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2026年4月4日

イースター連休と石油危機

イースター(復活祭)は、イエス・キリストが復活したことを祝う日ですけど、日付は毎年違います。「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められているんだそうです。

今年は、春分の日の後の最初の満月が4月2日でしたので、4月5日の日曜日がイースターです。そして、毎年このブログに書いていますけど、無宗教の人が多いオーストラリアでは、多くの人にとってイースターは秋の4連休でしかありません。

イースター連休は、金曜日に始まり月曜日に終わります。ツールショップに勤めるうちの夫は、金曜日と日曜日以外は仕事です。ただし、息子は商品の受け取りや管理などを行う部署で働いていますので4連休なんです。だから、どこかに旅行に行こうかと考えていたんですよ。

しかし、それはあきらめたんです。燃料不足の問題が深刻になって来たからです。ガソリンもディーゼルも値上がりし続けていますが、値上がりしても買えるうちはいいんですけど、売る燃料が底をついたガソリンスタンドが増え続けているんです。

先日の記事「ガソリン満タン100ドル以上」にも書きましたが、国内に製油所が2カ所しかないオーストラリアは、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料の多くを輸入に頼っているために、中東情勢の影響が大きいのですよ。

昨日の時点で、オーストラリア国内 410店でディーゼルが、145店で無鉛ガソリンが品切れです。ヴィクトリア州では、76店でディーゼルが、37店で無鉛ガソリンが品切れです。燃料のパニック買いが起きていますから、これからどんどん増えるでしょう。

車で旅行に行って、もしも燃料が手に入らなかったら、立ち往生するし帰って来れなくなりますからね、息子は旅行に行くのは止めたのです。

ガソリンやディーゼルが手に入らなくなると、一般市民にとっては移動の手段を失うということで問題ですが、物流が機能しなくなれば非常に深刻な問題になります。スーパーはあっと言う間に空っぽになってしまうでしょう。

農家の皆さんは作物の収穫が出来ませんよね。バスも動かなくなるでしょう。ごみ収集車も来ませんよ。暮らしへの影響は計り知れません。

燃料を積んだタンカーが現在オーストラリアに向かっていると報道されていますが、安定供給にはほど遠いと思われます。ホルムズ海峡封鎖が長引けば、経済危機どころじゃあない影響が出ると思います。


米国がイスラエルと一緒になってイランを攻撃したことが、このように私達の暮らしに影響して来るわけですが、その米国は、ホルムズ海峡の封鎖で困っている国々は自分で石油を取りに行け、米国は助けないぞと言っているわけでね。

世界は日に日に悪くなる、その原因を作っているのが、かつて自由と民主主義世界のリーダーだった(過去形)米国だというのが、ホントにもう何と言っていいのやら。

あの米国がこんな権威主義国家になってしまうと、誰が想像しましたか?「米国の有権者は、何でこんな人間を大統領に選んだんだよ!」と腹が立つやら呆れるやら。

かつて、第1次石油危機(オイルショック)が起きた時、私は子供でしたが、ニュースを見て心配したことは覚えています。原油の供給逼迫と価格の高騰で経済が大混乱したわけですが、一番記憶に残っているのはトイレットペーパーの買い占めです。節電のために様々なことが行われました。

その後、何度も石油危機はありましたが、私達の暮らしが中東の石油に依存している限り、こうした危機は起きます。さて、今回の石油危機はどのようにして解決するんでしょうか。

物価高騰くらいで終わればいいけど、車がないと機能しない広大な国であるオーストラリア社会がどんなことになってしまうのか。燃料不足が脱ガソリンの動きを加速させるかもしれません。


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