納する気などさらさら無いわけですが。
診断テストに不合格になるのが一番いいと私は思っていますよ。
お帰りの前に1クリックを!

0 件のコメント:
コメントを投稿